王がスト!?

 問題:「王貞治選手が調子が悪くなるのは何月ですか?」・・・答え:「8月です。それはなぜかと言うと、8月は英語で”オーガスト(August)”と言うからです。つまり、おーがすと、おうがスト、王がスト、王がストライキをするから、8月の王選手は打たなくなるのです」・・・。

これは、世界のホームラン王、王貞治選手がホームランを量産していた時代にはやったナゾナゾです。児童向け月刊誌などにも載っていて、出す方も答える方も知っているもんだから、「どないでっか?」「ぼちぼちでんなぁ」的に受け答えしていたものでした。もちろん、王選手が8月にストをやるはずはなく、フラミンゴ打法でホームランを打ちまくっていたものでした。当時の王選手を打ち取れるピッチャーといったら、ピンクのサウスポーで得意の魔球を投げ込んでいた、ミーちゃんとケイちゃんぐらいだったのではないでしょうか。なに?知らない!?

 そんなわけで、8月になりました。先述の”オーガスト(Augustは、ローマの初代皇帝、アウグスツス(Augustus)の、この月の戦勝を記念して名付けられたそうなのですが、このアウグスツス(アウグストゥス)という尊号を受けるまでの名前はオクタウィアヌス(Octavianus。何だか舌噛んじゃいそうなこの名前が、8月の名前にならなかったことは、英語の学習する上で、少しだけ助かったかも(^_^;)

 いずれにせよ、蒸し暑い日々が続きます。利用者様はもちろん、老健施設で働く私たち自身の体調管理にも十分留意して、8月を乗り切って参りましょう!!

高速アルペジオは永遠なり

 ディープ・パープルのキーボード奏者、ジョン・ロード氏が716日亡くなられました。その訃報は代表曲の一つ、「ハイウェイ・スター」のごときスピードで世界を駆け巡りました。往年のロック少年・少女にとって、これはかなりショッキングな出来事だったと言えるでしょう。

 この「ハイウェイ・スター」。アルバム「マシン・ヘッド」の一曲目、というより一発目に収録されているのですが、初めて聴いたときはぶっ飛びたまげました。すさまじい迫力のイントロ、そして”のーばでぃごなてまいかー、あごなれーしーつーざーぐらーっあーああ“で始まるボーカル(正しくは”Nobody gonna take my car I’m gonna race it to the graund“ですけど・・・)。

 そしてそして、今や伝説とも言えるジョン・ロードのキーボードソロ!一体指が何本あるんだろう?と思うような超速弾きが始まります。それまでのロックシーンにおいて、ここまで攻撃的なキーボードは体感したことがありませんでした。何といってもあの高速アルペジオ(分散和音)!ロックでありながらも、クラシックの要素を取り入れながら、音楽性豊かに展開していくのでもうたまらん!です。後にハモンドオルガンをぐらんぐらんと揺さぶりながらステージ上で弾きまくるジョン・ロードの姿を映像で見て、改めて感動したものでした。それまでキーボード奏者と言えば、バンドの中でも最も目立たない存在で、ボーカルやギターの後に隠れて細々と演奏してたイメージがあったのですが、それを打ち破ったのがジョン・ロードではないでしょうか。

 もちろん世界中のギター小僧にとっては、その後に流れてくるリッチ―・ブラックモア(言うまでもなく、伝説的ギタリストです)のギターソロを聴き捨てるわけにはいきません。同じくディープ・パープルの伝説的名曲、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のギターソロと並んで、かつてのギター小僧なら必ずと言っていいほど練習したフレーズです。    

 昨年、自らが癌であることを告白し、闘病生活を送っていたとのことですが、ロックのみならず、音楽史に一時代を築いたジョン・ロード氏の71歳での訃報は、残念でなりません。しかし、数々の名曲を世に残して下さったことには感謝の気持ちで一杯です。

 私たちが働く老健施設においても、これから遠くない将来、若かりし頃にこのディープパープルに酔狂した方々が利用されるようになることでしょう。そうなったら、入所者の朝のお目覚めソングに、この「ハイウェイ・スター」が流れるようになるかもしれませんね。そうなったらすごいだろうなあ。”おーらーい、ほーたーい、あーいまー、はーいうぇーすたーーー“などと叫びながら飛び起きるかもしれませんね(^_-)-☆(※正しくは”Alright, hold tight I’m a highway star“)。

