キャンディーでデート(*^。^*)

 この時期、お店はホワイトデー商戦まっただ中です。その始まりは1980年と言われており、一方、バレンタインデーが日本で始まったのは1958年頃と言われています。つまり、20余年の間、男性側はもらいっぱなし、女性側は贈りっぱなしだったということになるのか?<`>もしそうなら、どうにも間尺に合わぬのではないでしょうか<(^´)>

 さて、本日は「キャンディーでデート」という、なんとも甘さ漂う話題です。

「あ、キャンディーデート、ほぉーっ、行ぐざ見ねいしょん」という言葉があるのをご存じでしょうか。え?知らない?

 ホワイトデー当日、男性がチョコレートのお返しにキャンディーを贈ったら、相手の女性に「ほぉーっ」と大変喜ばれて「あ!キャンディーデートしよう!行ぐざ!見ねい!」と誘われた(って、どこの言葉なんでしょう)、という意味・・・などでは決してありません。あるはずは、ありません。

 「あ、キャンディーデート、ほぉーっ、行ぐざ見ねいしょん」、実は英語です。正しくはa candidate
for examination
です。読みも「ア、キャンディデイト、フォー、イグザミネイション」です(もっとも、正しい発音とは言えませんが)。そしてその意味とは・・・、その意味とは・・・ドロドロドロドロ(ドラムロールの音です)・・・。

 ずばり「受験生」です!”candidate“は「候補者、志願者」、そして”examination“は「試験」という意味の単語です。ホワイトデーとか、デートとか、そんな甘いものとはまったくありません。もちろん、”candy date“じゃありません。ゴメンナサーイ<(_ _)>

 今日と明日は県立高校の入学試験(”an entrance examination“)が行われます。受験生の皆さんにおかれましては、さすがにデートはお預け。そのかわりキャンディーなどなめて、頭の回転を良くして試験に臨んでいただきたいと思います。ファイト!

報酬改定セミナー開きました(事務長会)

 (社)宮崎県老人保健施設協会事務長会は33日、宮崎市の宮崎観光ホテルで平成24年度介護報酬改定セミナーを開きました。講師に公益社団法人全国老人保健施設協会(全老健)介護保険制度・報酬委員会の委員を務める医療法人金澤会地域医療福祉センターの永廣研二施設サービス部長を熊本市から招き、改定の概要や、介護の質マネジメントのありかたなどについて学びました。

 この日のセミナーには、40の会員施設から150人の参加があり、今回の改定に対する関心の高さが伺えました。開会にあたり、同事務長会の川崎豊彦委員長は、「我々事務長会で試算したところによると、現在施設運営およびそれに付帯する事業所運営が厳しいところにきて、さらに厳しい数字をつきつけられたのではないでしょうか。各施設の事務長からも収入が減り、人材の確保ができないという悪循環に陥っているという声が聞かれています。その中でどうやって知恵をふりしぼってやればよいか、ということを本日は指導していただきたいと思います。また、介護職員処遇改善加算をとったらならば、現場の職員の質も上げないといけない。そこで介護の質マネジメントについてもご指導いただきたいと思います。最後までしっかり聞いていただいて、このセミナーがそれぞれの施設でいい方向に活用されることを期待しています」とあいさつしました。

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 「老健は国の施策のために試されてきた施設じゃないかと思います。今回の改定にあたっても、また試されたのだと思っています。ただ、今回の介護報酬改定については、2025年のあるべき医療・介護の姿を念頭に置いているということもあって、老健はもう一度原点に戻って考えていかなくてはいけないのではないか、と改めて感じた次第です」と切り出した永廣部長は、介護老人保健施設青翔苑の副施設長も兼務されています。「今回は本当に厳しい改定です。昨年4月から務めている全老健の介護保険制度・報酬委員会には、老健と全く関わりのない団体の方もおられるのですが、最初の話し合いの時、『これから老健はどうするのか?ちゃんと方向性を出さないと、他の団体としては応援しづらい』と言われ、これは本当に厳しいな、と思いました。しかし、どうにか頑張ればプラスにもっていける可能性があると考えていますので、いっしょに頑張っていければいいと思います」と呼びかけました。

