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頂上に立つということ

 世界一の高さを誇る東京スカイツリーが開業し、連日多くの観光客でにぎわっていることは周知のことですが、こっちはその東京スカイツリーを約14個積み上げた高さです。そう、世界最高峰のエベレスト。8848メートル(諸説あり)の頂上に立つには、エレベーターなんて便利なものはありません。

529日の宮崎日日新聞「ひと」のコーナーに、そのエベレストに女性最高齢の73歳で登頂した渡辺玉枝さんの記事が載っていました。その最高齢記録も、10年前に自らが樹立されたものを更新したわけですから脱帽です。

記事では、登頂、そして記録更新の喜びよりも、「苦しかった」という苦難と反省の弁が語られていました。かつて腰に大けがを負い、手術、そして懸命なリハビリに努めてきたとの事ですが、苦しんで苦しんで、苦しみ抜いてきたからこそ、「苦しかった」と言えるのではないでしょうか。そう考えると、その言葉の重さがひしひしと伝わってきました。

中でも衝撃的なのが、「岩場は険しく、過去の登山者の遺体が横たわっていた」というコメントでした。そういう光景を目の当たりにしながらも、さらに上を目指すためには、身体を鍛えるだけでなく、どんな状況でも屈せぬ精神力を磨かなければならないのだと思いました。

繰り返しますが73歳。エベレストに登ること自体、誰にでもできることではないのに、この年齢で最高峰を極めるとは、まさに最高の賞賛に値するものです。実際にエベレストに登ることは無いにしても、渡辺さんがエベレストに挑む姿勢や考え方は、私たちにとっても学ぶべきものが多いと感じた記事でした。

健康寿命初算出

 「こんなん出でましたけどー(^o^)」という言葉が昔はやりましたが、覚えている方も多いのではないでしょうか。まさしく今回のニュースはそんな感じです。「健康寿命」が出ました。

 62日の宮崎日日新聞によると、健康寿命とは、「一生のうち、介護が必要だったり、日常生活に支障が出るほどの病気にかかったりする期間を除き、健康に日常生活を送れる期間」。世界保健機構(WHO)2000年に打ち出した概念とのこと。

そして、厚生労働省が初めて算出した2010年の健康寿命は、男性70.42歳、女性73.62歳。都道府県別にみると、宮崎県は男性71.06歳、女性74.62歳とありました。そして厚労省はこの「健康寿命を延ばす」方針で、具体的な目標を盛り込んでいくとのこと。健康寿命が延びるということは、それだけ健康的な生活が長く送れるということであり、生活の質、人生の質も向上するものと期待されます。

介護保険制度のもとで働いている私たちにとっても、「”介護を必要とせず、健康に日常生活を送れる期間”を延ばすこと」に注力していかなければならないと思います。そして、それと同じくらい、「介護が必要になったとしても(つまり、健康寿命を過ぎたとしても)、その人らしく、生き生きと生活を送ること」に全力で取り組んでいかなければならない、とも。そうなると、老健施設の果たすべき役割は、ますます重要になるのではないか、そう思ったニュースでした。

梅雨入りしました(-_-)

 『みやざき観光・文化検定公式テキスト』(宮日文化情報センター)によると、宮崎県は全域で年間2,400mm以上の降水量があり、特に霧島山系・鰐塚山系は3,000mmを超える多雨地域となっているそうです。

 そんな本県が、ついに今年も梅雨入りしました。宮崎気象台の「梅雨入りに関するお知らせ(平成2406041620分)」によれば、九州南部(宮崎県を含む)は、64日ごろに梅雨入りしたと見られるのだそうです。

 この「お知らせ」には、平年および昨年の梅雨入りと梅雨明けの時期も参考事項として載っていました。梅雨入りは平年531日ごろ、昨年523日ごろ。梅雨明けは平年714日ごろ、昨年78日ごろだそうですから、今年の梅雨入りは遅いようです。そうすると、梅雨明けも遅いのでしょうか?

 いずれにせよ、梅雨の時期の老健施設は、いつも以上に気を付けないことが増えてきます。雨の中の送迎、食中毒、転倒etc・・・。スタッフが協力して安全管理に努めましょう。

 雨が多い一方で、太陽と緑の国でもある本県。上記『公式テキスト』には、次のように紹介されています。「平野部では1年の日照時間が平均2,100時間以上と、日本で最も太陽に恵まれた地域のひとつ」。梅雨明け後の宮崎の夏の太陽を待ちわびながら、利用者様の湿りがちな心を晴れやかにいたしましょう(^.^)/~~~

 そう言いながら、外をみると梅雨入りしたとは信じがたい快晴。金星の太陽通過が見られそうですね。

五つの「あ」

 「五つの『あ』がない人は仕事がうまくいかないという話をよくする」と言ったのは、モルゲン人材開発研究所の澤田富雄所長だそうです(「プレジデント名語録」、プレジデント社)。

 この「五つの『あ』」とは何か、というと次の通りです。

 

