協会活動報告

「全国大会愛媛in松山」開かれました(その5)

 「坂の上に輝く一朶の白い雲 ~超高齢社会のニーズに応えられる老健を目指して~」をテーマに、「第28回全国介護老人保健施設大会愛媛in松山」が7月26日から28日にかけて、松山市のひめぎんホール(愛媛県民文化会館)他で開催されました。

 そのメイン会場、ひめぎんホールの県民プラザで行われたのが「アニマルセラピー」。これは(公社)日本動物病院協会の協力のもとで開かれたもの。同協会相談役で赤坂動物病院総院長の柴内裕子先生、佐野獣医科病院の佐野明彦先生、KOKOどうぶつ病院の大林杏子先生らが講師となってアニマルセラピーのプログラムが紹介されました。

 アニマルセラピーを実施することで、利用者の笑顔が増し、触れ合おうとする意欲が高まり、離床を促すことにもつながるとのこと。この日は大きさも種類も様々なセラピー犬達が登場し、アニマルセラピーの実際を紹介してくれました。周囲を埋め尽くした参加者は笑顔と感動に包まれながらも、セラピー犬が高齢者のQOLを向上させる事を知り、高い関心を示しながら見入っていました。

(つづく)

「全国大会愛媛in松山」開かれました(その4)

 7月27日の16時からは櫻井よしこさんによる市民公開講演Ⅰ、「今、私たちが出来ることはなにか」がありました。

 ジャーナリストで公益財団法人国家基本問題研究所の理事長も務められている、テレビでもお馴染みの櫻井さんの講演が聞けるとあって、メインホールは早くから行列を作って待たれていた一般の方も加わり満席となりました。

 すっと伸びきった背筋で、さっそうと登場された若々しい櫻井さんのりりしい姿に息をのむ受講者。しかし開口一番「昭和20年生まれの72歳です」と切り出すと、会場からは驚き声が上がりました。さらに「106歳の母を自宅で介護しています」と続いた言葉に、会場のどよめきは一層高まりました。

 病に倒れ、入院されたお母様は胃ろうを造設、口からものを食べることがない状態で家に戻られたそうです。「100パーセント安全な道を生きる、しかし美味しいものは食べられない。それよりも時々誤嚥しても、その時に出来る治療をしながら夏はスイカ、飽きは柿、冬はリンゴ、そして愛媛ならミカンというように、美味しい物を食べて生きる方がいい」と考えた櫻井さんは、周囲の協力も得ながらお母様が口から食べられるよう献身的な努力を重ねられ、現在はステーキも食べられるようになったとのことです。

 実際この日も講演のため愛媛に発つ前、櫻井さんはお母様にはスイカジュースを作り飲ませて差し上げたのだそうです。会場を埋め尽くした老健関係者、そして一般受講者ともに感銘と尊敬の表情を浮かべながら聞き入っていました。

 世界の情勢と日本が置かれた状況をわかりやすく丁寧に説明しつつ、今後の日本、そして私たちが出来ることについて、時に優しく語りかけ、また時にエネルギッシュに訴えかける櫻井さんの講演は会場全体を深い感動に包み込んで進められ、1時間30分という講演時間があっという間に過ぎました。

 「何があっても前向きに考え、心を前向きに持っていれば大丈夫」というお母様から教わった言葉を紹介され、「頑張っていれば神様が見ていて、回りの人にも伝わっていく。何があっても大丈夫」と呼びかけて講演を締めくくった櫻井さんの素晴らしい講演に、会場からは割れんばかりの拍手がおくられました。

(つづく)

「全国大会愛媛in松山」開かれました(その3)

 演題発表は27日と28日の両日にわたってあり、口演、ポスター合わせて1,200もの発表が全国からエントリーされました。このうち口演発表はひめぎんホールに加え、愛媛看護研修センター、愛媛県総合社会福祉会館、松山全日空ホテルの4施設、21会場で行われました(ポスター発表は愛媛県身体障がい者福祉センターで実施)。

 テーマ別に分けて行われた口演発表は、それぞれの老健施設において発生した問題とその解決策、新たな取り組みとその効果などについてスライドを用いて行われ、座長による円滑な進行のもと、同じ悩みや疑問を抱える参加者と発表者の間で熱心な意見のやりとりが交わされました。

 地域や施設、職種を超えた交流が深まるとともに、問題意識が共有され、それぞれの職場での実践に向けた解決の糸口が得られるなど、大変有意義な分科会となりました。

(つづく)

「全国大会愛媛in松山」開かれました(その2)

