雑談

仕事納めだそうです

 今日は官公庁や企業の多くが仕事納めです。お昼や夕方のニュースでは仕事納め式や大納会の様子が伝えられるかと思います。そして帰省ラッシュで混雑する各交通機関の影像も・・・例年通りのニッポンの風景ですね。

もちろん老健施設で働く者にとっては関係ありません。慌ただしい中だからこそ、いつも以上の注意を払って業務にあたりましょう。

「自分の生命を打ち込むことのできる仕事を、もっているものは幸福である。そこに如何なる苦痛が押し寄せようとも、たえざる感謝と新しき力のもとに生きて行くことができる。生命は仕事とともに不滅である」と行ったのは歌人の九条武子(「人生の指針が見つかる『座右の銘』1300」、別冊宝島編集部、宝島社)。心身の不自由や苦痛を抱える利用者様の生命を預かり、お世話をすることができる私たちは、生命の重さや尊さが誰よりもわかる立場にあるのではないでしょうか。その事に対して感謝し、自分の生命を打ち込んで仕事に励むことができれば、私たちは幸福であると言えます。

カレンダーを見ると、今年はの三色続き(つまり)で終わりです。今年一年の振り返りをして、それを来年への足がかりとしましょう。

ハッピースネーク

 年の瀬もいよいよ押し迫って参りました。辰年から巳年へと、干支も移り変わろうという今日この頃、ちょっとした嬉しい(?)ハプニングがあったのでございました。

 さきごろ我が家でシロアリの検査があった時のこと。業者さんが「シロアリはいませんでしたが、こんなモノがありましたよ(´∀`)」と持って出てこられたのが下の写真。

 

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↑実際にとぐろを巻いていたわけではありません。

 

 そ、そうです。蛇です。ヘビの抜け殻です。それも結構大きい、というか長い(~o~)。どんだけ長いかというと、下の通り。

 

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 めいっぱい伸ばした空気入れよりもちょっと長いです。

 

 メジャーで測ってみると、なんと1メートル2センチもありました(o)。財布に入れておくとお金が貯まるなどと言われますが、これはちょっと入らない。

 「こんなに長い抜け殻が、こんな綺麗な形で残っていることは珍しいですよ」とは業者さんのコメント。当のヘビさん、一体どうやって抜け出したのでしょうね。何度も脱皮を繰り返すうちに、だんだんとテクニックが向上してきて、一人前(一匹前?)にヘビとして「一皮むけた」のかもしれませんね(^^♪。

 ちなみに、この抜け殻が発見されたのはこれまた何と玄関のところ。これはひょっとして、来年のヘビ年はビッグでヘビーな幸運が入って来るかも(^J^)

 と言っても、我が家だけに訪れればいいというものではありません。このブログをご覧いただいている皆様にハッピースネークのご利益があることを願ってやみません。

 なお、このヘビさんの顔写真のアップを、このページの下の方にアップしています。爬虫類の苦手な方にとっては少々迫力ありすぎかもしれませんので、くれぐれも自己判断のもとでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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すごいぞ宮崎

 宮崎すごい!と思いました!1221日の宮崎日日新聞を開いてみると・・・いや、開く前からです。つまり1面からわが宮崎県のすごい事が盛りだくさんでした。

 トップは「串間で風力発電」。風力発電所が串間市にできるとのこと。運転開始は2019年の見込み。しかも九州最大だそうですからすごい!何だか串間市の「串」の字が、風力発電の風車(飛行機のプロペラみたいなのじゃなくて、地面と平行に回るタイプのやつです)に見えてきました。すごいすごい!!

 同じく1面。「児湯食鳥ベトナム進出」。来年度ベトナムに進出して海外でのブロイラー生産、販売に乗り出すそうです。すごい!2013年度は宮崎からニワトリが飛躍する、しかも海外に飛ぶ(^o^)。すごいすごい!!

 さらに1面。「都農?高鍋あす(22)開通」東九州自動車道の同区間がつながるとのこと。その距離なんと12.9キロ(゜◇゜)。すごい!これにより都農町から宮崎空港までが何と55分。国道10号線などを利用するより30分も短縮するとはすごいすごい!!

 今度は9面。門川町の会社が宮崎県産のちりめんじゃこを使ったサプリメントの販売を始めたとのこと。すごい!名前が「じゃこりめんと」とはこれまたいかしてます。
(^_^)。インパクト満点のナイスネーミング、すごいすごい!!

