協会活動報告

ヘルスカウンセリング研修会開きました(看・介部会:その3)

 

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「皆さん、落ち込んだときの姿勢や目線はどうなっていますか?たいていの人は目線が落ちて背中も丸くなっています。一般的には落ち込むから、つらいからそういう姿勢や目線になりがちだと思われがちです。しかし逆の事もいわれています。『そういう姿勢、目線だから落ち込むのだ』と。ストレスゼロはこういう仕組みを利用しています」と話し始めたストレスゼロ・トレーナーで「エターナル・グロウス」代表の榎木田
智子さんは切り出し、目線(上・横・下と右・左)と脳の働きについて次のように説明しました(右利きの人の場合で、左利きだと反対に出ることもあるそうです)。

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【上を見る場合】

○自分の右斜め上を見る時は、未来や想像上の映像を見ている

□自分の左斜め上を見る時は、過去の映像を見ている

【横を見る場合】

○自分の右横を見る時は、未来や想像上の会話を聞いている

□自分の左横を見る時は、過去の音や会話を聞いている

【下を見る場合】

○自分の右斜め下を見る時は、感情や味覚・嗅覚を感じている

□自分の左斜め下を見る時は、ひとり心の中で会話をしている

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 これを踏まえて、「日常生活の中でストレスを軽減する方法」として、(1)辛い時、理由はともあれ、肩を開いて目線を上げる!(2)買い物のときなど、歩く姿勢や目線の位置を意識する!(3)お風呂に入ったとき、トイレに入ったときは目線を上!(4)携帯電話を見る時間を減らす!の4つが紹介されました。国内外の著明な政治家はスピーチの時に目線を下げないようトレーニングしていることや、利用者のケアやお見舞いなどでベッドサイドに行ったときは、目線が下がらないよう足元ではなく枕元に立つようにするとよい事などを説明した榎木田さんの「最初に『テキストを見ずに、顔を上げて、目線を上げて』と言ったのはこれらに関係があるからです。理屈はいいですから、苦しい感じ、つらい感情を手放したいと思ったら目線を上げて、無駄な内面会話との回路を切って下さい。1ヶ月毎日、30秒でも1分でも目線を上げる習慣をつけるとわかります。イライラが『まあいいかな』となります。3ヶ月を過ぎたあたりからかなりの変化があります」という言葉を、参加者は納得の表情で聞いていました。

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(つづく)

ヘルスカウンセリング研修会開きました(看・介部会:その2)

 研修会はストレスの種類やストレス対策の鉄則、ストレスの問題が起こりやすい思考傾向、目線と脳の働き、そして日常生活の中でストレスを軽減する方法などについて進められました。

 まず「ストレス」と呼ぶものには大まかに分けて(1)「『○○がストレス・・・』というように、不快な圧力を与える外的な要因(ストレッサー)」、(2)「『ストレスを感じる・・・』というように、外的な要因により生じた負の感情(ストレッサーにより影響を受けた心の状態)」の2つがあり、問題を未然に防ぐにはひとりひとりが(2)に対応する力をつけることが必要とのことでした。

 これを踏まえ、ストレス対策の鉄則として胸に留めておきたいこととしてストレスゼロ・トレーナーの榎木田
智子さんが示したのは「自分自身が元気でいるために時間と労力を使う」ということ。人がストレスを感じる際、相手や置かれた状況など、外側の要因に対して原因を求める傾向があるそうですが、「他人は本人が望まない限り決して変わりません。相手が変わらなくても笑顔でいられる状況を作り出せばいいのです」とし、「あなたが望む世界の変化に、あなた自身がなりなさい」というマハトマ・ガンジーの言葉を紹介しました。

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 厚生労働省の調査によると、介護サービス従事者で「ストレスを感じる事がある」という人は、全産業で最も高い71.3パーセントとのこと(平均52.3パーセント)。その説明に自らを振り返りながら納得する参加者に「こんな人は要注意!!」として「ストレスの問題が起こりやすい考え方のくせ(思考傾向)」として(1)自分よりも他者のケアを優先するほうだ、(2)自分よりも他者の気持ちを優先するほうだ、(3)人の意見や周囲の目を気にするほうだ、(4)人と違う事をするのはとても不安(変化が苦手)・・・の4項目を示しました。 

 また、”脳のクセ”とも言える思考傾向をネットで簡単に診断することができるカレイド・コンパス(www.kaleidocompass.com)が紹介され、10種類のうち3種類は無料でできるとのことから、活用を呼びかけていました。

 その後、ストレス(感情)の生まれる仕組みの説明などがあり、これに続く「目線と脳の働き」の話を、参加者は驚きをもって聞くことになるのでした。

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(つづく)

ヘルスカウンセリング研修会開きました(看・介部会:その1)

看護・介護研究部会は平成26日(土)、宮崎市のJAアズムで「ヘルスカウンセリング」研修会を開きました。70人が参加し、ストレスの種類や仕組み、ストレスを減らしていくための方法などについて学びました。

