介護老人保健施設さわやかセンター(小林市)の夏祭りが8月22日土曜日18時から、同センター内で開催されます。露天や踊りなど、楽しい企画を盛りだくさんで、多数の来場を呼びかけています。くわしくはこちらをご覧ください。
なお、この件に関するお問い合わせは同センター(電話:0984-25-1234)までお願いいたします。
介護老人保健施設さわやかセンター(小林市)の夏祭りが8月22日土曜日18時から、同センター内で開催されます。露天や踊りなど、楽しい企画を盛りだくさんで、多数の来場を呼びかけています。くわしくはこちらをご覧ください。
なお、この件に関するお問い合わせは同センター(電話:0984-25-1234)までお願いいたします。
公益社団法人全国老人保健施設協会主催の「平成27年度ビギナー・総合研修会【宮崎会場】」が10月21日(水)、宮崎市のニューウェルシティー宮崎で開催されます。
この研修会は老健施設での勤務2年未満程度の施設職員等を対象として、老健施設で働く職員として必須の基礎的知識の習得を目的に開かれるものです。
この研修会の詳細およびお申し込みは、全老健ホームページの「平成27年度ビギナー・総合研修会【宮崎会場】について」(http://www.roken.or.jp/wp/archives/9268)をご参照ください。
なお、この研修会に関する問い合わせは、公益社団法人全国老人保健施設協会業務部業務第一課(TEL:03-3432-4165、 FAX:03-3432-4172)までお願いいたします。
第12回公益社団法人宮崎県老人保健施設協会研究大会を11月7日(土)10時から宮崎観光ホテルで開催します(17時まで)。
今大会のテーマは「2025年に向けて –未来への架け橋 その先の笑顔の為にー」。講演や研究発表などを通じて2025年問題に向けた老健の在宅復帰支援強化、維持期リハビリテーションの質の向上、さらには地域包括ケアの拠点たる老健のあり方などについて考えるとともに、広く地域にアピールできるよう、互いに研鑽し、実のある大会にしたいと考えています。
この中で「老健が担う地域ケア」と題し、(公社)全国老人保健施設協会の東 憲太郎会長に特別講演をしていただきます。
つきましては、下記および「大会概要」、「大会参加・研究発表申込書」「研究発表登録用紙」をご参照の上、多数の参加および発表を賜りますようお願い申し上げます。
記
1.大会名:第12回公益社団法人宮崎県老人保健施設協会研究大会
2.開催日時:平成27年11月7日(土)10時から17時(9時30分より受付)
3.会場:宮崎観光ホテル 宮崎市松山1-1-1
4.大会メインテーマ:「2025年に向けて」
5.大会サブテーマ:「未来への架け橋 その先の笑顔の為に」
6.参加費
■大会参加費:3,000円
〈内訳〉
□第1部のみ〔特別講演と研究発表〕 :2,000円
□第2部のみ〔レクリェーション研究発表〕:1,000円
※昼食は含みません。各自でご用意下さい。会場での飲食は可能です。
7.事務局および問い合わせ先
公益社団法人宮崎県老人保健施設協会
〒880-2112 宮崎市大字小松1158番地
TEL:0985-47-3941
FAX:0985-47-3967
E-mail:miyazaki-roken@junwakai.com
ホームページ:http://www.miyazaki-roken.jp/
8.大会概要、申し込み、登録について
「大会概要」、「大会参加・研究発表申込書」「研究発表登録用紙」をPDFファイルにしてアップしていますので、それぞれこちらから閲覧、ダウンロードして下さい。
(1)大会概要(346キロバイト)
(2)大会参加・研究発表申込書(別紙1、102キロバイト)
(3)研究発表登録用紙(別紙2、90キロバイト)
※(2)および(3)は協会ホームページ「書式ダウンロード」にもアップしていますので申し添えます。
9.抄録原稿作成様式(ワード文書)について
こちらをご参照いただき、A4サイズ1枚で抄録を作成し、事務局宛にデータ(EメールまたはCD-R)でご提出下さい。また「書式ダウンロード」にもアップしていますので申し添えます。
10.各提出締め切り(※詳細は「大会概要」をご参照下さい)
(1)大会参加受付 :9月30日(水)まで
(2)研究発表受付 :9月14日(月)まで
(4)抄録提出 :9月14日(月)まで
(5)発表用データ提出:9月30日(水)まで
(6)参加費振込 :10月20日(火)まで
以 上
8月1日にオープンし、サービスを開始した医療法人社団
高信会 このはな介護老人保健施設。同会にはこのほか辰元病院、介護老人保健施設信愛ホーム、グループホーム真ごころ(いずれも高岡町)をはじめ様々な関連施設があります(詳しくは高信会のホームページ:http://kou-sin.pr.miten.jp/をご参照下さい)。
オープンを翌日に控えた7月31日。2階食堂では職員が集合し、明日からの業務開始に向けた打合せが行われていました。