 セミナーは、改定の基本的な考え方や視点にはじまり、各サービスの報酬・基準見直しの内容に関し、入所サービス、短期入所療養介護、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション等のそれぞれについてスライドを用いながら具体的に行われました。

 さらに、平成23年度まで実施されていた介護職員処遇改善交付金を円滑に介護報酬に移行することを目的に平成26年度までの間に限り創設された介護職員処遇改善加算について、その考え方を示した上で、介護(医療)の質マネジメントについて講演をしていただきました。これは、質マネジメントシステム(Quality Management System : QMS)の国際規格であるISO9001を介護(医療)に活用することによって、その質を向上させようというもの。現在の介護(医療)は個人の知識や技術に頼るのではなく、(1)チームで行われている、(2)様々な職種で対応している、(3)組織の中で活動が実施される・・・という状況にかんがみ、組織活動をまとめ、組織的な改善を進める仕組みとしての「QMS」の必要性について、その具体的手法に触れながらわかりやすく説明をしていただきました。

 参加者からは質問が相次ぎ、予定の時間を超過するほど。満席に埋まった会場は熱気に包まれ、大変有意義なセミナーとなりました。

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 なお、今回使用された資料は、後日協会ホームページ上から閲覧、ダウンロードできるようにする予定ですので、是非ご参照ください。

老いの春

 「老いの春」という言葉があります。広辞苑には「(1)老後の春。また、晩春。(2)正月の祝い言葉。年をとって迎える新年を祝う」とあります。

 特にこの(2)の意味で使われる「老いの春」が好きです。それは、「老いる」ということを前向きに捉えているからです。「老練」、「老巧」、「老熟」、「老成」など、「老いる」ことをポジティブな意味合いに用いている言葉は色々ありますが、春の足音が聞こえて来るこの時期には、「老いの春」という言葉が思わず浮かび、心にお日様が当たって、ポカポカあったまるような、そんな気持ちになってきます。

 「誰しも老いるのはいやだが、それは長生きするための唯一の途(みち)なのだ」と言ったのは、フランスのノーベル賞作家、アナトール・フランス(『生きるヒントになる名語録728』、三笠書店)。洋の東西を問わず、「老いる」ことは決してネガティブなことばかりではないと説いている言葉に触れるにつけ、「そうだそうだヽ(^o^)丿」と合いの手を入れたくなります。

 ついでながら付け加えますと、モータリゼーションの現代社会。「老いる」が無くては自動車は言わずもがな、それだけではなく電車も飛行機も、自転車だって錆びついて、やくせんごつなります(=”役に立たなくなってしまいます”の宮崎弁)。そうです!錆を防ぎ、潤滑するために、「老いる」がなくてはだめなのです!絶対必要不可欠なのだぁーっ?(o)/!!・・・って、それはもしかして「オイル(oil)」のこと!?・・・<(_ _)>。お後がよろしいようで。

木の芽起こし

  「木の芽起こしですなあ」と女性の利用者が言われます。ここのところ、降ったりやんだり。何となく気持ちも滅入ってしまいそうになる風景だけど、「木の芽起こしですなあ」と耳にしながら眺めると、全然違った景色に見えてしまうから不思議です。

「一雨ごとに春が来る」とも言うように、木の芽にとっては恵みの雨。今日から3月。もうすぐ桜も咲くことでしょう。そう思うと春雨の一粒、一粒さえいとおしく思えてきます。

 超早場米の産地である宮崎県。稲の種まきも始まりました。季節は少しずつ、だけどしっかりと春に映りつつあるようです。

 それにしても、人生の大先輩の言葉はなんと洞察と含蓄に満ちあふれていることでしょう。「木の芽おこしですなあ」と言われて、春雨にしんみりとなった心をシャキッとたたき起こされた気持ちです。

のべおか老健あたごオープンします

001.JPG  県内44番目の老健施設、「のべおか老健あたご」(医療法人社団 介護老人保健施設 のべおか老健あたご)が、31日オープンします。226日にはそれに先立ち、内覧会が開かれました。

 

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 広々!デイルーム。自己選択・自己決定を主に、自立・自律支援を目指します。

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を敷き詰めた浴室!

