ついに梅雨明け!!

  ついに、ついに梅雨明けしました?(o)/!23日午前11時のニュースでその一報が飛び込んできました。

 思えば今年は、「九州南部は64日ごろに梅雨入りしたと見られる」と宮崎気象台の発表がありました。これは平年の「531日ごろ」と比べると4日遅く、昨年の「523日ごろ」と比べると、なんと2週間近くも遅い梅雨入りだったわけです。ですから梅雨明けは少々遅いかも?と思ってはいたのですが・・・。

 その梅雨明け、平年は「714日ごろ」だそうですから、単純計算で718日には梅雨明けしてくれてもいいはずと思っていたのですが、結局平年より9日遅くなってしまいました。昨年の梅雨明けはなんと78日!それとくらべると半月も遅かったわけです。どうりで長いはずです。

 実は23日早朝発表のweathernewsのホームページ。宮崎県の天気予報(http://weathernews.jp/map/html/miyazaki.html)にこんなくだりがありました。「今日も雲が多く、モワッと蒸し暑い空気が充満…。にわか雨の可能性があるので、お出かけの際は折りたたみ傘があると安心です。この天気が回復すれば、ようやく夏本番の到来です」・・・。これはひょっとして、いよいよ梅雨明けするということか?と大いに期待していたのですが、見事にそれが的中してくれました。

 とは言うものの、喜んでばかりはいられません。これから気温がぐんぐん高くなってきます。室内でも熱中症の恐れがあることは周知の通りです。ましてや計画停電が無いとも限りません。宮崎県の空と緑と太陽のもと、今まで以上に気を引き締めて、利用者様の健康管理に努めましょう。

地団駄(じだんだ)

 ムシムシ、ジメジメ、暑いです。ああいやだ、いやだやだやだ、ああいやだ。などと詠んでみても暑いです。あづいよー、あづいよー、かき氷食べたいよ?、と地団駄を踏んでいると、余計に不快な気持ちになるのですが、地団駄を踏んでいる己の姿にふとした疑問が湧いてきたのです。「ジダンダを踏むって何だろう?」と。

 ”ジダンダを踏む”すなわち”地団駄踏む”を広辞苑でひもとくと「怒りもがいて、またくやしがって、はげしく地面を踏む」とあります。つまり不快な場合に踏むものではないのですが、気になるのは「地団駄」。同書では「じ?だんだ【地団駄・地団太】‥ジタタラ(地踏鞴)の転」とあります。そしてこの「たたら(踏鞴)」も同書にありました。すなわち「たたら【踏鞴】(1)足で踏んで空気を送る大きなふいご。地踏鞴」と。

 つまり送風機です。宮崎駿監督の名作「もののけ姫」をご覧になった方ならピンと来ることと思いますが、「たたらば(踏鞴場)」で女性達が縄につかまり、調子を合わせながら、みんなで踏んでいたやつ。あれが「たたら(踏鞴)」なのです。ああやって風を送っていたわけです。ちなみに先日のこと、某テレビ番組で世界最強の送風機が出てきて、これまた最強のシャッター(の補強材)と対決していましたが、その風速たるや、毎秒80メートルを超えていましたね。すごいです。ぶっ飛びです。ただし、その対決、どちらが勝利したかはここで申し上げる事を控えさせていただきますが・・・。

 さて、節電の夏です。私たち老健施設に勤める者としては、利用者様の体調管理のために、冷房の使用は不可避ですが、より効率的な温度管理をはかるために、扇風機はもとより、サーキュレーター、うちわ、扇子など、必要に応じて適切な送風機を使用しながら、この夏を乗り切って参りましょう。

研修会開きました(ケアプラン部会:その2)

 午後からは、7つのグループに分かれて事例検討を行いました。老健施設の入所者という前提で、まず、入所に至る経緯や現在の病状、ADL状況、精神状態、本人や家族の意向などの情報について、グループごとに読み込みを行いました。続いて、司会役となった受講者を中心に援助の方針や解決すべき課題、援助目標、そして援助内容などを話し合い、施設サービス計画書を作り上げていきました。