 7月27日は開会式に続き、厚生労働省の濵谷浩樹局長の特別講演「行政の観点から介護老人保健施設に期待すること」がありました。

 ランチョンセミナー、(公社)全国老人保健施設協会(全老健)の東 憲太郎会長による講演と続き、シンポジウム「他職種協働老健施設における看取り ~多死社会を迎えて~」では、全老健の本間達也副会長を座長とし、厚生労働省医政局の佐々木 健 地域医療計画課長、日本在宅ケアアライアンスの新田國夫 議長、介護老人保健施設紀伊の里の山野雅弘施設長、介護老人保健施設鶴ケ島ケアホームの小池真由美 生活部長、介護老人保健施設みのり園の西谷 憲 介護主任が壇上に上がり、それぞれの立場から意見を出し合いました。

(つづく)

「全国大会愛媛in松山」開かれました(その1)

 「坂の上に輝く一朶の白い雲 ~超高齢社会のニーズに応えられる老健を目指して~」テーマに、「第28回全国介護老人保健施設大会愛媛in松山」が7月26日から28日にかけて、松山市のひめぎんホール(愛媛県民文化会館)他で開催されました。全国から集まった老健施設役職員4,500人が、講演やシンポジウム、演題発表などを通じて研鑽を積み、交流を深めました。

(↑メイン会場となったひめぎんホール)

(↑全国から大勢の参加者で会場内は熱気にあふれていました)

(↑会場内に設けられた「ミカンジュースが出る蛇口」には長蛇の列ができていました)

(つづく)

総務委員会開きました

 当協会の平成29年度第2回総務委員会を7月25日、宮崎市の介護老人保健施設ひむか苑で開催しました。

 この日の委員会では、(1)各部会、総務委員会活動、(2)宮崎県委託事業、(3)第14回 公社)宮崎県老人保健施設研究大会・・・などについて協議、検討を行いました。

 この中で第14回研究大会について、大会テーマは「人に地域に関わり合う老健 」、サブテーマは「地域包括ケアの一翼を担う老健施設を目指して」にそれぞれ決まりました。本大会は平成29年12月23日(土)、JAアズムで開催いたします。今後協会事務局および総務委員が中心となり、会員老健施設の皆様のご協力を仰ぎながら大会を成功させたいと存じますので、何とぞご理解、ご協力方賜りますようお願い申し上げます。

「介護老人保健施設における在宅復帰・在宅療養支援機能の強化」に向けた調査へのご協力について(お願い)

(公社)全国老人保健施設協会では現在「平成29年度老人保健事業推進費等補助事業『介護老人保健施設における在宅復帰・在宅療養支援機能の強化』に向けた調査」を実施中です。回答期限は平成29年8月21(月)となっています。

詳しくはこちらをご覧の上、ご協力方お願い申し上げます。

 

【この調査に関する問い合わせ先】

○公益社団法人 全国老人保健施設協会事務局 業務部業務第一課

○TEL:03-3432-4165

○FAX:03-3432-4172

平成29年度介護事業実態調査調査協力のお願い(再依頼)

 厚生労働省が実施している「平成29年度介護事業実態調査(介護事業経営実態調査)」の回答期限が5月末日から延長となりました。

 これはこの調査協力について、厚生労働省老健局より(公社)全国老人保健施設協会(全老健)に調査協力の再依頼および提出期限延長の連絡があったものです。

 対象となっている施設で、提出がまだのところはこちらをご参照の上、ご協力方お願い申し上げます。

いよいよ開催!全国大会愛媛in松山

 「坂の上に輝く一朶の白い雲 ~超高齢社会のニーズに応えられる老健を目指して~」をテーマに掲げ開催される「第28回全国介護老人保健施設大会愛媛in松山」はいよいよ7月26日から28日にかけて開催されます。

 参加、発表を予定されている方は道中お気を付けて。全国の老健スタッフとの交流が深まり、明日からの実践につながる有意義な大会となりますことを祈念申し上げます。

今年度も作ります!「『介護の仕事』PRパンフ」

 当協会では今年度も「『介護の仕事』PRパンフレット」を作ります。

 これは「地域医療介護総合確保基金」に関わる宮崎県の委託事業として当協会が平成27年度より取り組んでいるもの。増加する介護ニーズに対応すべく、学校の生徒などに対して介護や介護の仕事に対する理解促進およびイメージ向上をはかり、介護人材のすそ野を広げ、介護従事者の確保をはかることが目的に作成、配布する予定です。

 7月20日には宮崎県長寿介護課の担当者の方々にご出席を賜り、協会事務局および広報部会委員、さらにイラストレーターを交えての今年度第1回の話し合いを行いました。

 昨年度作成したパンフレット「介護が教えてくれたこと~マンガでわかる『介護のしごと』~」が好評だったことを受け、今年度もマンガ形式を採用し、部数も増やしてより多くの生徒の手元に届くとともに、介護の仕事について理解を深めてもらいたいと考えています。

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