老健みやざきブログ

サンヒルきよたけ取材しました

2016年7月14日 | 協会活動報告

 (公社)宮崎県老人保健施設協会広報部会は78日、宮崎市清武町にある介護老人保健施設サンヒルきよたけを訪問しました。

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 これは当協会が年2回発行している広報誌「老健みやざき 34号」の企画記事(不定期掲載です)”老健ルポルター寿(じゅ)”の取材活動として、サンヒルきよたけを訪ねたもの。

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恵まれた自然環境の中で利用者の皆様がいきいきと運動や制作活動に取り組んでおられ、心打たれました。またそれに寄り添うスタッフもニコニコの笑顔、キラキラの瞳ではつらつと仕事をされている姿が印象的でした。そして皆で楽しめる広く高いホールやくつろぎと落ち着きのある小空間、歩行練習にも大活躍という100メートルある廊下など、利用者にもスタッフにも細心の配慮が施された施設環境に深い感銘を覚えました。あいにくの悪天候でしたが柴田紘一郎施設長はじめスタッフの皆様、そして快く取材に応じて下さった利用者の方々ご協力に心より感謝申し上げます。

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 「老健みやざき 34号」は9月発行予定です。

発汗は疲れるけれど

2016年7月13日 | 雑談

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 「夏になると疲れやすくなるのは、なぜ?」という質問が『時間を忘れるほど面白い 雑学の本 365日、頭と心を刺激する218のネタ!』(竹内 均 編、三笠書房)にありました。確かに夏は疲れやすい・・・と共感を覚えながら読み進めると、次のような解説がありました。

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【夏になると疲れやすいわけ】

(1)疲れは発汗作用と深い関係がある

(2)気温が上昇すると体温も上がろうとするが、それを発汗によって余分な熱を放出して体温を一定に保つ

(3)夏は体温調整のため特に運動をしなくても1日に2ないし3リットルの汗をかく

(4)汗を蒸発させるときにエネルギーを消費する

(5)2ないし3リットルの発汗に必要なエネルギーは1000キロカロリー以上

(6)1000キロカロリーはクロールで1時間泳いだ時の消費量とほぼ同じ

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 これらに加えて暑くて食欲が衰えていることや、過剰にとり過ぎた水分が汗になって排出されるときもカロリーが消費され、また水分のとり過ぎが胃液を薄めて消化不良を招くことも体力の消耗や疲労の一因になるとのことでした。

 クロールで1時間泳ぐというのはそうとうに疲れるのは想像に難くありませんが、それと引き替えに人の身体は自分で意識せずとも発汗することで体温をちゃんと調節してくれているわけです。ありがたいことです。

 ところが高齢者になると暑くても汗をかきにくくなり、体温・循環・体液調節機能が低下することから、室内でも熱中症になる危険性が大きいことが指摘されています。宮崎県のホームページでも「熱中症気をつけましょう」として注意を呼びかけています。これからが夏本番、暑さも厳しくなってくると思われます。上記ページには関連情報のリンクも貼り付けてあります。情報をしっかりと把握しつつ、こまめな水分補給や適切な温度設定などを心がけて夏を乗り切りましょう。

身体拘束66パーセント

2016年7月12日 | 雑談

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 「高齢者身体拘束66パーセント」という見出しが、629日の宮崎日日新聞に大きくのっていたのをご覧になった方も多いのではないかと思います。全日本病院協会が厚生労働省作成の高齢者に関する「身体拘束ゼロへの手引き」の達成状況を調査した結果、回答があった683の病院や介護施設のうち、身体拘束の原則禁止として例示された11行為の「いずれかを行うことがある」と答えたところが以下の通りの結果だったそうです(カッコ内は回答数)。

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(1)病院・介護施設合計(683)66パーセント

(2)一般病棟(77)      :94パーセント

(3)老人保健施設(73)    :47パーセント

(4)特別養護老人ホーム(75) 33パーセント

(5)地域包括ケア病棟(70)  :99パーセント

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 この結果をみて「老健施設はあまり身体拘束をやっていない」などと考えるわけにはいきません。むしろ回答があったうち半数近くの施設が拘束を行っているというのは深刻な事態だと言えます。「身体拘束を受けることで気力が失われ、症状が悪化する恐れもある」という同協会関係者のコメントが紹介されていましたが、まさにその通りだと思います。利用者の在宅復帰、在宅生活を支援し、利用者が家庭や地域における役割を再獲得し、社会参加を続けられるよう援助を行っていくべき老健施設において、身体拘束はこれと完全に相反する行為ではないでしょうか。

 今回の調査結果は全国すべての老健施設の状況が反映されているものではありませんが、それぞれの施設におけるこれまでの身体拘束ゼロへの取り組み振り返り、これまで以上に強化徹底していく一助となればと思います。

リハ部会研修申し込みは7/19までに!