 

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 トイレの便座は高さが2種類。全ての便器前にフロントバーを設置し、自然な排泄を促す工夫が。

 

 

005.JPG 完全個室ユニット型の施設80床)は県内初!無線LANも館内で自由に利用できます。

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 食事のテーマは「介護職とプロの味の融合、地産地活」。内覧会では見学者に「ベジハムのカツサンド」「オニオンスープ」「焼きリンゴの豆乳ソースかけ」が出されました。お肉の味が口の中に広がるベジハムは、大豆と小麦、リンゴ酢で作られた大豆ハムと聞いてびっくり。オニオンスープは延岡産の空飛ぶたまねぎを使用!

 

 

007.JPG4階カフェからは市内が一望でき、家族との団らんにも話がはずみそう。

 

 

008.JPG屋上庭園での園芸療法も楽しみ。

 

 

 

009.JPG 屋外にある「あたごの散歩道」は、歩く先々に「四季彩の小径」「実りの小径」「香ほりの小径」「ハーブの小径」など、魅力が一杯!ついつい足が止まります。一般にも開放されるとのこと。

 

 

010.JPG 施設の各コーナーには職員が立ち、見学者にていねいに説明を行っていました。

 

 

011.JPG 明るい笑顔と行き届いたおもてなしは、オープン後のケアの質の高さを予感させるものでした。

 

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 佐藤信博理事長。Always Smile and Say Yes!をスローガンに掲げ、人と人との絆をはっきり認識し合う施設を目指しておられます。

 

 

013.JPG 記念講演を行った料理評論家の山本益博さん。「食品を”消費”するのではなく、”活かす”のだ」と、「地産地活」を提唱されました。

 

 

014.JPG 31日にオープンするのべおか老健あたご。今後の取り組みの様子は追ってお伝えしていく予定です。

研修会を開きました(支援相談研究部会)

  (社)宮崎県老人保健施設協会支援相談研究部会は224日、宮崎市民プラザで研修会を開きました。会員施設の職員等50人が受講しました。

 

 

IMG_1664.JPG この日の研修会のテーマは『高齢者・障がい者の法律相談』。講師に新井法律事務所所長の新井貴博弁護士を招き、お話を伺いました。新井弁護士は宮崎県弁護士会高齢者障がい者等部会部会長のほか、宮崎市高齢者虐待防止ネットワーク運営委員会会長などを兼務されるなど活躍中です。

 「『弁護士に相談』 というと、『気が重い』とか、『敷居が高い』という印象があると思いますが、気軽に相談してほしい。私は弁護士の敷居を下げたいと思う。様々な制度を知って、有効に使って欲しい」・・・。そう切り出した新井弁護士(東京大学法学部のご出身です!)。「『高給取りで外車を乗り回している』というイメージもあるようだが、現実はそんなことはない。特に若い弁護士はあくせく働いている。夜の12時ぐらいまで事務所にいるのは当たり前だし、2時ごろにメールが来ることもある」と激務ぶりを紹介されました。ボランティア活動も結構多いのだそうです。

 さらに、「『弁護士は弁が立ち、理屈好きでとっつきにくい』とも思われがちだが、そんなことはない。ドラマなどで見るように、口頭だけでバンバンやり合うわけではない。基本は書面。理屈で相手を言いくるめることはしない。私は司法試験に6回目で合格した。苦労を重ねてきた人が多いので、弁護士は気のいい人が多い」などの説明に、多少緊張気味だった会場の雰囲気が和らぎました。