 地方版も負けちゃいない(*^_^*)22面の「きりしま」版。小林市出身の19歳男性が、あの公認会計士最終試験に見事合格、しかも2人も。すごい!難関中の難関であるこの試験、合格率はたった7.5%。全国で1,347人の合格者のうち、10代はたった6人。その中の2人、つまり3分の1を本県出身者が占めるわけですからこれまたすごいすごい!!

 とどめは27面。県内で新種の植物が発見、認定されたとのこと。しかも2つ。すごい!これは「モロツカウワミズザクラ」と「イノウエトラノオ」の2つ。それぞれ宮崎市内の60代と50代の男性が発見、公的機関の調査・分析の結果新種と判断されたそうです。相次ぐ新種発見に「宮崎の自然の多様性をあらためて示せた」という関係者の談話が載っていました。しかも、「まだまだ見つかっていないものはあるはず」とも。まさに植物の宝庫宮崎県(^_^)v。すごいすごい!!

 時あたかも冬至の1221日。一年で最も昼が短いこの日に、ひむかパワー全開!!宮崎県がいろんな分野でやってくれました。嬉しい気持ちで新聞をめくることができました。これは2013年の本県大ブレークの予兆でありましょうか!?まずはニューイヤー駅伝で旭化成が優勝!なんてことになると、またまた新聞を読むのが楽しくなるなーと思いながら読んだのでありました。

 ただし!!!26面に立った4段見出しは別です。「ノロウイルスなお猛威」<(_ _)>。当然ながらこれはすごいすごいなどと喜ぶことなんてできません。県内36カ所の定点医療機関からの報告数は平年の1.6倍。しかも発生のピークは例年12月から翌年1月とのことですから、これからますます予断を許せない時期となります。感染対策のより一層の徹底に務めましょう。

寒くて苦しい鳥

 さすがに寒い日々が続いています。だけど、寒さに震えているのは人間だけではありません。動物だって寒いものです。猫がコタツで丸くなれば、蛇も蛇穴で丸くなります。

 そんな中、「寒苦鳥」という鳥がいることを知りました。「かんくちょう」と読むそうです。生息地はインドの山奥。夜になると寒さに苦しんで(だから寒苦鳥と言うのですね)、「こんなに寒いとたまらん。夜が明けたら巣を作って寒さをしのごう」と鳴くらしい。しかし、朝になって気温が上がってくると、夜の寒さを忘れ、「人生、じゃなくて鳥生どうせはかないものよ。何で巣作りなどくたびれる労働をせにゃならんのだ」と巣を作らずに過ごす。そして夜になって寒くなるとまた「寒くてたまらん!朝になったら巣を・・・」と鳴くという、その繰り返しで日々を送っているのだそうです。

 へえーっ、珍しい鳥もいるもんだ、一度見てみたいものだ・・・。と思いきや、この寒苦鳥、想像上の鳥だそうです。なんだぁ。

 それはそうと、夜も昼も寒い日々が続いているのが現実の今日この頃です。南国宮崎だって寒いんです。五ヶ瀬町には日本最南端のスキー場だってあるんです。こんな寒いと、さすがに寒苦鳥だって「こりゃあ寒いわい。巣作りをしなくちゃ凍えてしまうよ」となるかもしれませんね。老健の利用者様はもちろん、私たち自身も健康管理に十分留意して春を待ちましょう。

メリークリスマス

 クリスマスです(^o^)。それぞれの老健施設でもクリスマス会が催されていることと思います。プレゼントは何でしょうか?

 クリスマスプレゼントと言えば子供の時、枕元に靴下を置いて寝ると、朝になったらあら不思議( ゜Д゜)。靴下の中に欲しかったプレゼントが入っているじゃありませんか!それは何を隠そう、サンタクロースが子供が眠っている間に、煙突からそーっと家の中に入ってきて、靴下にプレゼントを入れて行ったのです。ありがとう、サンタさん。それにしても不思議だなあ。何で僕の欲しかったものがわかったんだろう?欲しい物を書いたサンタさんに宛てた手紙、読んでくれたのかなあ・・・・・。

