昨日、11月11日は介護の日でした。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」という気持ちをこの日に掛け合わせているのだそうです。
これからさらに寒くなります。心も体も温まる介護に努めましょう、そして利用者様から「ありがとう」と言っていただければ、こちらまで暖かい気持ちになれると思います。
そして気がつけば2012年も今日を入れて残りジャスト50日(゚O゚)。早いものです。やりのこしのない一年が締めくくれるよう、しっかり頑張りましょう!!
昨日、11月11日は介護の日でした。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」という気持ちをこの日に掛け合わせているのだそうです。
これからさらに寒くなります。心も体も温まる介護に努めましょう、そして利用者様から「ありがとう」と言っていただければ、こちらまで暖かい気持ちになれると思います。
そして気がつけば2012年も今日を入れて残りジャスト50日(゚O゚)。早いものです。やりのこしのない一年が締めくくれるよう、しっかり頑張りましょう!!
秋期全国火災予防運動が、本日11月9日から始まりました(15日まで)。11月になった途端に、寒くなって、もはや秋と言えるのだろうか?11月7日が立冬だから、もはや冬期全国火災予防運動じゃなかろうか?などと言ってはいられません。
介護が必要な高齢者のお世話をする老健施設にとって、火災は最も恐ろしい災害の一つです。火災報知器、消火器、スプリンクラーなどの備えがあるとしても、火事を起こさないことが何よりも大事なのは言うまでもありません。火の始末の徹底方お願いします。
また、各施設でも防火訓練が行われるかと思いますが、かけがえのない利用者様の命を預かる立場にある者であることを肝に銘じ、真剣な態度で臨みましょう。
これは、県内で65歳以上の高齢者が被害となる交通死亡事故が多発していることと、年末にかけて重大事故が増える傾向があることから発令に踏み切ったとのことです。
発令期間は本日8日までで、期間中は交通指導取り締まりを強化する、と11月3日付け宮崎日日新聞が報じていました。しかしもちろん、期間が終わればどうでもいい、なんてことはありません。とりわけ高齢者を乗せて運転する事も多い私たち老健職員です。警報期間であるなしに関わらず、常に手綱を締める気持ちでハンドルを握りましょう。
10月27日と28日、宮崎神宮大祭(宮崎神宮御神幸祭)、いわゆる「神武さま」がありました。明治9年に始められた宮崎を代表する祭りです。パンフレットには「神武さまを自分のお宮として信仰してきた町民が、お宮までの道のりが遠く、親しくお参りすることが出来ないため、『せめて一年に一度神幸を願って一家をあげて心ゆくまで拝ませて下さい』という嘆願書を提出したのが始まりです。明治42年頃から今のような形式になったと言われています」と書いてありました。
28日の日曜日は好天に恵まれ、多くの見物客で賑わいました。古事記編さん1300年にあたる今年は、神武天皇ゆかりの神々11神も、「神々のパレード」として参加し、お祭りを盛り上げました。
「神武さま」をはじめ、私たちの宮崎県には各地に様々なお祭り、伝統芸能、文化がたくさんあります。それらの多くは、老健施設を利用されている私たちの人生の大先輩方が、そのまた先輩達から代々受け継ぎ、そして私たちに受け渡してきたもの。私たちはまたそれを次の世代に伝えていかなければなりませんし、これから先もずっとずっと続いていって欲しいと思います。
【奉納品行列。これは平安時代の衣装だそうです】
各グループとも調理が終わり、いよいよ試食です。「百聞は一見にしかず」ならぬ、「百聞は一食にしかず」とばかり、受講者は出来上がったソフト食4品を一口一口、興味津々に口に運んでいました。
