ノーベル賞万歳?(^O^)/

 1210日はノーベル賞の授与式です。日本人の山中信弥教授が医学生理学賞受賞!日本人の誇りです。

 しかし、109日の朝日新聞の「天声人語」によれば、「まだ一人も助けていない」と謙遜したとのこと。たしかに、山中教授が作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)は、今後の再生医療の実用化が一日千秋の思いで待たれます。

ノーベル賞受賞を契機に、今後の研究にさらなる拍車がかかるといいと思います。多くの命を救うために。

青太ファイト!!

  129日の日曜日は「26回青島太平洋マラソン2012」(通称”青太”:あおたい)が開催されます。参加者数は11千人!県内で最大規模のマラソン大会です。そのうち9,000人が走るフルマラソンの部は、810日に受付を開始したと思ったら、同23日には定員に達したため申込みを締め切るという人気ぶり。全国的にマラソンブームが吹き荒れているとはいえ、これはすごいことです。10年ほど前の同大会ではその半分くらい。スタート10分前には競技役員が競技場の注意をするのに、ランナー達をいったんしゃがませていました。今これやったら人間ドミノ倒しは免れないでしょう。ともかくすごい大会になりました。そのうち東京マラソンのように、申し込んで抽選に当たった人だけが走れるような狭き門の大会になるかもしれませんね。

 参加される老健職員は頑張って完走を目指して下さい。また、当日は交通規制が行われますので、情報にご注意下さい。青太スマイル(*^o^*)えいえいおー!

見通し少し明るい!?

 月も出ぬ暗い夜でした。寂しい山の細道を途方に暮れた男が一人、とぼとぼと歩いていますと、はるか遠く、森の奥のそのまた奥に、今にも消えそうな明かりひとつ、ぽつんと灯っていたのでございました。「おお、なんともありがたいことだよ。今夜はあの家に泊めてもらうこととしよう」・・・。男は明かりに誘われるままに、棒になったような重い足を一歩、また一歩と引きずっていったのでした・・・

 

・・・といったようなくだりが、昔話にはしばしば登場しますが、高齢化が一層進むと言われている我が国において、何だか明るいともしびになるような話題を、1119日付けの日本経済新聞に見つけました。「生活」の「会社員”次”の生き方:ロングライフ見据えて」のコーナーに、「運動で心と体を磨く ?限界に挑み、充足感得る?」という見出しがあったのです。

 フルマラソンやボクシングなど、過酷なイメージのあるスポーツに取り組む中高年が増えているのだそうです。しかも健康のために楽しくやるというのではなく、とことん体を酷使し、自分の限界に挑んでいるというからすごい(^o^)

 「仕事もオフも一生懸命でいたい」とボクシングに打ち込み、タバコをやめて往復50キロメートルの自転車通勤で減量する50代の会社社長。早朝からトライアスロンの練習に取り組む40代の会社員。「自分の体が進化している実感がある」と朝5時半に起きて5キロメートル、週に1度は14キロメートルもの帰宅ランをする弁護士・・・。その道で生計を立てるわけじゃないけど、決して生半可じゃない。それぞれの競技で自らの肉体を追い込み、心を磨く。そんな中高年の姿が紹介されていました。会社の屋上で、昼休みにバレーボールを楽しんでいた、古き良き昭和のサラリーマンの姿とは全くかけはなれています。「『一生懸命になれる時間』を持つことで心の充足を得ているようだ」と同紙は分析していました。

 また、ランニングを週2回以上している割合の統計も載っていました。40歳代男性は10年前の10倍に増加していると、その熱心さが示されていました。どうりで各地のマラソン大会、参加者総数も増えたし、とりわけ中年層がやたら目立つようになりました。「大会や練習を通して、日常の中で仕事以外の達成感を味わいたいのでは」との専門家のコメントが紹介されていました。かつてはフルマラソンなんて、実業団の一流ランナー等、ほんの一握りの選ばれた者達が走るものと思われるふしもありましたが、今や参加申し込みをしても抽選で当たらなければ走れない大会もあり、「マラソン難民」などという用語まで生まれるほどに、フルマラソンは大衆化してきました。

 このように、自分の体を酷使して運動に打ち込み、心と体を鍛え上げる人達がどんどん増えて来ると、この先どうなるか?単純に考えると、「心も体もがんがんに鍛え上げた、壮健な高齢者がどんどん増える」ということになるのではないでしょうか?今後の日本社会にとって、一つの明るい話題ではないか?そう思った記事でした。

続・三十日に月が出る

 去る1130日のブログで「三十日に月が出る」と銘打って、それは「あり得ないことのたとえ」という意味であるが、それは太陰暦の頃の話で、太陽暦の現代においては「三十日でも三十日でも新月でなければ月は出る」などとうんちくを述べさせていただきました。これを踏まえ、「”あり得ない”ということはない!”絶対大丈夫”という油断は禁物!!」  とも。

 でもって当の1130日の夜。見上げたその空に浮かんでいたのがこれ(↓)。

 

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どうです!あり得ないことががあり得ました(^^)y-.o

 

  拡大してみますとほとんど満月(^o^)うさぎさんものびのび(↓)!?

