協会活動報告

2024年度『中堅職員研修会』のお知らせ(全老健・Web開催)

 (公社)全国老人保健施設協会(全老健)主催の2024年度『中堅職員研修会』がWebにより開催されます。

 この研修会は実務経験5年程度の労研職員等を対象に「老健施設における中堅クラスの

職員としてのスキルアップを図ること」が目的。視聴期間は令和6年8月21日(水)から9月11日(水)までで、期間中は何度でも視聴できるオンデマンド形式です。

またこれに加え、グループワークが令和6年9月12日(木)14時からZOOMを用いたWebにて開催されます(16時30分終了予定)。

 この研修の申込みは既に始まっており、締切は8月14日(水)となっています。詳しい内容および申込み方法等についてはこちらを御覧ください

2024年度『基礎研修会』のお知らせ(全老健・Web開催)

 (公社)全国老人保健施設協会(全老健)主催の2024年度『基礎研修会』がWebにより開催されます。

 この研修会は「新人職員向けに介護老人保健施設の理念を中心に職員として必須の基礎的知識を修得」することが目的。視聴期間は令和6年8月21日(水)から9月11日(水)までで、期間中は何度でも視聴できるオンデマンド形式です。

 この研修の申込みは既に始まっており、締切は8月14日(水)となっています。詳しい内容および申込み方法等についてはこちらを御覧ください

「隠れ心房細動ゼロ‼️作戦」研修会開きました(看護・介護研究部会:その4、イベントのお知らせ)

宮崎大学医学部・旧宮崎医科大学は、2024年に大学開講50周年となるのを記念し令和6年8月4日(日)JAアズムホールで市民向け健康講座を開きます。時間は10時から16時まで。参加費は無料となっています。

宮崎大学医学部の教授たちによる講義、心電図モニターチェックやロコボット体験などの健康体験ブースコーナー、そして元プロ野球選手で元福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康さんをゲストに招いてのスペシャル健康講座も開かれます(整理券が必要です)。

もちろん今回の研修でお世話になった「みやざき健康キャラバン隊」の先生方による講義や体験ブースなどもあり、盛りだくさんの内容となっています。

(おわり)

「隠れ心房細動ゼロ‼️作戦」研修会開きました(看護・介護研究部会:その3)

当協会看護・介護研究部会が令和6年6月28日(金)、JAアズム別館開いた令和6年度第1回研修会。「みやざき健康キャラバン隊」の隊長で、宮崎大学医学部教授(機能制御学講座 循環動態生理学分野)の渡邉望先生のお話はとてもわかりやすく、豊富な知識や経験、そして日々東奔西走に活躍されている実践に基づく熱心なものでした。

「キャラバン隊」の皆様

 脳卒中の原因のひとつである「かくれ心房細動」に気づくための「自己検脈」に続き、「みやざき健康キャラバン隊」に協力してもらいながら、「モニター心電図」による検査方法を体験学習しました。このモニター心電図は血圧を測りながら心電図を確認できるもので、心房細動を簡単にチェックすることができる機器です。おそろいの青いキャラバン隊Tシャツを着た隊員達の前に並んだ受講者は、ひとりずつ両手首に電極をつけ、モニター画面を見ながら隊員の説明を受けていました。

宮崎大学医学部が中心となり、同大学の全学部が連携して取り組むプロジェクト『みやざき健康街づくり構想 目指せ!健康寿命日本一』では、自治体や健診医の協力も得ながら宮崎市の集団検診の会場に、このモニター心電図の導入を提案しており、これは他のどの都道府県でもやっていない、新たな「宮崎モデル」の構築になるとのことで、隠れ心房細動による脳卒中の発症を少なくし、健康寿命を延ばすだけでなく、医療費や介護費の削減にもつながるとの説明に、受講者は納得しながら検査を受けていました。