2016年7月11日 | 協会活動報告

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(公社)宮崎県老人保健施設協会リハビリテーション研究部会が723日(土)15時から、宮崎市の宮崎リハビリテーション学院で開催する今年度第1回の研修会の受講者の申し込みを現在受付中です。

今回の研修会テーマは「平成27年度介護保険制度・介護報酬改定に関して(特にリハビリテーションマネジメント加算?・?)」。講師は宮崎県福祉保健部長寿介護課居宅介護担当副主幹の西田
洋様。同制度および報酬改定について、わかりやすく解説していただきます。

この研修会は県内会員老健施設の職員をはじめ、どなたでも受講することができます。会費として老健関係者は1500円が必要ですが、それ以外の方は無料で受講できます。

詳しくはこちらをご覧の上、「参加申込書」に必要事項を記入し、介護老人保健施設こんにちわセンター(担当:中村、ファックス:0986-22-8055)までお申し込み下さい。この研修会の申し込み締切は719日(火)です。

また、研修会終了後、19時より懇親会も開催します(会場:炭火地鶏
藁焼かつお せいろ蒸し みやざき晴夜((はれるや)))。多数の参加をお待ちしています。

なお、この研修会に関する問い合わせは介護老人保健施設こんにちわセンター(担当:中村豪史、電話:0986-22-7100、携帯:090-2853-9371)までお願いいたします。

7月最初のプレゼント

2016年7月8日 | 雑談

 早いもので2016年も半分が過ぎてしまいました。そんな節目の71日、こんな素敵なプレゼントが空からありました。

 

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上の写真は西都市の介護老人保健施設並木の里の敷地内で撮影されたもの。時刻は午後5時半過ぎ、東の空にごらんのような虹が架かりました。これだけでも綺麗なのですが、よーく見てみると・・・

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 はい、そうです。なんと二重の虹だったんですね。上の方は少し薄く、右側が消えてしまっていますが、下の方はしっかりと架かっていて見事です。

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 残念ながらこの虹が拝めた時間は短く、上下とも数分のうちに姿を消してしまいましたが、7月の初日からこんな素晴らしい光景を見せてくれるなんて、これはきっといいことがあるのではないか?という気持ちになりました。利用者の方々はもとより、このブログをご覧の皆様にハッピーな事があることを祈念いたします。

「他科受診の手引き」発行されました(全老健)

2016年7月7日 | 協会活動報告

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 公益社団法人全国老人保健施設協会(全老健)編集による「介護老人保健施設 他科受診手引き平成284」が6月に発行されました。(B5判・2色刷・40ページ 定価550((税別、送料別))20166月発行)。詳しくはこちらをご覧下さい。

 この冊子に関する申し込み・問い合わせは(株)社会保険研究所(電話:03-3252-7901、ファックス:03:3252-7977)までお願いいたします(申込用紙こちらからダウンロードできます)。

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 なおこの冊子は、平成287月上旬に全老健正会員施設に見本誌1部が送付されますことを申し添えます。

気にすることに関心を持とう

2016年7月6日 | 雑談

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「人間というのは自分のことを他人(ひと)がどれだけ気にしてくれるか、ということに最大の関心がある動物である」(『生きるヒントになる明語録728』、轡田隆史監修、橋本一郎著、三笠書房)・・・これは小説家森瑤子さんの言葉です。

 利用者から呼ばれて「ちょっと待って!」という場面が少なからずあります。しかし言われた方としては「『ちょっと』っていったいどれだけ待てばいいのだろう?あの職員は私のことを気にしてくれているのだろうか?」という気持ちになるのではないでしょうか。とはいうものの、職員にとっても「どうしてもすぐに応じられない」という場合があって、利用者に対して申し訳ないと思いながらもつい「ちょっと待って!」が出てしまうジレンマに陥ってしまいがちです。グーグルで「ちょっと待って 介護」で検索したところ、なんと413千件がヒットしました。それだけこの問題は介護の現場において深刻かつ解決が困難なのではないかと思います。

 「ちょっと待って」・・・この言葉は相手の言動や思考を言葉によって封じる「スピーチロック」、つまり「言葉による拘束」として問題視する動きもありますが、この「ちょっと待って」は、介護される側だけでなく介護する側にも様々な弊害があり、この言葉の多用が常態化することで介護の現場は深刻な悪循環を来すことも指摘されています。