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 それぞれのグループには、高齢者ケアプラン部会の各委員がつき、必要に応じて助言を行いました。「利用者の命と暮らしを支えたい!」という熱い思いの受講者も多く、委員も交えて濃密な意見のやりとりが会場のあちこちで見られました。

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(↑納得いくまで話し合い、プランを作り上げていきました)

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【新委員の竹内詠規さんは、しあわせの里に勤める大ベテラン。的確なアドバイスに受講者も納得】

 研修会の最後は、各グループが作成したサービス計画書の発表会。いずれの計画書も、各グループの思いが込められた素晴らしい内容で、グループの代表者が発表を行うと、受講者達は、自分たちのプランとの相違などについて、熱心に聞き入っていました。

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(いずれのグループもすばらしいプランが出来上がり、会場からは拍手!)

 長丁場の研修会でしたが、実践的で内容の濃いものとなっただけでなく、受講者同士での意見や情報のやりとりも盛んに行われ、交流の輪が広がる充実した一日となりました。

研修会開きました(ケアプラン部会:その1)

 (社)宮崎県老人保健施設協会高齢者ケアプラン部会は714日、宮崎市のJAAZMホールで包括的自立支援プログラム策定研修会を開きました。

 今回の研修会は、ケアプランを策定したことがない人や、今ひとつ自信がない人、疑問や質問を抱える人などが対象。参集範囲を会員施設外にも拡大し、会員施設や特別養護老人ホームなどから42人が受講しました。

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 午前中はまず、部会委員の紹介に続き、帳票類の説明とサービス計画書の記入に関して同部会の原貴子委員(相愛苑)が説明を行いました。「ケアプランは契約書。絶対的になくてはならないものです。必ず実行するという確約であり、実行しなければ契約違反です。みなさんはそれが作れるプロでなくてはなりません」と前置きした上で、 (a)要介護認定と連動している、(b)具体的ケアを検討する「ケアチェック表」を活用し、ケアがスタッフや家族にわかりやすい、(c)在宅での使用を想定しており、社会的要因が抽出可能・・・など、包括的自立支援プログラムの特徴を示しました。また、ケアチェックを行い、解決すべき課題の優先順位を検討する上で、(1)緊急度(生命に関わること、痛み、身体的苦痛)、(2)必要度(本人および家族希望、介助量の軽減、ADL維持)、(3)実現可能性(在宅生活維持、将来的に解決すべき課題、QOLの向上)・・・に留意して決定するようポイントを説明しました。

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 続いて施設サービス計画書の記入方法については、それぞれの書類の整合性がとれていることが大事であるとしながら、ニーズの記載方法について「『○○したい』、『○○できるようになりたい』などと、その人の思いをくみ取り、その人が前向きになるような表現をすることが”ポジティブプラン”につながる」と説明すると、受講者はメモを取るなどして聞き入っていました。

(つづく)

サルコペニア学びました(栄・給部会研修:その2)

 講演の後、(社)宮崎県老人保健施設協会栄養・給食部会の船ヶ山 塁副委員長が、同部会の平成23年度事業報告および決算報告、そして平成24年度事業計画および予算について説明。引き続き、研究発表が行われました。

 この研究発表は、去る316日に宮崎市で行われた 第9回(社)宮崎県老人保健施設協会研究大会の中で発表されたものを、会員施設の栄養スタッフが多数集まった今回の研修会の中で、改めて発表したものです。

 はじめに、サンフローラ宮崎の荒川直美さん(下の写真)が「利用者様に喜ばれる新メニュー導入への取り組み」と題し発表。利用者に今まで以上に喜ばれる食事を提供しようと調理勉強会を行い、食べやすく目新しい利用者に提供したところ、好評を博し、残食量も減っただけでなく、調理手順などが職員間で共有できるなどの成果が上がった事例を紹介しました。

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  続いて、長寿の里の村尾理絵さん(下の写真)が「安心して食べられる食事を?なめらか食?を導入して」と題し発表。昨年6月から約1年の期間をかけてなめらか食の完全導入をめざし、作業行程の改善や栄養面の充足などについて、スタッフで勉強会を開催。イベントで試食をしてもらうなどの取り組みを繰り返しながら成果を上げてきた経過を報告しました。