 専門知識と技術にもとづき、県民と共に将来の病気を予防する「宮崎健康キャラバン隊」は要請に応じ、県内各地に出向き様々なイベントや講演などをしてくれるそうです。その対象は幅広く、「『三世代』がキーワード。昨年度は小学校へもボランティアで行き、子どものときから自分の体について理解し、健康寿命を延ばすための活動をしました。今年度は中学校に行きます」と渡邉先生は目を輝かせて語りました。

最後は全員で記念撮影

研修の終了にあたり、本県の健康寿命日本一の実現に向け、昼夜を惜しまず奔走されている渡邉先生、そして宮崎県港キャラバン隊の皆様に、感謝の拍手がおくられました。

(つづく)

大会終了の御礼

 

 7月11日(木)と7月12日(金)の二日間にわたり、「第23回 九州ブロック介護老人保健施設大会inみやざき」宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで開催いたしましたところ、多数のご参加を頂きました。

 九州各県の介護老人保健施設に勤める様々な職種の皆様が集い、大会では講演や分科会等を通じ研鑽を積み、また懇親会では施設や県域そして職種の垣根を越えた交流を深めることができました。

 このように大会が成功裏に終わりましたことは、ご参加下さった皆様はもとより、運営に当たっていただいた協力スタッフ、そして大会期間中その留守を預かり、各施設の利用者様のケア等に尽力くださったそれぞれの職場の方々のおかげであると厚く御礼申し上げます。そして今後とも当協会へのご理解、ご協力方お願いいたします。

 なお、大会の様子は後日レポートしますので申し添えます。

大会二日目!「九州大会inみやざき」

シーガイアコンベンションセンターで開催する「第23回 九州ブロック介護老人保健施設大会inみやざき」は昨日に続き本日7月12日、二日目を迎えます。

本大会のテーマは「老健今!!明日に繋げる『チーム力』~一人ひとりがかけがえのないひなた~」。昨日は開会式に続き基調講演、教育講演そして市民公開講座にて有意義な学びと気付きを得ることができたものと存じます。

また分科会では奇譚のない意見と情報のやり取りを通じて、各施設における実践に役立つ知見が得られたのではないでしょうか。

 さらに懇親会では施設や地域の垣根を超えた交流の輪が広がり、明日に繋がるひとときになったものと思います。

 二日目となる本日7月12日は、4つの会場で8つの分科会が予定されています。また昨日に続き企業展示も「ホワイエ」で実施いたします。大会成功に向け、関係者一同、本日もそれぞれの持ち場で皆様をおもてなしいたしますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。

本日開催!「九州大会inみやざき」

7月11日と7月12日の両日にかけ、シーガイアコンベンションセンターで開催する「第23回 九州ブロック介護老人保健施設大会inみやざき」は、ついに本日、開会のときを迎えました。

本大会のテーマは「老健今!!明日に繋げる『チーム力』~一人ひとりがかけがえのないひなた~」。講演や演題発表を通じ、県境や施設、そして職種の垣根を超えた交流が深まり、明日に繋がる有意義な大会となるよう、大会関係スタッフもチーム力を結集し、おもてなしの心で皆様をお迎えいたします。

道中はくれぐれも気をつけてお越しくださいますようお願い申し上げます。

「隠れ心房細動ゼロ‼️作戦」研修会開きました(看護・介護研究部会:その2)

宮崎大学医学部が中心となり、同大学の全ての学部が連携して取り組んでいるプロジェクト『みやざき健康街づくり構想 目指せ!健康寿命日本一』。その中核となっているのが“宮崎の「かくれ心房細動」ゼロ‼️作戦”。「一番確実に健康寿命を延ばせるのが心房細動を見つけ、早めに治療することです」と渡邉望先生は切り出しました。不整脈の一種である心房細動になり、心臓が血液をうまく送り出せなくなり左心房の中にある左心耳でできた血栓が血流に乗って脳の血管を詰まらせて生じる脳卒中(脳梗塞)。これが寝たきりになる原因の第一であること、心房細動になった人の約3分の1が脳卒中を発症すること等を説明した上で、「脳卒中を起こして運ばれてきたかなりの割合の人に心房細動があり『(脳卒中を起こす前に)わかっていたらなあ』と思い、それでこの“宮崎の「かくれ心房細動」ゼロ‼️作戦”に取り組むことになりました」と続けました。