研修会を開きます(リハ部会)

 (社)宮崎県老人保健施設協会リハビリテーション研究部会は91日(土)17時から、宮崎市錦町のKITENビル8階大会議室で、全体研修会を開催します。

 研修会の内容は次の通りです(カッコ内は講師)。

(1)「在宅復帰率30%を目指すリハビリ」(こんにちわセンター 中村豪志)

(2)「老健施設のリハビリについての取り組み」(菜花園 濵砂好治)

 リハビリ専門職以外の方でも参加可能です。なお、研修会費として一人500円が必要です。

 申込みは別紙「参加申込書」により、820日(月)までにこんにちわセンター(担当:中村、FAX0986-22-8055)までお願いします。

 詳しくはこちらの「全体研修会のご案内」をご覧ください。

オリンピック開幕

727日です。バルセロナオリンピック女子水泳200メートル平泳ぎで、14歳の岩崎恭子選手が金メダルの栄誉に輝いたのは1992年の今日。今からちょうど20年前のことでした。興奮と驚きとが入り交じって、日本中が大騒ぎとなりましたが、もうそんなに経ってしまいましたか・・・。

そして2012年。ロンドン五輪がついに始まります。開会式は明日の4時半からですが、サッカー予選は既に始まっていいて、何と男女とも白星スタート!!ワクワク、ソワソワです。13日朝の閉会式まで、眠れない日々が続くことが予想されます。

何と言っても日本とロンドンとの時差は9時間!<(_ _)>(※サマータイムで8時間)。こりゃあ辛いですわ。何で時差なんかあるんだろうか!と今さらながら恨めしく思ってしまいますが、フォーリーブスから「だって地球は丸いんだもん!」と諭されそうです。え?知らない☆=>=>=>(+_+。)

ともかく開幕です。頑張れニッポン!!です。応援するのに老若男女は関係ありません。みんなで応援しましょう。ただし、このオリンピック、人々に感動と興奮を与えるだけにとどまらず、今回は先述の通り時差9時間!!寝不足をもたらす事が予想されます。利用者様の健康管理は当然のことながら、私たち自信の体調にも万全を期しましょう。金メダルに酔いしれて、「ふぁーっ、金メダルのおかげで、勤務だるー」ということに陥りませんように。・・・一応説明しておきますと、”金メダル(きんめだる)“と”勤務だる(きんむだる)“をかけているわけですな・・・ダメダコリャ(>_<)

研修会開きます(ケアプラン部会)

  (社)宮崎県老人保健施設協会高齢者ケアプラン研究部会は91日(土)13時から、宮崎市のJA AZMホールでリーダー研修会を開きます。

 今回は「『施設におけるケアマネジメントの必要性』?施設生活における利用者さんのQOL向上のための取り組み?」と題し、(社)大分県社会福祉士会理事で、Healing forest代表の明石二郎さんを招き、講演をしていただきます。

 この研修会は、会員施設である宮崎県内の介護老人保健施設に限らず、どなたでも受講できます。また、会員施設の方は参加費として一人500円が必要ですが、それ以外の方は無料です。

 詳しくはこちらをご覧ください。なお、会場の都合上、参加を制限させていただく場合がありますので、お早めにお申し込み下さい。

斧の柄は朽ちない

 「イチバーン!」と雄叫びをあげていたIWGP王者、ハルク・ホーガン。必殺技はもちろん”アックスボンバー“。右腕をまさしく斧のように構えて猛ダッシュ。アントニオ猪木をリング下に沈めたシーンは衝撃的でした。

 そのハルク・ホーガンも、これには「オーマイガッ!アックスのハンドルがディケイしないとはミステリアスね」と驚くかどうか!?そんなすごいニュースがありました。それも我らが宮崎県で。

 76日付けの宮崎日日新聞によりますと、宮崎市の中須遺跡から木製の柄がついた石斧(せきふ)が出土したとのこと。それがなんと2000年前のものですよ!柄がついた状態での出土は県内初!!九州でも3例目というからすごい発見です。そのすごさは、ことわざさえも平伏するほどです。