施設の理念は「今日一日を奉仕と感謝の心で過ごし職員として職務と技術の向上に努めます」。利用者の尊厳を第一に考えた生活機能の維持・向上を目指し、総合的な援助をしていくために、スタッフ全員が連携していこうと、真剣に話し合っている姿が印象的でした。
【医療法人社団 高信会 このはな介護老人保健施設】
入所定員:70名、通所リハビリテーション(デイケア)定員:20名(予定)
住所:〒880-0821 宮崎市浮田1677番地3番
電話:0985-82-8600
FAX:0985-82-8601
8月1日に開設した「このはな介護老人保健施設」は鉄筋コンクリート2階建て。入所の定員は70名、通所リハビリテーションの予定定員は20名です。
(↑玄関に入ると郷土の画家白石俊雄氏((一水会))の作品が迎えてくれます)
(↑中から玄関を見たところ)
(↑正面玄関左側はデイケアの機能訓練室)
(↑1階食堂)
(↑居室前の廊下。木目を活かした優しい雰囲気です)
(↑1階居室からは美しい田園風景を眺めることができました)
(↑サービスステーション)
(↑特殊浴槽を備えた浴室)
(↑洗濯室。乾燥までバッチリ!)
(↑2階居室。居室の構成は4人室12部屋、2人室10部屋、個室2部屋で入所定員70名となっています)
(↑2階機能訓練室と食堂。明るく広々)
(↑2階機能訓練室。さまざまな運動機器、治療機器が備えてありました)
(↑施設長の川崎((※)) 渉一郎先生。翌日のオープンを控え、大変お忙しい合間を縫って撮影に応じて下さいました)(※:「崎」の上部は「大」ではなく「立」)
宮崎県内で45番目となる老健、「このはな介護老人保健施設」が8月1日、宮崎市浮田に開設しました。「新しい老健はどんなところだろう?」というわけで、7月31日、開設の準備に慌ただしい同施設に、カメラを抱えておじゃましました。
「医療法人社団高信会 このはな介護老人保健施設」の場所は、車で宮崎市西環状線を走り、宮崎市立生目南中学校の信号を西に曲がり、突き当たりを左折して少し進むと左側にあります。宮崎駅から7.8キロメートル、宮崎西インターチェンジから4キロメートル、そして浮田ランプからは2キロメートルです。
(↑この看板が目印です)
(↑看板を左折すると坂の上に「このはな」が見えます)
(↑西側から離れて眺めたところ。収穫を間近に控えた稲穂がこうべを垂れていました)
(↑施設の南側には生目地区でもっとも大きい「西田池」が広がっています。作られたのはなんと享保元年、つまり1716年。ここには貴重な湿地植物を中心とした色々な生き物が生息。地区と行政が協力して「西田池ビオトープ協議会」を結成し、環境を守っています)
敷地内には「養護老人ホーム長寿園」、「小規模多機能ホームきんかん」も併設されています。「このはな介護老人保健施設」は、このように美しく豊かな自然に恵まれた環境にあり、利用者が来られるのを待っていました。
(↑養護老人ホーム長寿園)
(↑小規模多機能ホームきんかん)
講演2「転倒・骨折に関して」、はまゆうの理学療法士、迫田勇一郎さんの講演がありました。転倒における研究経緯を講話いただきました。
まず、転倒でどういった骨折を起こすのか?ということで、高齢者に多く見られる骨折として、上肢では、上腕骨近位端骨折・上腕骨遠位端骨折・とう骨遠位端骨折。下肢では大腿骨頚部骨折・大腿骨転子部骨折。脊椎では、椎体圧迫骨折になります。
各受傷による術式や問題点などを解説いただきました。
また、転倒研究をされた背景として、老人保健施設における入所者が入所中転倒により骨折を起こす事はまれではないこと、しかしながら介護者が全ての入所者に注意を払う事は実際上難しいこと、このリスクを簡易な検査法により分類し注意を促すことによって、転倒危険性を減少させる必要があることを踏まえ、転倒による危険を予防する目的にてバランス評価シート及びTUGテストで転倒危険性の評価が可能であるかを検討し、入所者の転倒危険性を予測できないかを検討することを目的とした、研究経緯を話されました。
また、認知症を有する大腿骨頚部骨折術前後の歩行能力及び日常生活動作の研究経緯もお聞きし、今後の必要性として、2025年まで高齢者がピークに達し、同じく転倒・転落のケースも増えると考慮されます。ますます老健施設の役割が重要になってきますということで、リハビリ研究部会含めさまざまな研修会が今後も必要なものになってくるのではないでしょうかということでありました。
今後も近い将来を見据え、かつ現在の目の前の利用者様への対応も含め老健としてのそれぞれの地域での役割を、みんなで考えて諸問題に対応していかなければと思い後にした次第でありました。
事例(4)「座位状態から、利用者様は床にあるものを取ろうとしています。」事故内容として、床にあるものを取ろうとして前方に倒れました。事故理由として、なぜ、床に落ちているものを取ろうとして前方に倒れたのでしょうか?