 「正常な脈はリズミカルですが、心房細動だとこれが不規則になります。脈のリズムがバラバラになるのが心房細動で、歳をとれば誰にでも起こり得るのですが、患者の約4割は無症状のまま発症します。これが『かくれ心房細動』で、そのままにしておくとある日突然脳卒中になることもあります。だからこそ早期の発見が大切です」と、実例を交えながら説明する渡邉先生に、受講者はうなずきながら聞いていました。

 これを踏まえ、早期発見の方法の1つとして「自己検脈」の方法を学びました。①手首の親指側の橈骨動脈を探り、②①で見つけた場所を人差し指・中指・薬指の3本で押さえ、脈を探る。この時力が弱すぎても強すぎても脈が測れないので注意、③脈拍を測る。正常な脈拍は一定のリズムだが、心房細動はリズムがバラバラ。また1分間に50~100回程度が正常な脈拍の目安・・・という自己検脈の方法について、受講者は基本に立ち返りながら、真剣に取り組んでいました。

(※7月16日に続きます)

「隠れ心房細動ゼロ‼️作戦」研修会開きました(看護・介護研究部会:その1)

当協会看護・介護研究部会は令和6年6月28日(金)、JAアズム別館で令和6年度第1回研修会を開きました。「みやざき健康キャラバン隊」をお招きし、脳卒中を予防する上で重要な「かくれ心房細動」をゼロにするための作戦などについて学びました。

開会に先立ち、挨拶に立った同部会の坂下和代委員長は「今日の研修で学んだことを持ち帰り、皆様の施設で是非実践して下さい」と挨拶しました。

坂下委員長

この日の研修会に「宮崎健康キャラバン隊」の皆様と共にお越しいただき、講師を務めて下さったのは同隊の隊長で宮崎大学医学部教授(機能制御学講座 循環動態生理学分野)の渡邉望先生。

渡邉先生

みやざき健康キャラバン隊」は宮崎県民の健康寿命を延ばすために、専門知識と技術を持つ宮崎大学の教授達により結成されたプロフェッショナル集団です。宮崎県の健康寿命を日本一にしようと、宮崎大学医学部が中心となり同大学の全学部が連携して取り組むプロジェクト『みやざき健康街づくり構想 目指せ!健康寿命日本一』が結成され、渡邉先生はそのリーダーも務められています。

このプロジェクトの一環として活躍しているのが「みやざき健康キャラバン隊」。県内各地の自治会やイベント会場、小中学校などに出向いては、盛りだくさんの内容で「みやざきの元気な未来」を応援しています。

「心房細動が原因の脳卒中は防ぐことができます。私達専門知識を持った医師がいっぱいいますので、『救急車に乗らなくていいように、救急車に乗る前になんとかしたい』というのがきっかけで2年前から活動をはじめました。そんな中、予防からリハビリ、そして在宅という連携を考えたとき、私達は家に帰った後の人たちをみる機会があまりありません。この苦手な所について、みなさんとの連携をしたいと思っていた所に今回の研修の話が来ました。ですから今日はみなさんと会えた事を嬉しく思います。(2019年の調査によると)宮崎県の健康寿命は女性が全国3位(76.71歳)、男性が全国9位(73.30歳)です。いろんな職種が連携して頑張れば日本一になれます」と渡邉先生が会場を見渡しながら呼びかけると、日々在宅復帰、在宅療養支援に携わっている参加者は、共感を示しながら聞き入っていました。

(つづく)

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

老健みやざきFacebook

TOPへ