あちこちで聞こえる「美味しい!」の声。しかし受講者は日頃から高齢者の食事に携わるプロ。味覚を楽しむだけでなく、見た目の形や色使い、香り、箸でつかんだ時の取りやすさ、口に入れた時の感触や噛みごたえ、食塊の作りやすさや喉への運び込みやすさ、そして喉ごしなどを一つ一つ確かめながら、ソフト食の特徴を確認していました。また、運営スタッフである老健の栄養士や納富さん達も交え、意見や感想を出し合い、美味しく楽しいながらも、真剣で内容の充実した試食会となりました。
「ソフト食はすごく自然で、高齢者にも喜んで食べてもらえると思う」、「巻き寿司の具がとてもやわらかく、高齢者も食べやすい」、「食べる前の見た感じが普通食のように良かった」・・・など、ソフト食を高く評価する声が聞かれました。
また、「本で見るより自分の目で見て作ることができて勉強になった」、「他のヘルパーの方にも参加してもらえるよう、頻繁に教室があるといい」、「自宅周辺にもソフト食に興味を持っている人が多く、もっと声掛けを大にして開いてもらえるといい」など、この高齢者栄養教室の、より充実・拡大した継続開催を望む声も寄せられ、後味の良い教室となりました。
(終わり)
講話に続き、受講者はいよいよ調理実習に取りかかりました。この日のメニューは巻き寿司、鶏の唐揚げ、なすのずんだ和え、そしてあおさのみそ汁の4品。6つのグループに分かれた受講者は、講師の納富さんと、県西地区老健の栄養士達の指導のもと、役割を分担して調理に当たりました。
日頃から高齢者の食事作りに携わっている受講者も、いつもとは違う調理法に初めは戸惑い気味。しかし、レシピを見たり、説明に耳を傾けたりしながら徐々に要領を得て、着実にそれぞれのソフト食を作り上げていきました。
また、実際に自分の手でソフト食を作ることで、その特徴や、他の食形態との違いなどについて理解を深める良い機会となりました。
(↑巻きずし)
(↑鶏の唐揚げ)
(↑なすのずんだ和え)
(↑あおさのみそ汁)
(続く)
(会場となった都城市コミュニティセンター)
県内各地区の持ち回りで開催しているこの高齢者教室、今回は県西地区が担当。老健やグループホーム、訪問介護など、日頃高齢者の食事に携わる26人が受講しました。当日は同地区の会員施設の栄養士12人が朝早くから準備に当たりました。
(朝早くから準備にかかるスタッフの皆さん)
はじめに、「高齢者ソフト食について」と題し、潤和会記念病院の管理栄養士、納富祥子さんの講話がありました。「加齢に伴い、味覚や噛む力が衰え、喉の渇に鈍くなったり唾液の分泌量が減って、飲み込む力が弱くなる」と切り出した納富さん。「それにより摂食・嚥下障害が起こると、低栄養や脱水、誤嚥、窒息などを引き起こし、食事も楽しくなくなる」と指摘しました。
(資料を用いてわかりやすく話す納富さん)
これに対し、高齢者ソフト食は(1)しっかりとした形があり、(2)口に取り込みやすく(適正なサイズ)、(3)咀嚼しやすく(適正な固さ)、(4)まとまりやすく(食塊形成のしやすさ)、(5)移送しやすく(適正なすべりをもつ食塊)、(6)飲み込みやすい(適正な嚥下スピード)・・・などの特徴があり、それらの問題を解決できると説明。受講者は身を乗り出して聞き入っていました。
(安全で美味しく楽しい食事を提供しようと真剣に聞き入っていました)
(続く)
第24回全国介護老人保健施設大会石川in金沢の事務局より大会パンフレットが届きましたので、 PDFファイルにてアップします。閲覧、ダウンロードは こちらからどうぞ。
第24回全国介護老人保健施設大会石川in金沢は、平成25年7月24日(水)から26日(金)の3日間にわたり、石川県立音楽堂、ホテル日空金沢、ANAクラウンプラザホテル金沢ほかを会場に開催されます。大会ホームページも既に立ち上がっていますので、併せてご案内申し上げます。
「世の中に出るのは、つまり自分の思うようにならないということを経験するためである」・・・これは阪急の創始者、小林一三氏の言葉です(『生きるヒントになる名語録728』、三笠書房)。その昔、親元を離れ、都会で一人暮らしを始めたとき、はたまた就職して仕事を始めたときなどはもちろんのこと、日頃社会生活を送る中での様々な場面で、この言葉が身に染みてわかります。もちろん多くの人にとって、世の中は自分の思うようにはならないことばかり。ため息が出ることもあります。しかし、そんな世の中だからこそ、自分らしさを見失わず、「負けるもんか!」などと奮起して頑張ってみたりもするわけなのですが・・・。