 宮崎県弁護士会に登録しているのは現在111名。そのうち37人が高齢者障がい者等部会のメンバーとのこと。この37人の”高齢者・障がい者のスペシャリスト”により実施されている高齢者・障がい者無料相談の話に及ぶと、参加者は身を乗り出して聞き入っていました。このうち、無料面談相談は、高齢化がますます進む中、日弁連高齢社会対策本部が各弁護士会にその対処・支援をするよう通達があったことを受け、新井弁護士が中心となって立ち上げたもの。高齢者や障がい者が相談しやすいように、毎週金曜日の午前10時から12時に設定し、通常130分の相談時間も、1時間に拡大するなどの配慮がなされています。成年後見制度や虐待など、高齢者や障がい者が抱える特有の問題に、専門知識を持った弁護士が対応しているそうです。

 また、宮崎県弁護士会では、全国に先駆けて夜間電話相談を行っていましたが、高齢者や障がい者に特化した無料電話相談も、無料面談相談と当時に、今年の1月から始めたそうです(無料面談相談と同じく、毎週金曜日の午前10時から12時まで)。それから210日までの間に、50件もの相談が寄せられたとのことで、潜在する高齢者や障がい者に関する問題の多さがうかがえました。

 そのほか、4月からは地域包括支援センターでの相談会も、社会福祉会と連携を取り合って立ち上げる予定だそうです。さらに、福祉の当番弁護士制度も設ける方針とのことで、高齢者・障がい者が抱える様々な問題を、弁護士の立場から救おうとする新井弁護士の熱い思いに頭が下がる思いでした。

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参加者からも、現場で抱える利用者に関する切実な質問が相次ぎました。新井弁護士からは、ていねいに回答していただき、大変有意義な研修会となりました。

 

【弁護士による高齢者・障がい者無料相談について】

新井弁護士をはじめ、宮崎県弁護士会の高齢者、障がい者の法律に関するスペシャリストによる無料相談について、以下の通りご紹介いたします。ご本人に限らず、ご家族や施設職員などでもOK。相談内容も問わないそうです。

《無料法律相談(面談)》

〇毎週金曜日、午前10時から12時まで

 ※金曜日が祝日の場合は休み。

 ※11時間の予約制です。

〇予約電話:0985-22-2466

〇場所:宮崎県弁護士会館(宮崎市旭1丁目828号)

 

《無料電話相談》

〇毎週金曜日、午前10時から12時まで

 ※金曜日が祝日の場合は休み。

〇専用電話番号:0985-23-6112

「高齢者」は何歳から?

 「時の過ぎゆくままに」この身を任せた沢田研二、当年とって64625日生まれ)。「時間よ止まれ」と歌った矢沢永吉、同じく63914日生まれ)。そんな二人ですが、時は等しく流れました。しかし、共に還暦を過ぎてもなお現役バリバリ!その歌声、その人気に衰えはありません。そんな二人を、はたして再来年には「高齢者」と呼べるのだろうか?相当な違和感があるなあ・・・。そう思っていた矢先の事、222日の日本経済新聞にその記事は載っていました。政府は65歳以上を一律に「高齢者」と位置付ける現行の定義の見直しに着手するとのことです。

 「『高齢者=65歳以上』見直し」という見出しのその記事によれば、元気に働くシニアも多い現状を踏まえ、高齢者も可能な限り「支える側」に回る考え方を打ち出すとのこと。そもそも65歳を「高齢者」としたのは、1950年代に国連が65歳以上を統計で区分したことが影響しており、それから60年経った今、日本のそれは現状にそぐわなくなっており、60歳以上で「自分を健康だ」と思っている人の割合は65%に上り、65歳までに働くのをやめたいという人は29%にとどまっているとのことです。

 政府の有識者検討会がまとめる報告書で、社会に支えられる「高齢者」の見直しを提起し、政府が5月をめどにまとめる「高齢社会対策大綱」では、「高齢者」とみなす年齢の引き上げは示さないものの、健康や所得など実態を踏まえて諸制度を柔軟に見直すよう求める見通しなのだそうです。