 そのことわざは「斧の柄朽つ」。広辞苑には「わずかな間と思っているうちに、長い年月を過すこと」とあります。なんでも「述異記に『晋の王質が木を伐りに山に行って、仙童の囲碁の一局を見終らないうちに斧の柄が朽ちているのに驚いて、村に帰ると、知人は皆死んでいた』とある故事に基づく」というれっきとしたことわざです。

 それがですよ。2000年経っても柄が朽ちていないときたもんですからびっくりです。このことわざ、もう本来の用い方はできないかも。つまり、「斧の柄朽つ」とは、「斧の柄が朽ちるくらい、ものすごーーーーーく長い年月が経ってしまうこと。なお、2000年では斧の柄は朽ちず、さらに長い長い長い年月を要する」というふうに(-_-)

「発掘場所が水分を多く含み、木材が腐りにくい環境だったことなどから保存状態がよかった」と記事にはありましたが、この石斧を作った弥生時代の人も、そこまで長持ちさせようと思って作ったわけではないでしょう。いずれにせよ、古事記編さん1300年で盛り上がっている本県だけに、今回の大発見は、いにしえへのロマンが一層加熱すること間違い無しですね。

ついに梅雨明け!!

  ついに、ついに梅雨明けしました?(o)/!23日午前11時のニュースでその一報が飛び込んできました。

 思えば今年は、「九州南部は64日ごろに梅雨入りしたと見られる」と宮崎気象台の発表がありました。これは平年の「531日ごろ」と比べると4日遅く、昨年の「523日ごろ」と比べると、なんと2週間近くも遅い梅雨入りだったわけです。ですから梅雨明けは少々遅いかも?と思ってはいたのですが・・・。

 その梅雨明け、平年は「714日ごろ」だそうですから、単純計算で718日には梅雨明けしてくれてもいいはずと思っていたのですが、結局平年より9日遅くなってしまいました。昨年の梅雨明けはなんと78日!それとくらべると半月も遅かったわけです。どうりで長いはずです。

 実は23日早朝発表のweathernewsのホームページ。宮崎県の天気予報(http://weathernews.jp/map/html/miyazaki.html)にこんなくだりがありました。「今日も雲が多く、モワッと蒸し暑い空気が充満…。にわか雨の可能性があるので、お出かけの際は折りたたみ傘があると安心です。この天気が回復すれば、ようやく夏本番の到来です」・・・。これはひょっとして、いよいよ梅雨明けするということか?と大いに期待していたのですが、見事にそれが的中してくれました。

 とは言うものの、喜んでばかりはいられません。これから気温がぐんぐん高くなってきます。室内でも熱中症の恐れがあることは周知の通りです。ましてや計画停電が無いとも限りません。宮崎県の空と緑と太陽のもと、今まで以上に気を引き締めて、利用者様の健康管理に努めましょう。

地団駄(じだんだ)

 ムシムシ、ジメジメ、暑いです。ああいやだ、いやだやだやだ、ああいやだ。などと詠んでみても暑いです。あづいよー、あづいよー、かき氷食べたいよ?、と地団駄を踏んでいると、余計に不快な気持ちになるのですが、地団駄を踏んでいる己の姿にふとした疑問が湧いてきたのです。「ジダンダを踏むって何だろう?」と。

 ”ジダンダを踏む”すなわち”地団駄踏む”を広辞苑でひもとくと「怒りもがいて、またくやしがって、はげしく地面を踏む」とあります。つまり不快な場合に踏むものではないのですが、気になるのは「地団駄」。同書では「じ?だんだ【地団駄・地団太】‥ジタタラ(地踏鞴)の転」とあります。そしてこの「たたら(踏鞴)」も同書にありました。すなわち「たたら【踏鞴】(1)足で踏んで空気を送る大きなふいご。地踏鞴」と。

