よみがえった相生橋

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 712日の夕方、見事な虹が架かりました。上の写真は宮崎市の跡江にて、旧相生橋付近で撮影したものです。

 この旧相生橋は、昭和46年(1971年)の3月に建設され、44年間にわたり活躍してきました。しかし昨年(平成25年)210日に現在の新相生橋が開通したのに伴い、現役としての役目を終え、現在解体作業が進められています。

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(↑解体されるまえの旧相生橋)

 ところがです。この日の虹はその解体中の相生橋の左岸と右岸をみごとに渡していたのです。しかもダブルで!

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(↑左岸側はこんな感じで、ちょうど橋のあたりからすーっとのびていました)

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(↑右岸側。しっかりくっきり届いていました)

 写真ではわかりませんが、この時雨が降っていました。しかしそれも忘れるくらいの美しさで、うっとりしながらシャッターを押しました。この虹は長年頑張ってきたことに対する労をねぎらうとともに、今後解体が進むにつれてその姿が消え去ってしまっても、私たちがこの旧相生橋のことを忘れてしまわないように、これほどまでに美しい虹の橋をもう一度架けてくれたのだと思います。そんな心優しい二重の虹の粋な計らいに思わず「ありがとう」とつぶやいたのでした。

 私たちが働く老健施設は、病院と自宅や地域社会をつなぎ結ぶ「架け橋」。その役割をしっかり果たしたい!そしてそれよって「ありがとう」と感謝されるよう頑張りたい!この見事な虹の橋のように。この日の虹を見ながらそのように思った、神聖で感銘深いひとときでした。

ことぶき苑Hpリニューアルオープン

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医療法人社団敬寿会介護老人保健施設ことぶき苑のホームページが新しくなり、アドレスが変更になりました。

 ことぶき苑の新しいホームページアドレスは(http://www.anami-kotobukien.jp/)です。

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  新しいホームページは621日に完成したばかり。最新の空室状況や関連施設の情報、そして施設やスタッフに関する身近な話題を載せた「お知らせ」など、見どころ満載で、写真も綺麗です。

 ことぶき苑のホームページはこちらからどうぞ。

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好きな気持ちを伝えよう

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 「好きな気持ちはなかなか伝わらないが、嫌いという気持ちはすぐに伝わってしまう」と述べたのはアサヒビール会長の福地茂雄さん(『プレジデント名言録 part3』、「プレジデント」編集部)。

 老健施設で働く中で、利用者に対して好意を示すことはケアの第一歩であり、そこから信頼関係が構築され、本人の残存能力を活かしたリハビリテーション介護が展開され、ひいては在宅復帰、在宅支援という老健施設の役割が果たされることにつながります。

 逆に利用者に対する嫌悪感がもしあれば、それは態度や言葉、顔色などに如実に表れ、それが相手に伝わることで、(それまで築いてきたとしても)信頼関係は崩れ、ケアに対する拒否や抵抗となり、本人の意欲は低下することでリハビリテーション介護はおろか、心身機能の低下、さらには在宅復帰や在宅生活継続困難という事態を引き起こしかねません。

 このようなことから技術や知識などを差し置いても、介護の基本は「相手を好きになること」ではないでしょうか。福地さんがおっしゃるとおりそれは「なかなか伝わらない」かもしれませんが、何よりもまず「好きだ」という気持ちがなければ伝わりようがありません。そういう意味では利用者11人の事をよく知り、思い、好きになるという事は、大切な介護技術の基本ではないかと思います。

まもなく締め切り!リハ部会研修

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(公社)宮崎県老人保健施設協会リハビリテーション研究部会が723日(土)15時から、宮崎市の宮崎リハビリテーション学院で開催する今年度第1回の研修会受講申し込みは719日(火)までです。

今回の研修会テーマは「平成27年度介護保険制度・介護報酬改定に関して(特にリハビリテーションマネジメント加算?・?)」。講師は宮崎県福祉保健部長寿介護課居宅介護担当副主幹の西田
洋様。同制度および報酬改定について、わかりやすく解説していただきます。

この研修会は県内会員老健施設の職員をはじめ、どなたでも受講することができます。会費として老健関係者は1500円が必要ですが、それ以外の方は無料で受講できます。

詳しくはこちらをご覧の上、「参加申込書」に必要事項を記入し、介護老人保健施設こんにちわセンター(担当:中村、ファックス:0986-22-8055)までお申し込み下さい。この研修会の申し込み締切は719日(火)です。

また、研修会終了後、19時より懇親会も開催します(会場:炭火地鶏
藁焼かつお せいろ蒸し みやざき晴夜((はれるや)))。多数の参加をお待ちしています。

なお、この研修会に関する問い合わせは介護老人保健施設こんにちわセンター(担当:中村豪史、電話:0986-22-7100、携帯:090-2853-9371)までお願いいたします。

マラソンには瞬発力必要!?

