午後からは、7つのグループに分かれて事例検討を行いました。老健施設の入所者という前提で、まず、入所に至る経緯や現在の病状、ADL状況、精神状態、本人や家族の意向などの情報について、グループごとに読み込みを行いました。続いて、司会役となった受講者を中心に援助の方針や解決すべき課題、援助目標、そして援助内容などを話し合い、施設サービス計画書を作り上げていきました。
それぞれのグループには、高齢者ケアプラン部会の各委員がつき、必要に応じて助言を行いました。「利用者の命と暮らしを支えたい!」という熱い思いの受講者も多く、委員も交えて濃密な意見のやりとりが会場のあちこちで見られました。
(↑納得いくまで話し合い、プランを作り上げていきました)
【新委員の竹内詠規さんは、しあわせの里に勤める大ベテラン。的確なアドバイスに受講者も納得】
研修会の最後は、各グループが作成したサービス計画書の発表会。いずれの計画書も、各グループの思いが込められた素晴らしい内容で、グループの代表者が発表を行うと、受講者達は、自分たちのプランとの相違などについて、熱心に聞き入っていました。
(いずれのグループもすばらしいプランが出来上がり、会場からは拍手!)
長丁場の研修会でしたが、実践的で内容の濃いものとなっただけでなく、受講者同士での意見や情報のやりとりも盛んに行われ、交流の輪が広がる充実した一日となりました。