(1)挨拶ができない。

(2)ありがとうが言えない。

(3)謝れない。

(4)頭を下げられない(お願いしますと言えない)。

(5)新しいことに取り組まない。

 

 いかがでしょうか。私たち老健施設に勤める者にとっても間違いなく当てはまる名言ですね。これにもう一つ「あ」を加えるならば、それは「愛情」でしょう。これを欠かして利用者様と接するわけにはいきません。

 「あぁ、あ、あっ、あ、あぁ、あ、あっ、あ・・・」で始まるのはピンクレディーの名曲、「渚のシンドバッド」。ちょっと数が多いけど、これを歌いながら「五つの『あ』」(プラス1)を思いだして仕事に励むのもよいのではないでしょうか。

なに?この歌を知らない?なんということ(゜Д゜)。この「渚のシンドバッド」と沢田研二の「勝手にしやがれ」がなかったら、サザンオールスターズの名曲、「勝手にシンドバッド」は誕生しなかったというのに・・・。ま、いいか、今回の本論とは関係無い話でした、失礼(_ _)

大会テーマ募集8日まで!!

 先だってより募集しております、「第14回九州ブロック介護老人保健施設大会inみやざき」(当協会主催、平成251114日、15日、於宮崎観光ホテル)の大会テーマの応募締め切りは、今週金曜日、68日までとなっています。まだ応募されていない会員施設におかれましては、奮ってご応募いただきますようお願いいたします。詳しくはこちらをご覧ください。

水無月になりました。

 早いもので、今日から6月です。水無月です。「広辞苑」によると”水無月”は、「古くは清音。『水の月』で、水を田に注ぎ入れる月の意」だそうです。つまり、”水の月”から転じて”水が無い月”となってしまったということでしょうか。そうじゃなかったら、「田んぼに水を入れるから、家で使う水が無くなり、”水が無い!水が無い!”と騒ぐ月なので”水無月”になった」などという変な解釈をしてしまいそうです。

 それはさておき、老健施設に勤める者としては、この時期、いろいろなことを、いつも以上に気をつけなければなりません。各職種が連携して利用者の安全管理、体調管理に努めましょう。

研修会を開きます(ケアプラン部会)

 (社)宮崎県老人保健施設協会高齢者ケアプラン研究部会は714日(土)の10時から16時にかけて、宮崎市のJAAZMホール本館中会議室で、包括的自立支援プログラムケアプラン策定研修会を開きます。今回の研修会は初任者が対象。ケアプランを策定したことがない方や、自信がない方等を対象に、わかりやすく説明・研修を行う予定です。

 参加費として一人500円が必要です。受講を希望される方は、別紙参加申込み書により、629日(金)までにファックスにてお申込み下さい。

 申込みおよび問い合わせは、介護老人保健施設 並木の里(担当:宮田
Tel0983-44-6066Fax0983-44-5109
)までお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。

レッツクリーン!!

 本日、530日は「お掃除の日」だそうです。”5“と”3“と”0“で”ゴミゼロ”。納得ですね。

 私事ですが、毎朝の掃除を日課としております。施設のあっちこっちを掃除しながら、自分自身の心と向き合い、「心の掃除」にもなって、ちょっとした一石二鳥になっています。もっとも、どこの老健でも整理、整頓、清潔、そして清掃に励まれているわけですが、今日を機会に、お掃除への気持ちをあらたにして、施設をより綺麗にしてみようではありませんか。レッツ・クリーン!!

どうなるマラソンブーム?

 523日の朝日新聞「青鉛筆」の欄を見てびっくりしました。山口県で開催予定のフルマラソン大会の参加申込みを始めたところ、たった2日目にして定員の8千人に達したとして募集を締め切ったとのことでした。

 今、未曾有のマラソンブーム。それも、フルマラソンブームと言ってよいでしょう。「フルマラソンなら○○○」などと、フルマラソンにチャレンジする人をターゲットにした専門誌も出ているくらいです。ふた昔前ならフルマラソン、すなわち42.195キロを走れるのは、すごく特殊な体力を持ち、過酷な練習を積んだ人たちだけと思われている節もありました。某有名歌手がそれを走りきったとき、芸能ニュースなどで大きく取り上げられ「すごーい!」と言われたものです。

 ところが今は多くの市民がフルマラソンを「楽しむ」時代になりました。冒頭の記事にもある通り、各地の大会で参加者がうなぎ登りに増え、早々に募集が打ち切られたり、抽選で当たった人のみが走れる大会だってあります。

 マラソンを走る理由に身体が健康になることに加え、「ストレス解消になるから」、「達成感が味わえるから」など、精神面の効果を上げる人も多いのですが、このままマラソンブームが高まっていったら、走りたくても走れない人が増えて来るのではないかと心配です。せっかく心身の健康のために走っているのに、締め切られた!抽選にはずれた!大会に出られない!!の繰り返しでストレスがたまり、未達成感にさいなまれるランナーが路頭に迷うような事態になりはしないだろうかと懸念するのは私だけでしょうか。どうなる?マラソンブーム??

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