この研修会は昨年12月から企業における従業員のストレスチェックが義務づけられたことや、特に看護や介護に携わる人にストレスを抱える人が多いことなどから、その対策の一助として開催されたもの。開会にあたり、同部会の上村久美子委員長は「私たちが暮らしている現代はストレス社会であり、さらに介護の現場は慢性的な人手不足となっている上に、認知症高齢者への対応など、ストレスがたまりやすい状況にあります。ストレスチェックをする中で、自分にはストレスがあると気づき、少しでも悪化する前に治療していくのが一番。自分では感じていないように思っていても、ストレスがあるということに気付くことができれば対策が立てられます。今日は非常に聞きやすく、わかりやすい研修になると思いますので、しっかり学び、それぞれの職場に持ち帰ってください」とあいさつしました。

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(↑上村委員長)

研修会の講師としてお越しくださったのは、ヒューマンスキル・アカデミー公認のストレスゼロ・トレーナーで、「Eternal Grouth(エターナル・グロウス)」代表の榎木田 智子さん。日南市で生まれ、宮崎市で育った榎木田さんは青山学院大学を卒業後、静岡エフエム放送やエフエム宮崎でアナウンサーとして活躍。現在はフリーアナウンサーとしてマイクを握る一方で、20124月にエターナル・グロウスを設立。ストレスゼロ・トレーナーとして各種研修会や講演、コンサルティングなどに日々奔走されています。「まずは、私が元気でいるために。心の健康・ストレスゼロ」というタイトルで講義が始まりました。

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(↑さわやかに語る榎木田さん。会場の雰囲気もパッと明るくなりました) 

「私がなぜ今ストレスゼロ・トレーナーとして活動しているかというと、私自身がストレス体質だったからです。人の矢面に立つアナウンサーになってから、ストレスに弱いと気付きました。大勢の人の前で司会をすると極度にあがったり、誹謗中傷が気になったりして、大好きだったアナウンサーの仕事ができないくらい追い込まれました。しゃべる技術はいくらでもうまくなりますが、自分の中の気持ち、心の部分が大事だと気づき、勉強を始めました」と自らの体験を紹介しながら話し始めた榎木田さんの明るく透き通った声が会場に響き渡ると、参加者はその話に引き込まれていきました。

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 研修会はスライドとテキストを使って進められましたが、榎木田さんは「なるべくテキストは見ずに、メモをとる程度にして下さい。そして顔をあげて、目線を上げて話を聞いて下さい」と受講上の注意を促しましたが、実はこの「目線を上げる」ことが、今回の研修会において、非常に重要なキーワードだったのです。

(つづく)

事務長会アンケート12日までに(お願い)

 事務長会が会員老健施設を対象に実施しているアンケートの回答期限は212日(金)までとなっております。

 このアンケートは平成27年度の実地指導状況および平成27年度の介護報酬改定における施設運営などについて、選択式および記述式で回答いただく形式となっており、県内の会員老健施設宛てに文書を送付し、調査協力をお願いしているものです。回答頂いた内容は集計・分析し、施設間で情報を共有するなど、円滑な施設運営の一助としていきます。

 アンケートの提出は212日(金)までです。ご多忙の折、恐縮ではございますが、何とぞご協力方賜りますようお願い申し上げます。

 なお、このアンケートに関する問い合わせ、そして提出先は以下の通りですのでよろしくお願いいたします。

【問合せ先】:介護老人保健施設グリーンケア学園木花(担当:川崎)

 電話:0985-58-3000

【提出先】:介護老人保健施設サンヒルきよたけ(担当:濵砂)

 ファックス:0985-84-0700

「塩麹を学ぶ研修」申込10日まで(栄養・給食部会)

 栄養・給食研究部会が225日(木)1015分から、宮崎市のニューウェルシティ宮崎で研修会を開く「塩こうじの伝統」を学ぶ研修会の参加申し込みは210日(水)までです。

この研修会では講師に大分県佐伯市の糀屋本店9代目当主で、麹の魅力を伝えるため世界を股にかけて東奔西走されている「こうじ屋ウーマン」として有名な浅利妙峰さんをお招きし、講演をしていただきます。

 この研修会は県内の会員老健施設の職員はもとより、その他の高齢者施設関係者や高齢者の介護に関わっておられるご家族など、どなたでも受講できます。

 なお受講料として会員老健施設関係者の方は一人500円が必要ですが、その他の方は無料です。

 詳しくはこちらをごらんの上、別紙「参加申込書」により介護老人保健施設ひむか苑(担当:松浦)宛てに210日(水)までにお申し込み下さい。

【申し込みおよび問合せ先】:介護老人保健施設ひむか苑、担当:松浦

電話:0985-48-1360

FAX0985-47-5376

8日は「キャリアアップ研修(中堅者・管理者)」

 28日(月)は「平成27年度キャリアアップ研修」のうち「中堅者研修」と「管理者研修」が、宮崎市小松の潤和リハビリテーション振興財団本部1階大研修室で行われます。

※中堅者研修は午前中(10時から12時)まで

※管理者研修は午後(13時から16時)まで

 となっております。くれぐれもお間違いのないようご注意下さい。

 なお、基礎研修は34日(金)の10時から1530分までですので申し添えます。

 また、この研修会に関するお問い合わせは(公社)宮崎県老人保健施設協会 事務局(担当:鶴田、伊福)までお願いします。

 〒880-2112 宮崎市大字小松1158(介護老人保健施設ひむか苑内)