1211日に開催予定の青島太平洋マラソン2016。今年で記念すべき第30回を迎えるのだそうです。この「青太」が始まった頃は「フルマラソンを走るなんて普通の人には到底無理!」という考える人が多かったのではないかと思います。

しかし現在はそんなことを考える人はあまりおられないのではないでしょうか。今や未曾有のマラソンブーム。市民ランナーの数は1,000万人とも言われていますが、そのきっかけとなったのは2007年に始まった東京マラソン。その年の青島太平洋マラソンも参加者が急増。スタート時刻になっても受付はおろか駐車場に入れない車がコース上にびっしりと列をなしている事態となり、異例のスタート時刻繰り下げとなりました。なおこの約1ヶ月半前にあった綾照葉樹林ハーフマラソンでも同じ事態が発生し、やはりスタートが繰り下げられています。

2008年から青太はコースを一新、宮崎市の県庁前やデパート前に宮崎神宮前といった中心市街地に加え青島トロピカルロードなど、走りながら景色も楽しめるコースになりました。制限時間も6時間半。これならのんびり走っても完走が狙えるわけですが、その数年前は5時間半という厳しい時期もあり、多くのランナーが関門で競技中止を余儀なくされていたことを考えると、コースも時間も魅力的な大会になり、人気が高まるきっかけになったと思います。

 そして今年の大会、その参加申し込み(ネットでのエントリー)は622日の午後8時から始まり、わずか50分で定員の8,200人に達し受け付けを終了しました。参加料7,500円はかつての倍近くになったのですが、エントリーを躊躇する理由にはならなかったようです。それどころか「参加しようかな?どうしよう?」と悩んでいたらあっという間に締め切られてしまいます。参加希望者はパソコンやスマートフォンの画面とにらめっこし、なかなか参加申込用ページへアクセスできずにいらいらしつつ、マウスや指先を懸命に動かしていたのではないかと思うと、持久力が要求されるマラソンに参加するためには瞬発力も必要な時代になったのか、と少々複雑な気持ちがします。

今回の参加申込みは、これまで通り「早い者順」でしたが、東京マラソンをはじめとする他の大きな大会のように抽選方式が採用されるかもしれません。しかしマラソンは運動療法の基本である有酸素運動。参加できなかったからといって「もう走るのやめた!」とせっかくのマラソンブームが下火になっていくのはもったいないこと。性別や年齢を問わず、多くの人が走ることを通じて健康な心身づくりに取り組んでいく傾向が今後ますます高まっていくために、大会の開催や運営方法をはじめ様々な面から対策が講じられるといいと考える次第です。

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(※写真は青太マラソンおよび記事とは関係ありません)

サンヒルきよたけ取材しました

 (公社)宮崎県老人保健施設協会広報部会は78日、宮崎市清武町にある介護老人保健施設サンヒルきよたけを訪問しました。

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 これは当協会が年2回発行している広報誌「老健みやざき 34号」の企画記事(不定期掲載です)”老健ルポルター寿(じゅ)”の取材活動として、サンヒルきよたけを訪ねたもの。

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恵まれた自然環境の中で利用者の皆様がいきいきと運動や制作活動に取り組んでおられ、心打たれました。またそれに寄り添うスタッフもニコニコの笑顔、キラキラの瞳ではつらつと仕事をされている姿が印象的でした。そして皆で楽しめる広く高いホールやくつろぎと落ち着きのある小空間、歩行練習にも大活躍という100メートルある廊下など、利用者にもスタッフにも細心の配慮が施された施設環境に深い感銘を覚えました。あいにくの悪天候でしたが柴田紘一郎施設長はじめスタッフの皆様、そして快く取材に応じて下さった利用者の方々ご協力に心より感謝申し上げます。

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 「老健みやざき 34号」は9月発行予定です。

発汗は疲れるけれど

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 「夏になると疲れやすくなるのは、なぜ?」という質問が『時間を忘れるほど面白い 雑学の本 365日、頭と心を刺激する218のネタ!』(竹内 均 編、三笠書房)にありました。確かに夏は疲れやすい・・・と共感を覚えながら読み進めると、次のような解説がありました。

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【夏になると疲れやすいわけ】

(1)疲れは発汗作用と深い関係がある

(2)気温が上昇すると体温も上がろうとするが、それを発汗によって余分な熱を放出して体温を一定に保つ

(3)夏は体温調整のため特に運動をしなくても1日に2ないし3リットルの汗をかく

(4)汗を蒸発させるときにエネルギーを消費する

(5)2ないし3リットルの発汗に必要なエネルギーは1000キロカロリー以上

(6)1000キロカロリーはクロールで1時間泳いだ時の消費量とほぼ同じ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 これらに加えて暑くて食欲が衰えていることや、過剰にとり過ぎた水分が汗になって排出されるときもカロリーが消費され、また水分のとり過ぎが胃液を薄めて消化不良を招くことも体力の消耗や疲労の一因になるとのことでした。