職員Aさんの対応として、「危ないので床にある物は拾わないで下さい。床に物が落ちたときは呼んで下さい。」
職員Bさんの対応として、「また、自分で拾うのではないでしょうか?その都度呼ぶのでしょうか?実際に呼んですぐにこれるかな?と考えが広がり、まず、床に落ちた物を安全に拾える方法はあるかな?なぜ、前方に倒れたのかな?他のみんなにも相談してみようかな?」と建設的に考えます。
職員AさんBさんの対応の違いはなんでしょうか?しないさせない対策なのか、できるように、させてみる対策なのか、プロフェッショナルとはどういう所に知恵をだすでしょうか?可能性を見出す対策も必要なのではないでしょうか?
単に「ささえる杖」だけではなく、「考える杖」になることも必要ではないでしょうか。
チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ!(本田宗一郎の言葉)みんなで知恵を出し考えていくことが大事だと思います。
その他として・・
「ブレーキの掛け忘れ」があり、ブレーキの指導を行っているが、認知症だったり学習効果が困難である場合にどうするのか?いろいろブレーキに工夫を行っているが、それでも転倒を繰り返す時にはどうするのか?もう見守りしていくしかないのでしょうか?
なんと、車椅子から立つ際にブレーキが自動的にかかる車椅子があるんですとの事。また、車椅子に座るとブレーキが解除されるシステムになっています。
もちろん、このような車椅子を使用していても立ち座り時の確認は必要で、ブレーキがしっかりかかっているのかなど必ず動作確認をすることが大切です。
ブレーキ忘れの方はフットサポートも忘れる方が多いような気がします。フットサポートが自動で上がるというものはさすがに思いつきませんが、フットサポートがそのままで跳ね上げせずそのまま立ち上がると転倒リスクが高くなります。
では、片方だけ取ってみてはどうでしょう?左右どちらを取るかは考えないといけませんが、「移乗をする側を取ってみる」ことでリスクが軽減されることもあります。
また、ベッド柵下付近に杖が倒れていて、それを取ろうとしている場面もみかける時があります。(ベッドに行った時杖を策に立て掛けていたが床に倒れている)転倒のリスクがある場面です。介護者はそれをみてどう思うかではないでしょうか?「あらあら、杖が倒れているわ」で終わらせるのかです。なぜ、杖が倒れているのかを考えることです。杖かけがないからなど理由があるはずです。倒れた杖をみて何を思うかですよとの事。それで、転倒事故など未然に防ぐ事ができる場面もあるのではないでしょうか。
事故対策として、見守りでいきましょうとか、明日は気をつけていきましょうとかいう言葉ではなくて、その前に何が考えられるかです。例えば、移乗時足乗せにくるぶしがあたって剥離したとします。明日から気をつけていきましょう・・・ではなくて、車椅子の足が開くもの、取れるものに変えて様子をみましょうとか、無ければ買ってもらうなり施設側に相談したりして具体的なことを考えていきましょうとゆっくりした口調の中に、介護について、高齢者の生活について私たちはどうあるべきなのかと熱く語られ、皆さん終始聞き入っていました。
(3)様々な状況が重なることによって生み出すリスクとして、事例(3)「以前はシルバーカーで利用者様は移動していました。ある日、転倒(受傷)したため入院となりました。」
車椅子での移動となり、トイレで事故が起こりました。事故内容は、手すりのない一般用のトイレで転倒しました。事故理由としてなぜ、一般用のトイレで転倒したのでしょうか?