 今思えば色々と無理がある話です。足に履いて歩き回るために使われる靴下にものを入れるのは衛生上問題があると言えます。また、大きな暖炉に大きな煙突がそびえる家ならともかく、昭和時代の日本家屋にあった細い煙突、どうやって出入りするのでしょう。レインボーマンの月の化身(知らない!?)みたいに、サンタさんは頭さえ入ればどこでも通り抜けできる特技があったのでしょうか?もしそれができたとしても、肝心のプレゼントが通らなかったらどうするというのでしょう?さらにサンタさんのあの赤い衣装、煙突を通ると間違いなく真っ黒になってしまいます。それで家々を回ってたら、怪しまれますよね。

プレゼントはどこかで買ってくるんでしょうか?それとも人の家に忍び込むのが得意なサンタさんだったら、ひょっとして誰もいない夜のデパートに・・・いやいやいや!!それは無い、絶対にないヽ(`Д´)ノ!!子供に夢を与えるサンタさんはそんなこと絶対にしないもん!

真っ赤なお鼻のトナカイさん。その鼻をピカピカ光らせて暗い夜道を照らしながら回っていたら、これはすっごっく目立ってしまいますよね。おまけに鵜戸さん参りみたいに鈴もシャンシャン鳴り響かせているとあれば、これはもうバレバレです。「あーっ!サンタさん見つけた( ´▽`)」って歓待されるならまだいいいいのですが、下手すればプレゼントを盗もうというよろしからぬ者達の格好の餌食になりかねないだろうかと心配です。

・・・とまあ、上げればきりがありませんが、子供の頃にはそんな事まーったく気にしませんでした。信じ切っていました。サンタさんは本当にいるということに疑う余地は一介もありませんでした。今はどうなんでしょうね。この情報化が高度に進んだ文明社会において、サンタクロースの実在性について、子供達はいかように考えているのでしょうか。

ここでその真意を明らかにしておきましょう。ずばり、サンタクロースは、いるんです。本当に、実際に存在するのです。そして今年もまた子供達のところに、はるか遠い北の国から、プレゼントをたくさーん持って、トナカイのソリに乗ってやって来るのです。ほら、耳を澄ませばあの鈴の音が聞こえてきましたよ。ソリにはたくさんのプレゼントを入れた袋が。袋の中にはGIジョーやローラースルーゴーゴーやゲイラカイトやダービーゲームやアメリカンクラッカーや、コンバトラーVに勇者ライディーンにゲッターロボGにキャプテンウルトラにミラーマンにデビルマンにバロムワンの人形や、マジンガーZの超合金などをたくさーん入れて・・・・・。

とまあそういうわけですが、とにかくメリークリスマス!です。

青太完走(^O^)

 第26回青島太平洋マラソンが129日、宮崎県内外、そして海外から12,000人ものランナーが参加して盛大に開催されました。

 特にフルマラソンの参加者は私も含め9,689人!!当日は寒い上に強風。特に青島神社参道で折り返してからの5キロは強い風とアップダウンの連続で、なかなかに辛い42.195キロになったのではないでしょうか。だけど、それゆえに完走し切った喜びはひとしおだったのではないかと思います。

 また、ボランティアの高校生の応援は毎年ものすごく力強いもので、今年も例年にたがわず、特に県外からの参加者には驚きと、そしてそれに勝る元気を与えるものでした。これも一つの宮崎県の無形遺産と言ってよいと個人的に考えるところです。

 会員老健施設のスタッフも数多く参加されたことと思います。今頃はもう筋肉痛もおさまり、元気にそれぞれの職場で活躍されていることでしょう。MRT宮崎放送では1222日の土曜日に特別番組が放送される予定です(15時から)。あの感動よ再び!と、利用者様と一緒に鑑賞されるのもまた一興ではないでしょうか。青太が終わると宮崎もいよいよ年の瀬モードに突入(と思うのは私だけ?)。2012年も残りわずか。慌ただしい中だからこそ、平素以上の注意を払って業務に励みましょう。

 

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↑これは私こと老健太郎(仮名)の完走証です】

 

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【↑2時間台でした。一応世界記録と同じ2時間台ですヽ(^o^)丿】

千両役者

 『花闇』は皆川博子さんの作品です。集英社文庫より20021220日に第1刷が出ていますから、ちょうど10年前です。

 これは、実在の歌舞伎俳優、三代目澤村田之助(『広辞苑』にも載っています)の栄華、そして廃退の様を、その付き人、「影」の存在である市川三すじからの目線で捉えて描いた作品です。越後の北の片田舎を旅する三すじが、偽の田之助一座、そして偽者の自分と遭遇するところから話が始まります。