 電話:0985-47-3941  ファックス:0985-47-3967

   E-mailアドレス:miyazaki-roken@junwakai.com

6日はヘルスカウンセリング研修会(看・介部会)

26日は看護・介護研究部会主催の「ヘルスカウンセリング」研修会が、宮崎市のJAアズム別館で開催されます(1330分から15時まで)。

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この研修会はフリーアナンサーでストレスゼロ・トレーナーをされている、榎木田智子を講師に招き、「心の健康・ストレスゼロ」をテーマにご講演をしていただくものです。

受講を予定されている方は、気をつけてお越し下さい。また研修会の模様は後日レポートする予定ですのでお楽しみに。

アンケート調査にご協力下さい(事務長会)

 事務長会では会員老健施設を対象にしたアンケート調査を実施中です。

 これは平成27年度の実地指導状況および平成27年度の介護報酬改定における施設運営などについて、選択式および記述式で回答いただく形式となっており、さきごろ県内の会員老健施設宛てに文書を送付し、調査協力をお願いしているものです。回答頂いた内容は集計・分析し、施設間で情報を共有するなど、円滑な施設運営の一助としていきます。

 アンケートの提出は212日(金)までとなっております。ご多忙の折、恐縮ではございますが、何とぞご協力方賜りますようお願い申し上げます。

 なお、このアンケートに関する問い合わせ、そして提出先は以下の通りですのでよろしくお願いいたします。

【問合せ先】:介護老人保健施設グリーンケア学園木花(担当:川崎)

 電話:0985-58-3000

【提出先】:介護老人保健施設サンヒルきよたけ(担当:濵砂)

 ファックス:0985-84-0700

アンケート調査回答用ファイル他修正しました(在宅支援部会※重要※)

(公社)宮崎県老人保健施設協会在宅支援研究部会が会員施設を対象に実施している、平成27年度の「入退所の状況について」のアンケートに関して、

(1)回答用エクセルファイルに不具合がある

(2)「問合せおよび送付先」のメールアドレスが違っている

という二点の誤りがありました。深くお詫び申し上げます。

 この件に関して以下の通り修正をいたしましたのでよろしくお願いいたします。

(1)回答用エクセルファイルについて】

《誤》「zaitakusienanke-toH27.xls

《正》「zaitakusienanke-toH27saisyuusei.xls

 ファイル名「zaitakusienanke-toH27.xls」に不具合があったため、これを修正した「zaitakusienanke-toH27saisyuusei.xls」を当協会のホームページ(http://www.miyazaki-roken.jp/)の「書式ダウンロードhttp://www.miyazaki-roken.jp/download/index.html)」のページにアップロードしております。既に以前のファイルにて回答中の施設は、恐れ入りますが修正したファイルをダウンロードした上でご回答願います。

(2)「問合せおよび送付先」のメールアドレスについて】

《誤》keijoureha-mizo@rhythm.ne.jp

《正》keijoureha-mizo@rhythm.ocn.ne.jp

 誤ったメールアドレスには「ocn.」が抜けています。正しくは「keijoureha-mizo@rhythm.ocn.ne.jp」です。

 

このアンケート調査の詳細につきましてはこちらをごらんください。また、このアンケート調査に関するお問い合わせは「介護老人保健施設
慶穣塾 作業療法士 溝口 亮仁」までお願いいたします。

【問合せおよび送付先】

介護老人保健施設 慶穣塾

作業療法士 溝口 亮仁

TEL 0982-54-6541 FAX 0982-55-3209

メールアドレスkeijoureha-mizo@rhythm.ocn.ne.jp

220日(土)までにご回答下さいますようお願い申し上げます。

中堅者・管理者研修申込3日までに延長(県委託事業「キャリアアップ研修」)

  県委託事業の平成27年度キャリアアップ研修中堅研修28午前管理者研修午後の申し込みを21日(月)の午後5時までとご案内しておりましたが、2月3日(水)までに延長いたします。

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この研修は「地域医療介護総合確保基金」にかかわる宮崎県の委託事業で、介護職員のキャリアパスに応じた資質向上を図ることがこの研修の目的です。

申し込みがまだの方はこちらをご覧の上、「参加申込書」に必要事項をご記入の上、2月3日(水)午後5時までにお申し込み願います。

また、介護職員経験年数1年から3年以内の介護職員が対象にした「基礎研修」の申し込みは226日(金)午後5時までとなっています(会場はいずれも潤和リハビリテーション財団 本部棟1階大研修室:宮崎市大字小松1133)。

なお、この研修会に関する申し込み・問合せは(公社)宮崎県老人保健施設協会 事務局(担当:鶴田、伊福)までお願いします。

 〒880-2112 宮崎市大字小松1158(介護老人保健施設ひむか苑内)

 電話:0985-47-3941  ファックス:0985-47-3967

E-mailアドレス:miyazaki-roken@junwakai.com

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