 

misokanomoonkakudai.jpg

よく見ると、右側が欠け始めてるようですね。

 

 それはそれは明るく見事な立待月(たちまちづき)でした。ひょっとしてお月様も当協会のブログをお読み下さっていて、「ほーらご覧あれ!これが”太陽暦版三十日の月”ですことよ(^o^)とお示しいただいたのかも!?いや、そんなはずはない。月ではネットは使えまい。いやいや!!それこそこれが”太陽暦版三十日の月”。「”あり得ない”ということはない!」かも。月も読んでる(?)(社)宮崎県老人保健施設協会ブログ、今後ともどうぞごひいきに<(_ _)>

研修会開きます(支援相談部会)

 (社)宮崎県老人保健施設協会支援相談員研究部会は平成25125日(金)14時から、宮崎市のホテルニューウェルシティ宮崎で研修会を開きます。

 講師に新井法律事務所所長の新井貴博弁護士を招き、「介護事故と介護訴訟 ~介護訴訟は何故怒るのか~」と銘打って講演をしていただきます。

 この研修会はどなたでも受講できます。老健職員は参加費として一人500円が必要ですが、他団体および一般の方は無料です。

 詳しくはこちらをご覧の上、別紙により111日(金)までにお申し込み下さい。

 この研修会に関するお問い合わせ、申し込みは、介護老人保健施設しあわせの里、担当笠原までお願いいたします(電話:0987-55-4800、ファックス:0987-55-4507)。

 多数の参加をお待ちしています。

歓迎!?「ながら族」

 マンガを見ながらご飯を食べたり、ラジオを聴きながら勉強したり、歯磨きしながら新聞を読んだり・・・。とかく「ながら族」は良くないイメージが付きまといます。それどころか、携帯やスマホを扱いながら自転車に乗る行為に至っては非常に危険であると、社会問題にもなっています。五木ひろしが鵜飼の宿での叶わぬ恋を切々と歌い上げる「ながらがわえんか」じゃなくて「長良川艶歌」は名曲中の名曲ですが、すべからく「ながら族」はよろしからずべきことなり・・・と、そう思い続けていましたが、決してそうとばかりは言えないようだということが、927日の日本経済新聞に載っていました。

 「学ぶ 磨く
育てる」のコーナー。「脳科学で介護予防探る」という見出しの記事は、高齢者の転倒を、脳科学の知見から予防する方法を、京都大学大学院人間健康科学系専攻の山田実助教のチームが考案したという内容でした。その名も「ステッププラス・エクササイズ」。その名の通り、足踏みしながら体に手をあてるなど、別の動作を加える運動とのことだそうです。単純に身体を動かすだけでなく、同時に頭も働かせて行うもののようです。

 これによってなぜ転倒が防げるか?それは、「加齢に伴う二重課題をこなす能力の低下」の維持・向上が期待できるからだそうです。人の日常生活は、何かをしながら別なことをするという、二重課題をこなす連続ですが、高齢者はその能力が低下するとのこと。元気な高齢者でも家の中で転倒するのは、「高齢者は何かに意識が集中すると他に意識が向かなくなる」と考えた山田助教が考案した「ステッププラス・エクササイズ」、従来の筋力トレーニングやウォーキングと一線を画すもののようです。老健施設に勤める者として、興味津々です。

 たしかに日常生活の中で、「ただ単に歩く」、あるいは「歩くために歩く」といった「単純課題」とでも言うような動作はあまりありません。取り込んだ洗濯物を抱えながら家に運び入れたり、スーパーで献立を考えながら、財布の中身も考えながら店内を回ったり、はたまた必死に我慢をしながらトイレに急いだり・・・。二重、三重の課題の課題をこなしながら人は動いています。その遂行能力が加齢とともに低下し、転倒につながるとあれば、それを鍛える必要大ありです。

 ということは、高齢者のエクササイズはいかに「ながら族」としてのパフォーマンスを向上させるか?ということが重要になってくると言えそうです。そう考えると、従来はマイナスイメージが強かった「ながら族」、よろしきものとして見直さなければならない側面もある、と思った記事でした。