天賦の芸才を持つ田之助は、千両役者になるまでに人気を博するのですが、脱疽のため両手足を切断してしまいます。それでもなお舞台を務める並々ならぬ情熱は、人に感動を与える一方で、奇異の目でも見られるようになります。やがてお払い箱となり、精神を病み、座敷牢に幽閉されてしまい、生涯を閉じるという悲惨な運命をたどります。

最後はまた越後に舞台が戻り、死んだはずの田之助と、自分の偽物を舞台で見る三すじ。田之助と名乗るのは、凍傷のため、両足の指を無くした若い役者。それを知る人も知らぬ人も芝居を楽しんでいたのでした。

江戸が東京(とうけい)へと変わっていく頃の物語で、当時の役者は(たとえ千両役者でも)身分が低い賤しい者とされ、奉行所から外出の際には笠をかぶるよう命ぜられるシーンがあって驚きました。しかし、ハンディキャッパーである田之助が、その障害に負けずに奮起する様子はあっぱれであり、リハビリ施設である老健に勤務するものとして深い感銘を受けました。障害を持つ人が、障害を持つ普通の市民として社会参加し、活動していくという、ノーマライゼーションの真髄を江戸時代の歌舞伎役者の生涯を通じて思い知らされました。読み終えて本を閉じたその後から、「いい作品だなあ」という気持ちがじわじわと湧いてくる作品でした。

 そして時代は2012年。現代の歌舞伎界の至宝、名実ともにまさしく「千両役者」であった十八代目中村勘三郎さんが125日、亡くなられました。あまりにも早すぎるご逝去を伝えるテレビの画面にくぎ付けになりながらも、それを事実としてすぐに受け止めることができませんでした。

 その後、「ああ、役者中村勘三郎はもうこの世にはいないんだなあ」と実感が湧いてくるにしたがって、大病を患いながらも舞台に心血を注ぐ、執念とも言うべきその生き様が、澤村田之助のそれとオーバーラップして、もう一度この『花闇』を手にしてみたのでした。

 中村勘三郎と澤村田之助。今頃二人の千両役者は「初対面」し、田之助が「あいや勘三郎殿、待ちわびたぞよ?」と言えば、勘三郎が「これはこれは田之助殿、待たせてあい失礼つかまつりましたー」と掛け合っているのかもしれません。この世では決して実現できなかった千両役者揃い踏みによるウルトラミラクルスペクタクルファンタジックダイナミックな芝居が、天国という舞台でこけら落とし間近になっているのかも・・・。そんな思いを抱きながら中村勘三郎さんのご冥福をお祈りする次第です。

ゲゼルシャフトとゲマインシャフト

 「ゲゼルシャフト」、そして「ゲマインシャフト」という言葉があります。ドイツの社会学者フェルディナント・テンニース(1855726-193649日)が提唱した言葉です。『広辞苑』には次のように載っています。

 

○ゲゼルシャフト【Gesellschaft
ドイツ】

「〔社〕テンニースが設定した、ゲマインシャフトと対をなす共同生活の類型。利益社会とも訳す。成員が各自の利益的関心に基づいてその人格の一部分をもって結合する社会。成員間の関係は表面的には親密に見えても、本質的には疎遠である。大都市・会社・国家など。」

 

○ゲマインシャフト【Gemeinschaft
ドイツ】

「〔社〕テンニースが設定した、ゲゼルシャフトと対をなす共同生活の類型。共同社会とも訳す。成員が互いに感情的に融合し、全人格をもって結合する社会。血縁に基づく家族、地域に基づく村落、友愛に基づく都市など。テンニースは、人類の歴史はゲマインシャフトからゲゼルシャフトへと進むと考えた。

 

 つまり、テンニースは「社会は”人々が互いに感情的に融合し、全人格をもって結合する社会”から、”人々は自分の利益が第一で、その関係は表面的には親密に見えても、本質的には疎遠な社会”への変わっていく」と考えていたわけです。

 そしてもし、現在の我が国の状況をテンニースが見てみたならば、それは「ゲゼルシャフト」、あるいは「ゲマインシャフト」・・・どのように映っているのだろうか?そんなふうに考えてみる今日この頃です。