 そうだよなあ、ジュリー永ちゃん「おじいちゃん」などと呼ぶには、まだかなりの抵抗を覚えるもんなあ、そう思っていただけに、今回の見直しはそんな時代の要求に応えたものかもしれません。65歳を過ぎても「支える側」に回ることは、現役世代の負担を軽減するばかりでなく、そのこと自体が生きがいにつながるのではないでしょうか。

 当のお二人はどうおっしゃるでしょうか。沢田研二「勝手にしやがれ!」と言い捨てるかなあ?矢沢永吉「アイ・ラヴ・ユー、OK!」と受け入れるかなあ?うーん。

39演題がエントリー!!(第9回研究大会)

  9回(社)宮崎県老人保健施設協会研究大会316日金曜日、於:宮崎観光ホテル)まで1ヶ月を切りました。大会成功に向けて、スタッフ一同全力を挙げて準備に取り組んでいるところです。

 さて、今回の大会に当たっては、研究発表の部に39の演題がエントリーされました!これは前回の32題を7題も上回るもので、各会員施設において様々な優れた取り組みや、熱心な研究が行われていることの現れだと思われます。

 そこで今回は、前回4つだった分科会を8つに拡大!4つの会場でそれぞれ前半・後半と分けて2つずつの分科会を行う形式に変更します。1つの分科会で発表されるのは4題から5題。最近の売れ筋商品のキーワードさながら「濃厚」な分科会になるものと期待されます。

 他の施設の優れた事例を知るとともに、職場の垣根を越えた交流を通じて、明日の老健はどうあるべきか?一緒に考えていきましょう。

研修会を開きました(看護介護部会)

  (社)宮崎県老人保健施設協会看護・介護研究部会は318日、宮崎市の古賀総合病院で交流研究会を開きました。

 

 

IMG_1639.JPG この日の研修会では、「よりよい睡眠のために」と題し、ラポール向洋施設長で協和病院院長の二宮嘉正先生による講演がありました。講演はレム睡眠とノンレム睡眠の特徴に始まり、睡眠中のホルモンの影響、体内リズムと睡眠の関係、そしてよりよいねむりを得るためにどうすればいいか、などについて、スライドを用いながら行われました。「ノンレム睡眠は脳の眠りで、レム睡眠は身体の眠り」、「年をとると睡眠力が低下する」「早起きして朝日をあびること」などの説明に、受講した50名は熱心に聞き入っていました。

 

 

IMG_1647.JPG    時折ジョークを交えながら、わかりやすく話される二宮先生の講演は大変興味深く、誰一人として居眠りする受講者はおらず、大変有意義な研修会となりました。

災害対策研修会開きました

 

DSC01860.JPG(社)宮崎県老人保健施設協会総務委員会と事務長会は218日、宮崎市の宮崎観光ホテルで災害対策研修会を開きました。県内の会員施設などから100人が参加し、高齢者施設における災害対策について学びました。

 

DSC01851.JPG 研修会ではまず、実際に東日本大震災の被災地に派遣され、活動を行った会員施設の職員からの報告がありました。メディケア盛年館の古小路初美さん、みずほの森山貴弘さん、ひむか苑の野村二朗さんがそれぞれ体験談を語りました(上の写真)

 

 

DSC01868.JPG 続いて、社会福祉法人東北福祉会の法人本部次長で、認定特定非営利活動法人災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード宮城支部で活躍されている野田毅(のだ たかし)さん(上の写真)を講師に招き、「災害時における高齢者福祉施設の役割 ?地域生活支援と災害対策?」と題し、講演をしていただきました。

 講演の中で野田さんは、昨年311日に起こった東日本大震災で、沿岸部では人口の1%が、そして障害者は2%が死亡した現状に触れ、被災して学んだこととして、(1)広域連携の必要性、(2)施設の意識転換、(3)福祉避難所としての機能、(4)避難所のあり方、(5)サポートセンターの機能、の5点を上げ、実際の活動の様子などを紹介されました。

 それぞれの老健施設で災害への備えを強化する上で、大変有意義な研修会となり、参加者は熱心に聞き入っていました。

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