 利用者と職員が完全なマンツーマンではない以上、必ず誰かを待たせてしまう可能性があることは否定できません。そのような場面で大切なのは、待たせてしまう相手に対して「私のことを気にしてくれない」という気持ちを抱かせない、つまり「あなたのことをいつも気にしていますよ」という言葉や態度を示すことではではないでしょうか。と言っても簡単なことではありませんが、日頃からの地道な信頼関係の積み重ね、業務のあり方の見直しなどを繰り返していくことで、「ちょっと待って」を完全に無くすとまではいかずとも、減らしていくことにつながっていくのではないかと思います。

森瑤子さんは199376日、52際の若さで世を去りました。もしご存命であれば今年で76歳。沢山の優れた作品を世に出されただろうし、介護の現場が抱える問題に対して様々な提言をいただけたかもしれないと思うと、早すぎる死が残念でなりません。「人間というのは自分のことを他人がどれだけ気にしてくれるか、ということに最大の関心がある動物である」という森瑤子さんの残した言葉を噛みしめながら、そのための具体策を考えていきたいと考える次第です。

H27年度事業報告・決算報告アップしました

2016年7月5日 | 協会活動報告

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 当協会の平成27年度の「事業報告(ファイル名:”H27zigyouhoukoku.pdf”545KB)」「決算報告(ファイル名”H27kessanhoukoku.pdf”160KBを「情報公開」のページにアップしました。こちらから閲覧・ダウンロードして下さい。

見えない所で頑張ろう!

2016年7月4日 | 雑談

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写真はご存知USB(の「オス」)。よく見ると笑っているようにも見えて、愛らしさすら感じます。これをパソコン側(「メス」)に差し込むことで様々な周辺機器やUSBメモリとつなげることができるだけでなく、スマホ等の充電にも使うことができて大変便利です。

 USBが登場したのは1996年、今からちょうど20年前のことです。それまでのパソコンは「RS-232Cパラレルポート」、「IEEE
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パラレルポート」などといったそれぞれ企画の違うポートがあって、機器もケーブルもそれに合うものを揃えなくてはならず、不便さを感じながら使っていたものです。それがこのUSBの登場によって飛躍的に使い勝手は向上しました。”ユニバーサル・シリアル・バス”の名が示すとおり、機種や機器を問わずにつなげることができるようになり、その前年に出た基本ソフト「ウインドウズ95」との相乗効果によりパソコンは一気に普及していきました。今では何気なく使っているUSBですが、登場以前の不便さを思うと有難い気持ちになります。

 このUSB、写真のように笑っているだけでは仕事になりません。「カチッ」としっかりはまることによって情報のやりとりが可能になるわけで、その際にはこの顔を隠して頑張っていただかなければいけません。つまり頑張っている真剣な表情は見えないわけですが、「細心の注意を払って確実に」仕事をしてくれるからこそ私たちはその恩恵にあずかることができるわけです。逆にこれが「ほらほら!私は一生懸命頑張っていますよ(*^o^*)」という顔が丸出しに、つまりUSBが抜けていたら一向に仕事はできないということです。見えていないところで頑張ることがUSBの宿命なのです。

 さて、ひるがえってみますと、私たち老健施設で働く者にとっても同じ事が言えるのではないでしょうか。例えば排泄ケアや入浴ケアなど、介護の現場では人目にかからないような環境、時によっては密室で利用者と11で仕事をする場面が少なからずあります。そこでいかに「『細心の注意を払って確実に』仕事をするか」が重要です。「誰もみていないから”てげてげ”でいいだろう」ではいけません。見られていないからこそきっちり、かっちり、そして愛情をもってケアに当たりましょう。

 なお、USBは写真のように周囲に笑顔を振りまいている状態では全く何の仕事もしていませんが、私たちはそういうわけにはいかない事は言うまでもありません。見られていても、見られていなくてもしっかり頑張りましょう!

盛況でした!そうめんながし大会(さわやかセンター)

2016年7月1日 | 協会活動報告

 さわやかセンター(小林市)では624日、暑気払いの一環としてそうめん流しを行いました。

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 職員による手作りの「そうめん流しコース」に、冷たいそうめんが次々に流れて来ると、コースの左右に陣取った利用者の皆さんは、それぞれ立ち上がり身を乗り出したり、タイミングを合わせて上手にすくい取ったりと、美味しく楽しい中にも手や足のリハビリにもなって、充実したひとときを過ごしました。

 「楽しかった?」、「美味しかった?」という利用者の皆さんが喜ばれる声に、職員の心も満たされ、今後のイベントの開催に向け更なる意欲を燃やしていました。

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