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 最後にグループワークを行いました。各施設における栄養・給食部門における意見や情報を交換し合い、明日からの業務に役立てようと、各グループとも、熱心な発言が相次ぎましました。あいにくの悪天候でしたが、内容の充実した有意義な研修会となりました。

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(↑和気あいあいの中にも真剣な意見が交わされたグループワーク)


(終わり)

サルコペニア学びました(栄・給部会研修、その1)

 (社)宮崎県老人保健施設協会栄養・給食研究部会は712日、宮崎市のひむか苑で研修会を開きました。県内の会員施設などから30人が参加し、リハビリテーション栄養の大切さを学びました

 今回の研修会に取り上げたのは「サルコペニア」。高齢者の自立を妨げる大きな要因とされ、栄養障害が原因の一つとされるこのサルコペニアについて、正しい知識を身につけようと、ネスレ日本株式会社九州支店の木元太一郎さん(下の写真)を鹿児島から招き、講演をしていただきました。

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 サルコペニアとは、狭義には「加齢に伴う筋肉量の低下」、広義には「すべての原因による筋肉量と筋力の低下」を言うとのこと。しかし、日本ではあまりその名は知られて折らず、ネットで検索したヒット件数で比べると、「高齢化」が約1,440万件、「認知症」が約268万件、「骨粗鬆症」が約617千件なのに対し、「サルコペニア」は約19千件しかヒットしないそうです。

 ところが、「四肢や体幹のサルコペニアは寝たきりを引き起こし、嚥下筋や呼吸筋もそれぞれの障害を引き起こすリスクがある」との説明に、参加者は驚きの表情を見せていました。それだけでなく、65歳以上の高齢者の3人に1人、つまり約850万人がサルコペニアと推定されているのだそうです。このサルコペニアへの対応として、筋トレや早期離床、疾患管理に加え、木元さんは「適切な栄養管理が大事」と強調されました。

これを踏まえ木元さんは、「高齢者はたんぱく質摂取量が減少している」、「ロイシン摂取により筋たんぱく質の合成が促進される」、「脂質・糖質からのエネルギー(Non Protein Calorie)が十分な場合は、たんぱく質が体たんぱく質が合成に使われるが、十分でないと、たんぱく質がエネルギー源に使われる上、代謝産物が腎糸球体のろ過機能に負担をかける」「ビタミンDの摂取により、転倒、骨折が減少する」など、具体的な栄養管理の方向性を示されました。

講演のおさらいとして木元さんは、

(1)サルコペニアとは、加齢に伴う筋力・筋肉量減少である

(2)サルコペニアの予防・改善には体動と栄養が必要である

(3)高齢者の体組成の特徴は、筋肉が減って脂肪が増える傾向がある

という3点を強調されました。

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 参加者はメモをとるなどして、熱心に聞き入っていました。高齢者の自立を栄養面から支援する、リハビリテーション栄養の大切さを学ぶ貴重な機会となりました。(つづく)

「人財」になろう!

 「人財」というのは造語です。広辞苑(第6版)にも載っていません。しかし、遅くとも昭和後期には「人材から人財へ」などと用いられるようになっています。かのMicrosoft Office IME 2010でも「じんざい」で変換すると「人財」となります。(ただし、ATOK2011では出てきません)。

 「人材になるために7つの条件」というのをご存じでしょうか。私は知りませんでしたが、ネットで検索すると、ものすごい数がヒットしてびっくりしました。いろいろな企業のトップがこの「条件」を取り上げていますが、私たち老健施設で働く者にとっても、そのまま当てはめることができるものですので、ここで紹介いたします。 

 

【人財になるための7つの条件】


1.   
明るく元気な挨拶ができる。


2.   
言われなくても、自分で考え、行動できる。


3.   
人のいやがることでも、進んで取り組める。


4.   
常に「どうしたらできるか?」を考える。


5.   
仕事の納期を、きちんと守ることができる。


6.   
ミスやクレームなどの報告を、すぐにできる。


7.   
人が見ていなくても、手を抜かずに仕事ができる。

 

これらの条件に、自分がいくつ当てはまるかによって、自分がどういう「ジンザイ」なのかが分かれるのだそうです。

Yes7コの人:『人財』】】・・・自分で考え、自分で成果をあげられる人。会社が求めている、良い「ジンザイ」。

Yes4コから6コの人:『人材』】・・・言われたことなら、自分でやりきれる人。会社が求めている、普通の「ジンザイ」。

Yes1コから3コの人:『人在』】・・・言われたことを言われたとおりにやるだけの人。不況になると辞めてほしい「ジンザイ」。

Yes0コの人:『人罪』】・・・言われたこともできないのに、不満の多い人。できるだけ早く辞めてほしい「ジンザイ」

 

 ここで私たちが目指すべきはもちろん「人財」です。日々の業務に当たりながら、この7つの条件の一つ一つを思い浮かべて頑張りましょう!