さて、これとは話が違うのですが、10月23日の朝日新聞に「障害者の不利益 見逃さない ?差別禁止法案が目指す社会?」という見出しがありました。この法律は、来年国会で議論される予定の「障害者差別禁止法」に関する記事。「障害がある人が、障害のない人と同じ行動がとれるようにする『合理的配慮』が求められる」というこの法律は、国連「障害者権利条約」批准に向けた国内法整備の一環として検討が進められるのだそうです。
例えば、体に障害があるという理由だけで入店を拒否されたり、車椅子で店に入るためのスロープがないと「差別」と見なされるかどうか、そういった考え方が法案のポイントになりそうだと書いてありました。内閣府の作業部会がまとめた意見書では、「障害のない人と同じ行動をしたり、サービスを受けたりするための合理的配慮をしないことは差別にあたる」と定義したそうです。
これに対して企業は「不均等待遇」や、「合理的配慮」をしてはならず、「過度な負担」がかからない範囲で対策を講じなければならない、というのが「障害者差別禁止法」になるのではないか、と思うのですが、この「過期な負担」がどの程度になるのか、「線引きは難しい」と記事にはありました。したがって、この法律が具体化していくのはまだまだこれからということになるようです。
先述の格言と意は異なりますが、障害のある人が、その障害のために、「世の中に出て、自分の思うようにならないということを経験する」ことが無いような、そんな「障害者差別禁止法」になって欲しいと思います。今後の議論の行方が気になります。
【地域包括ケアの具体像】
(5)提供者
○医療・福祉専門職業務のスライド:地域包括ケアにおけるサービス提供の移行に合わせて政府が提起。
・医師・療法士から→看護師へ(日常生活機能訓練、急変時対応、看取り等々)
・看護師から→介護職へ(服薬管理、経管栄養、機能訓練や認知症ケアのスーパーバイズ等々)
・介護職から→保険外の主体へ(生活援助・・・生活支援等とセットで)
○「改正社会福祉士及び介護福祉士法」によって介護職によるたんの吸引や経管栄養といった医療行為が初めて公式に業務化。今後は法改正なしの省令によって対象行為が拡大していく可能性もある→介護事故の発生や離職率増加などが現場から懸念されている。
○医師や看護師の増員を図る政策でなく、地域包括ケア自身に必然性があるわけではない業務スライドには財政的視点に規定された「効率的なサービス提供体制の構築」という思惑が背景にある。
※なしくずしに業務スライドを進めるのではなく、現段階で医師・看護師の増員、介護食の労働条件・環境整備、それを可能にする報酬引き上げを行った上で、改めて医業と介護業の役割と連携体制、医療行為の危険・侵襲性を踏まえた専門教育・研修のあり方などについて議論する必要がある。
【地域包括ケアと「成長戦略」】
○社会保障改革において、「新成長戦略」に基づいて、新たな産業として医療や介護分野を位置づける動きが強まっている。
○地域包括ケアは、医療・介護費の抑制で生み出された保険外のサービスを産業として位置づける視点がある
・厚生年金受給者対象のサービス付き高齢者住宅:新しいマーケット創出の要。
・生活援助の保険外しも、新たな産業を育成する「成長戦略」の一環。
・業務のスライド:「健康関連サービス産業の成長促進と雇用の創出」に資するもの。
【終わりに:今後の課題】
※地域包括ケアを真に実現することが求められる。
○そのためには、各項であげたような提供制度改革が必要。
○財源は応能負担を原則に置きながら、利用者負担や保険料、公費負担の在り方を見直し、介護報酬の引き上げを図ることで真の地域包括ケアを保障する改革が求められる。
(終わり)