職員Aさんの転倒理由としては、「車椅子のブレーキを忘れていたから」「認知症?」「初めて使う車椅子だから」「手すりのない一般用のトイレを使用したから」などほとんどの状況が(2)「環境の相違が生み出すリスク」により転倒したのではないかという理由。
職員Bさんの転倒理由としては、「認知症の疑いはありましたが、なぜ、手すりのない一般用のトイレに行ったのか、病院には手すりのあるトイレがあるのに・・・本人に聞いてみようかな?」と素直に考えました。
すると、利用者様は、「手すりのあるトイレに行ったのですが、先に人が入っていて・・、我慢ができず、別のトイレにいきました・・少しは手すりなしで歩けると思って」と答え、一般用のトイレに行くしかない状況であったことが把握できました。同時に話を聞くことの大切さもわかりました。
対策としては、状況が絞られていますので、トイレに手すりをつければいいという事が考えられます。
ここでは、認知症という先入観が生み出すリスク(スタッフの先入観や慣れ)と、不慣れな車椅子使用や環境の変化(本人様の先入観や慣れ)が考えられます。つまり、(3)様々な状況が重なることによって生み出すリスクとは?1.習慣が生み出すリスク(スタッフや本人様の先入観・慣れ)と2.環境の相違が生み出すリスク(車椅子やトイレの環境)が重なり事故が起こることもあります。
先入観をもたず、傾聴すること、つまりその人の生活を意識(知る)することも大事です。
似たような話としては、介護者と要介護者の話におきかえると・・・以前は入浴後は自分で更衣を行っていましたが、時間がかかるので、介護者が更衣を介助するようになりました。
すると、この利用者様は自分で更衣をすることはなくなり、待つようになりました。更衣をやっていただけるものとして、待つ習慣がついてくるようになりました。
いわゆる、日々の業務のなかの「習慣が生み出すリスク」の1つではないでしょうか?
この状況を作っているのは本人様だけでなく、ケアを提供している私達にあるのかなという視点をもつことが大事だと思います。
対策としては・・・できるだけ本人様にしていただけるように心掛け、本人様の手などを触って(添えて)行っていただくこと。つまり、習慣化を意識していくこと(条件反射?)になりリスク減少につながるのではと考えます。日々麻痺していく感覚の中でこういうことに気づくだけでも違うのではないでしょうか?
(2)環境の相違が生み出す転倒リスク?事例(2)として、「生活の中で利用者様は自分に合った車椅子で両足駆動をしていました。ある日、その車椅子が故障しました。」だから、施設にあるやや大きめの車椅子をしばらく使うことになりました。
利用者様はいつも通り車椅子を両足で駆動しようとして、車椅子からの滑り落ちの事故がありました。では、なぜ滑り落ちたのでしょうか?
事故理由として、本人にとって不慣れな車椅子だったからとか、高齢であったから、認知症であったからというように、本人様のみの原因でしょうか?
利用者様は両足駆動のため、施設の車椅子では床面に足が届かなくなり、いつもより浅く座った状態で駆動していた為滑り落ちがあったのではないだろうかと考えられます。
事例として、「車椅子のブレーキ忘れによる転倒事故」ですが、同じ状況です。
事故理由として、利用者様が使用していた施設の車椅子は、ブレーキが固く利用者様自身ではブレーキが掛けられないために起こったという事も考えられます。
例えば車椅子に空気を入れて、そのまま確認しないで、ただ入れましたという事ではブレーキが固くなっていることも多くあります。高齢者や麻痺のある方はどうでしょう?空気を入れたら確認をして調整するひと手間で防げる事もあります。利用者様の立場で考えてみて気づきましょう!という事です。
例えば左ハンドルの車と右ハンドルの車では、ウインカーとワイパーが反対になっていることは、頭では理解していますが、ついつい間違ってしまう経験はないでしょうか?
身体が覚えてしまっている為に、このように車椅子が変わってもいろんな事故が起こってしまう、「環境の相違が生み出すリスク」の1つではないかと思います。
対策としては、できるだけ同環境・同条件に近いものを使用する。できるだけ使い慣れたものを提供する。本人様の立場をできるだけ理解する事が大事ではないでしょうか?
逆に考えれば、新しい環境(不慣れな環境)では注意が必要ということになります。(事故が起こり易い)。
(つづく)