三十日に月が出る

 わぁーお(゚д゚)!。もう30日!!11月も今日で終わりとは( ̄□ ̄😉2012年があと一ヶ月しかないなんて、そんなのあり得ない。ありえねー、絶対ありえねー(´Д` )

 とまあ、冒頭から「あり得ない」とごねてみた本日、三十日ですが、「三十日(みそか)に月が出る」という言葉があります。『広辞苑』によれば「あり得ないことのたとえ」という意味。太陰暦に由来する言葉ですから、三十日に月が出るはずはありえなかったのです。

しかし現代は太陽暦。三十日でも新月でなければ月は出ます。それどころか、今日の月齢なんて16.2。旧暦でいうと17日ですから15日の「十五夜」、そして16日の「十六夜(いざよい)の月」の次の「立待月(たちまちづき)」です。つまりほとんど満月に近いのです。したがって、「あり得ないことなんてあり得ない」わけです。

 そんなこんなで今年もあと一ヶ月。何かと慌ただしくなりますから、普通なら「あり得ない」と思えるような事故も、起こりうる危険性があると肝に銘じなければなりません。言うなれば「三十日の月は出る」。つまり「”あり得ない”ということはない!”絶対大丈夫”という油断は禁物!!」ということです。日々の業務に当たる上で、より一層の注意を払い、2012年を乗り切ろうではありませんか(^_^)v

いい肉、宮崎牛

 1129日です。ずばり「いい肉」の日です。でも今年のいい肉の日は、例年になく感慨深く思える宮崎県民は、私だけではないと思います。

 なんてったって宮崎牛!日本一になったんですから。5年に1度開かれる和牛オリンピックで、前回に続いてV2達成です。県内各地で号外が出されましたが、畜産関係者のみならず、宮崎県民にとって大変に嬉しいニュースでした。

 前回大会で日本一の栄誉に輝いた後に起こった口蹄疫。実に30万頭近くの家畜が殺処分され、県内畜産業や地域経済だけでなく、県民の心にも大きな打撃を与えました。本当に辛く、悲しい現実を目の当たりにし、「もう宮崎の畜産はだめかも」と肩を落とす人も少なからずいました。

 そんなどん底からの見事な復活ですから、テレビが伝えるその朗報を、涙無くして見ることはできませんでした。畜産農家や関係者の「並々ならぬ」という表現ではまだまだ足りないようなご尽力があったことと感服の念に堪えません。

 「いちど失った大事なものを、もう一度取り戻す」という観点からとらえると、この宮崎牛の復活劇は、リハビリテーションの考え方と相通ずるものがあります。そして老健はリハビリテーションを通じて利用者様の在宅復帰、社会復帰を目指す中間施設。今回の快挙にならって、老健施設がその役割を十二分に発揮していくためにはどうすればいいか?宮崎牛に舌鼓を打ちながらじっくりと考えてみる、そんな「いい肉の日」にしてみてはいかがでしょうか?

されど肩凝り

 むかし、むかしの事じゃった。大学受験を控えた今頃の季節の事。彼は目まいが続き、食欲不振。血圧もびっくりするくらい高く、気分のすぐれない日々が続いていたのでした。

これは何かの病気だろう、と病院を受診するが不明。ついにコンピューター断層撮影、つまりCT検査を受けるも脳に異常無し。絶望と不安が入り交じり、ますますクラクラ感が強まったその時、18歳の少年を前にした医者はおもむろに立ち上がると彼の背後に回り、肩に手を置いてこう言いました。「ものすごくこっちょるが」(´ω`)。その後マッサージを受けた彼の諸症状は雲散霧消したのでありました。めでたしめでたし。

1121日の宮崎日日新聞の「健康歳時記」のコーナーは肩凝りと狭心症というタイトルでした。長年肩凝りに悩まされていた70代の女性、数ヶ月前から胸にも時々軽い痛みを覚えるようになって受診すると狭心症の診断。医師から「特に左肩の肩凝りは狭心症のシグナルとなるケースがあります」と言われた、と書いてありました。(狭心症は)「命の危険もあるので、たかが肩凝りとあなどれない」とも。

だんだんと冷え込みが厳しくなり、肩も凝りがちの今日この頃。むかし、むかしの事を思い出しつつ「されど肩凝り」と念頭に入れておかなければ、と再認識した記事でした。

認知症かかりつけ医研修会のお知らせ

 認知症疾患医療センターである大悟病院が1130日(金)の19時から2030分にかけて、都城市北諸県郡医師会館3階で「認知症かかりつけ医研修会」を開催します。

 この研修会は医師向けです。宮崎県福祉保健部長寿介護課の依頼にもとづき、別紙の通りご案内申し上げます。詳しくはこちらをご参照ください。

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