土砂災害などへの警戒を

 活発な梅雨前線の影響で、隣県である熊本、大分の両県では記録的な大雨による甚大な災害が発生しています。本県でも本日朝から昼前にかけて、山沿いを中心に激しい雨が降るおそれがあります。引き続き土砂災害などへの警戒をお願いします。

 

宮崎河川国道事務所のホームページ

http://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/

 

NHK気象・災害情報

http://www3.nhk.or.jp/weather/

 

MRT宮崎放送警報・注意報

http://mrt.jp/weather/keiho/

ヒッグス発見先超される(T_T)

 75日の新聞各紙はどれもが「ヒッグス粒子確認」が一面トップを飾っていました。物に重さを与える「神の粒子」です。テレビでもわかりやすいようにあれやこれやの方法で解説していたので、既にご存じの方も多いと思いますが・・・。

 本年1月3日付のブログに書きました通り、当協会でも非公式、非公認、非現実的に、このヒッグス粒子の存在を突き止めようとしていたのですが(漬け物石の下にあった、などと言って騒いでいましたね)、残念ながら日本の研究機関を含む国際チームに、先を越されてしまいました。

 密かに狙っていたノーベル賞は彼らに譲るとして、我々は老健施設の利用者様の人生や生活の重みをしっかりと受け止めることとしましょう。ひょっとすると、その重さを与えている、未知の物質を発見することができるかもしれない!?

リレーマラソン激走しました(ことぶき苑)

 介護老人保健施設ことぶき苑(宮崎市)は、617日に宮崎市で開かれた第1回シーガイアリレーマラソン50キロの部に参加、見事タスキをつなぎました。

 県内外から186チーム、1755人が出場したこの大会は、宮崎臨海公園(サンビーチ一ツ葉)内に設けられた12キロのコースを25周するもの。2人から15人まででチームを作り、一人何回でも走れ、1回何周走っても良いなど、走り方は自由。50周する100キロの部もあり、それぞれ一般部門と職場部門でタイムを競ったこの大会に、同苑は50キロ職場部門に参加しました。チーム名もずばり「介護老人保健施設ことぶき苑」!

 出場するきっかけとなったのは、「走ることでことぶき苑をPRし、利用者に元気と勇気を与えよう!」という阿南育男理事長の一声。団結力抜群の職員が結集し、おそろいのTシャツを作るなどして本番に臨みました。

 大会当日は時折激しい雨が降るあいにくの天気。コースには足首まで浸かる水たまりもできていましたが、市原健司事務長をはじめ13名の選手が気持ちを一つにしてタスキリレーを展開。417秒の好タイムで完走。堂々6位の成績を収めました。

DSC01497.JPG 「みんなでタスキをつなぎ、想いを一つにできました」とガッツポーズの市原事務長。

 

 「日頃から全職種が一丸となり、スタッフ間で密に連携をとりながら利用者のケアに当たっています。だからチームワークの良さには絶対の自信があります」と胸を張るのは、同苑のビルメンテナンス&リペア担当の磯崎司さん。57歳とチーム最年長ながら、フルマラソンの自己ベストはなんと2時間35分台!この日も驚く他チームの若手ランナーをごぼう抜きにする活躍ぶりでした。

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 毎日12キロ以上の練習を欠かさないという磯崎さん。とても57歳には見えません。

 

悪天候の中でも心を一つにし、それぞれが持てる力を十二分に発揮。素晴らしい結果を残せたことで、今後の業務を行う上で職員間の絆が更に強まったリレーマラソンとなりました。

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土砂降りの中、みんなで頑張りました!!

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