パンさえあれば


パンさえあれば、たいていの悲しみは耐えられる」と言ったのはスペインの作家、セルバンテス(夏村波夫編、『生きる勇気がわく言葉』)。『ドン・キホーテ』の著者として有名ですが、ずーっと”ドンキ・ホーテ”と勘違いしてました
<(_ _)>

 この名言も同書の中の言葉ですが、それを思い出すような1115日付け朝日新聞の投稿欄「声」にありました。そのタイトルは「母のために持ち帰ったパン」。神戸市の70代の主婦の方(Aさんとします)の投稿でした。

 戦時中、小学生だったAさんは楽しみだった給食のパンを半分残して持ち帰ろうと画策。食糧難で食べ残しなどもってのほか。教師からも厳しく禁じられていた中、強烈な罪悪感に打ち勝ってまで強行に及んだそのわけを、母親に問いただされてAさんは答えたのです。「お母さん食べて」・・・。そうです。Aさんは自分よりおなかをすかしている母親に食べさせたい一心で、担任教師の目を盗み、半分残したパンを給食袋に隠し入れて持ち帰ったのです。わずか20行の文中、ここまででまだ14行。もう涙があふれて先が読めません。ティッシュで目やら鼻を拭き拭き。一段落して先を読みました。

 理由を聞いた母親はAさんをぎゅっと抱きしめてたった一言。「先生のお言いつけを守りましょうね」・・・。もうだめ(ToT)。ティッシュが、ティッシュがありません。なんと感動的な20行!!一途に母を思う子の心のなんとけなげなるかな!。そして規則を破ったAさんを言葉でとがめ、身体で感謝する母から子への愛情の深く広きことよ!飽食の時代にある今日では想像しがたい行為ですが、そういう時代だからこそあり得た母と子の絆の固い結びつきを思い知らされた投稿でした。

 短文ではありませんが、第二次世界大戦中、ハンカチに包まれたパンのおかげで艱難辛苦に打ち勝ち、死線を乗り越え妻の待つ我が家に帰り着いたという話では、ムンテヤーヌの『一切れのパン』があまりにも有名です。自宅で妻に事の成り行きを説明する主人公がパンを出そうとハンカチを広げるとそこにあったのは・・・。国語の教科書にも掲載されたこともある感動話です。

 感動話で言えば、二十年以上前に大はやりした、いい話がありました。毎年大晦日の夜になると母子三人がそば屋を訪れ、かけそばを一つだけ注文し、三人で食べ合うという感動話、そう、「一杯のかけそば」です。国会で取り上げられたり、「実話か?創作か?」などと物議をかもしたり、映画化までされましたっけ。

 それはともかく、「給食への幼い思い、戦争とつながる思いは今は遠いは今は遠い風景となった」で締めくくられたAさんの体験談。何度読み返しても心が温まります。コピーしてみんなで回し読みしているところです。

せいとうがいっぱい

 寒さ真っ盛り。まさに盛冬(せいとう)です。寒い日が続くと外出は遠慮したくなりがち。青灯(せいとう)の明かりのもとで読書するのが正当(せいとう)な過ごし方かもしれません。読むのは編さん1300年で脚光を浴びる『古事記』、後に神武天皇、つまり聖統(せいとう)のルーツとなるカムヤマトイワレビコが日向の国を立ちお船出する征東(せいとう)のところ。うーん(>_<)。足元が冷えるので、青い毛糸の靴下を履いて読めばこれぞ立派な青鞜(せいとう)派。あ、でもこれは女性限定か。『古事記』読んだら次は詩集でも読むかぁ。どれどれ、『李太白集』か、盛唐(せいとう)の詩人、李白の作品だね。

 テーブルにはホットコーヒー、上品に製糖(せいとう)、そして精糖(せいとう)された角砂糖を2つ入れましょうかね。お茶うけにはもちろん宮崎の銘菓、青島(せいとう)せんべい・・・あ!これは違った(あおしま)ですね、大変失礼しました<(_ _)>

 とまあ、「せいとう」精到(せいとう)に、たくさーんちりばめられた文章ができました。え!?ダメ?・・・(´・_`)

 それはともかく、1216日の日曜日は衆議院議員総選挙の投票日です。投票に行きましょう。・・・え?選挙と「せいとう」がいっぱいのブログと何の関係があるのかって?むむむ・・・

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