 クロールで1時間泳ぐというのはそうとうに疲れるのは想像に難くありませんが、それと引き替えに人の身体は自分で意識せずとも発汗することで体温をちゃんと調節してくれているわけです。ありがたいことです。

 ところが高齢者になると暑くても汗をかきにくくなり、体温・循環・体液調節機能が低下することから、室内でも熱中症になる危険性が大きいことが指摘されています。宮崎県のホームページでも「熱中症気をつけましょう」として注意を呼びかけています。これからが夏本番、暑さも厳しくなってくると思われます。上記ページには関連情報のリンクも貼り付けてあります。情報をしっかりと把握しつつ、こまめな水分補給や適切な温度設定などを心がけて夏を乗り切りましょう。

身体拘束66パーセント

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 「高齢者身体拘束66パーセント」という見出しが、629日の宮崎日日新聞に大きくのっていたのをご覧になった方も多いのではないかと思います。全日本病院協会が厚生労働省作成の高齢者に関する「身体拘束ゼロへの手引き」の達成状況を調査した結果、回答があった683の病院や介護施設のうち、身体拘束の原則禁止として例示された11行為の「いずれかを行うことがある」と答えたところが以下の通りの結果だったそうです(カッコ内は回答数)。

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(1)病院・介護施設合計(683)66パーセント

(2)一般病棟(77)      :94パーセント

(3)老人保健施設(73)    :47パーセント

(4)特別養護老人ホーム(75) 33パーセント

(5)地域包括ケア病棟(70)  :99パーセント

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 この結果をみて「老健施設はあまり身体拘束をやっていない」などと考えるわけにはいきません。むしろ回答があったうち半数近くの施設が拘束を行っているというのは深刻な事態だと言えます。「身体拘束を受けることで気力が失われ、症状が悪化する恐れもある」という同協会関係者のコメントが紹介されていましたが、まさにその通りだと思います。利用者の在宅復帰、在宅生活を支援し、利用者が家庭や地域における役割を再獲得し、社会参加を続けられるよう援助を行っていくべき老健施設において、身体拘束はこれと完全に相反する行為ではないでしょうか。

 今回の調査結果は全国すべての老健施設の状況が反映されているものではありませんが、それぞれの施設におけるこれまでの身体拘束ゼロへの取り組み振り返り、これまで以上に強化徹底していく一助となればと思います。

リハ部会研修申し込みは7/19までに!

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(公社)宮崎県老人保健施設協会リハビリテーション研究部会が723日(土)15時から、宮崎市の宮崎リハビリテーション学院で開催する今年度第1回の研修会の受講者の申し込みを現在受付中です。

今回の研修会テーマは「平成27年度介護保険制度・介護報酬改定に関して(特にリハビリテーションマネジメント加算?・?)」。講師は宮崎県福祉保健部長寿介護課居宅介護担当副主幹の西田
洋様。同制度および報酬改定について、わかりやすく解説していただきます。

この研修会は県内会員老健施設の職員をはじめ、どなたでも受講することができます。会費として老健関係者は1500円が必要ですが、それ以外の方は無料で受講できます。

詳しくはこちらをご覧の上、「参加申込書」に必要事項を記入し、介護老人保健施設こんにちわセンター(担当:中村、ファックス:0986-22-8055)までお申し込み下さい。この研修会の申し込み締切は719日(火)です。

また、研修会終了後、19時より懇親会も開催します(会場:炭火地鶏
藁焼かつお せいろ蒸し みやざき晴夜((はれるや)))。多数の参加をお待ちしています。

なお、この研修会に関する問い合わせは介護老人保健施設こんにちわセンター(担当:中村豪史、電話:0986-22-7100、携帯:090-2853-9371)までお願いいたします。

7月最初のプレゼント

 早いもので2016年も半分が過ぎてしまいました。そんな節目の71日、こんな素敵なプレゼントが空からありました。

 

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上の写真は西都市の介護老人保健施設並木の里の敷地内で撮影されたもの。時刻は午後5時半過ぎ、東の空にごらんのような虹が架かりました。これだけでも綺麗なのですが、よーく見てみると・・・

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 はい、そうです。なんと二重の虹だったんですね。上の方は少し薄く、右側が消えてしまっていますが、下の方はしっかりと架かっていて見事です。

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 残念ながらこの虹が拝めた時間は短く、上下とも数分のうちに姿を消してしまいましたが、7月の初日からこんな素晴らしい光景を見せてくれるなんて、これはきっといいことがあるのではないか?という気持ちになりました。利用者の方々はもとより、このブログをご覧の皆様にハッピーな事があることを祈念いたします。

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