 つまり送風機です。宮崎駿監督の名作「もののけ姫」をご覧になった方ならピンと来ることと思いますが、「たたらば(踏鞴場)」で女性達が縄につかまり、調子を合わせながら、みんなで踏んでいたやつ。あれが「たたら(踏鞴)」なのです。ああやって風を送っていたわけです。ちなみに先日のこと、某テレビ番組で世界最強の送風機が出てきて、これまた最強のシャッター(の補強材)と対決していましたが、その風速たるや、毎秒80メートルを超えていましたね。すごいです。ぶっ飛びです。ただし、その対決、どちらが勝利したかはここで申し上げる事を控えさせていただきますが・・・。

 さて、節電の夏です。私たち老健施設に勤める者としては、利用者様の体調管理のために、冷房の使用は不可避ですが、より効率的な温度管理をはかるために、扇風機はもとより、サーキュレーター、うちわ、扇子など、必要に応じて適切な送風機を使用しながら、この夏を乗り切って参りましょう。

研修会開きました(ケアプラン部会:その2)

 午後からは、7つのグループに分かれて事例検討を行いました。老健施設の入所者という前提で、まず、入所に至る経緯や現在の病状、ADL状況、精神状態、本人や家族の意向などの情報について、グループごとに読み込みを行いました。続いて、司会役となった受講者を中心に援助の方針や解決すべき課題、援助目標、そして援助内容などを話し合い、施設サービス計画書を作り上げていきました。

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 それぞれのグループには、高齢者ケアプラン部会の各委員がつき、必要に応じて助言を行いました。「利用者の命と暮らしを支えたい!」という熱い思いの受講者も多く、委員も交えて濃密な意見のやりとりが会場のあちこちで見られました。

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(↑納得いくまで話し合い、プランを作り上げていきました)

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【新委員の竹内詠規さんは、しあわせの里に勤める大ベテラン。的確なアドバイスに受講者も納得】

 研修会の最後は、各グループが作成したサービス計画書の発表会。いずれの計画書も、各グループの思いが込められた素晴らしい内容で、グループの代表者が発表を行うと、受講者達は、自分たちのプランとの相違などについて、熱心に聞き入っていました。

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(いずれのグループもすばらしいプランが出来上がり、会場からは拍手!)

 長丁場の研修会でしたが、実践的で内容の濃いものとなっただけでなく、受講者同士での意見や情報のやりとりも盛んに行われ、交流の輪が広がる充実した一日となりました。

研修会開きました(ケアプラン部会:その1)

 (社)宮崎県老人保健施設協会高齢者ケアプラン部会は714日、宮崎市のJAAZMホールで包括的自立支援プログラム策定研修会を開きました。

 今回の研修会は、ケアプランを策定したことがない人や、今ひとつ自信がない人、疑問や質問を抱える人などが対象。参集範囲を会員施設外にも拡大し、会員施設や特別養護老人ホームなどから42人が受講しました。

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 午前中はまず、部会委員の紹介に続き、帳票類の説明とサービス計画書の記入に関して同部会の原貴子委員(相愛苑)が説明を行いました。「ケアプランは契約書。絶対的になくてはならないものです。必ず実行するという確約であり、実行しなければ契約違反です。みなさんはそれが作れるプロでなくてはなりません」と前置きした上で、 (a)要介護認定と連動している、(b)具体的ケアを検討する「ケアチェック表」を活用し、ケアがスタッフや家族にわかりやすい、(c)在宅での使用を想定しており、社会的要因が抽出可能・・・など、包括的自立支援プログラムの特徴を示しました。また、ケアチェックを行い、解決すべき課題の優先順位を検討する上で、(1)緊急度(生命に関わること、痛み、身体的苦痛)、(2)必要度(本人および家族希望、介助量の軽減、ADL維持)、(3)実現可能性(在宅生活維持、将来的に解決すべき課題、QOLの向上)・・・に留意して決定するようポイントを説明しました。

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 続いて施設サービス計画書の記入方法については、それぞれの書類の整合性がとれていることが大事であるとしながら、ニーズの記載方法について「『○○したい』、『○○できるようになりたい』などと、その人の思いをくみ取り、その人が前向きになるような表現をすることが”ポジティブプラン”につながる」と説明すると、受講者はメモを取るなどして聞き入っていました。

(つづく)

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