老健みやざきブログ

こどもの日2016

2016年5月5日 | 雑談

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「甍(いらか)の波と雲の波、重なる波の中空(なかぞら)を、橘(たちばな)かおる朝風に、高くおよぐや鯉のぼり」・・・。

2016年もこどもの日がやってきました。昨年(201541日現在の子供の推計人口は前年よりも16万人少ない1617万人。1982年から34年連続減少とのことでした。そのせいでしょうか、最近は鯉のぼりが歌の文句のように元気にはためいている風景をあまり見かけなくなってしまったように思います。

また、429日の宮崎日日新聞には、宮崎県人口が39年ぶりに110万人を割って、今年の41日現在で1097932人だと載っており、「大変厳しいものがある」という県の見方も示されていました。少子高齢化が進んでいる本県において、その対策が急務であることを改めて思い知らされながら記事を読みました。

ゴールデンウィークとあって、各老健施設では利用者のご家族が面会に来られ、その中には孫やひ孫、さらには玄孫(やしゃご)などの小さなお子様もいて、利用者の皆様を喜ばせているのではないかと思います。

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子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかる趣旨で制定された「こどもの日」。その健やかな成長を祈るとともに、高齢者も生き甲斐を持ち、地域ではつらつとした生活ができるよう、老健施設もその一躍を担うべく、諸機関や地域住民と連携を強化し、さらにその機能を強化していかなければ・・・鯉のぼりを眺めながらそのように考えた次第です。

みどりの日2016

2016年5月4日 | 雑談

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54日はみどりの日。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」として平成元年(1989)に制定されました(もとは429日)。「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」と言われる通り、青葉が目に優しい季節となりました。

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【木漏れ日】

木漏れ日はなぜ いつも優しいのだろう

空と緑と太陽そして風が お互いを尊重し

仲睦まじく 連携をとりながら ちょうどいい具合に

共同して役割分担 しているからだよ

これって僕ら人間も 見習わなきゃね

そしたらきっと 僕らもなれるさ

だれかの木漏れ日に

 

上の写真は昨年11月に撮影したものですが、青空の下、心地よい風に吹かれながら葉ずれの音に包まれ、木漏れ日を浴びていると、心が洗われ、すっきりした気持ちになりますが、それは上の詩にあるとおり、自然を構成する様々なものが「他職種共同」することによるものではないでしょうか。

「これって僕ら人間も 見習わなきゃね」とありますが、他職種が連携して高齢者ケアにあたる老健施設に勤める者の一人として、この木漏れ日を見習い、他職種共同により利用者の皆様の生き甲斐を支えていきたいと思う次第です。

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太陽は燃えていない!?

2016年5月3日 | 雑談

 ゴールデンウィーク期間中ではありますが、老健施設に勤務されている多くの方はそれとは関係なく日々利用者の皆様のケアに励まれていることとお察します。医療機関等の多くが休診であることを考えると、むしろ平素以上の注意、観察、心がけをもって業務にあたらないといけないと思います。

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 「旗日(はたび)」という言葉をあまり耳にしなくなりましたが、祝日に各家の玄関や門扉に日の丸を掲げている光景もあまり見なくなりました。ところで「太陽は燃えていない」のだそうです。「まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの」と美空ひばりが歌って大ヒットした「真赤な太陽」、あれは間違いだというのでしょうか?

 「思わず人に話したくなる 地球まるごと ふしぎ雑学」(荒舩良孝、永岡書店)によると、「正確には太陽は燃えていない」とのこと。それは次のような理由から。

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(1)「燃える」とは「燃焼」のこと。燃焼とは「ある物質が酸素と結合する化学変化」のことを言う

(2)太陽の中心部分で熱や光を発生させているのは「核融合反応」。4つの水素原子から1つのヘリウム原子をつくることで、莫大なエネルギーを生み出している(表面温度約6,000度、中心部分では1,500万度!!)

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 「まっかに核融合反応した 太陽だから」では恋の季節という雰囲気ではないかもしれません。しかし同書によれば、太陽は1秒間に約400万トンもの質量を失いながら熱や光のエネルギーを生み出しており、まさに「太陽は身を削って私たちを養ってくれている」のだそうです。従ってその寿命には限りがあり、一説にはあと50億年とも言われています。

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それを長いとみるか短いとみるかは何ともはかりかねますが、地球に生物が存在できるのは太陽の恵みあってのもの。その恩恵を享受して日々を過ごしていることに感謝しながら連休中の業務に励みたいと思います。

介護ロボ届きました

2016年5月2日 | 協会活動報告

 介護ロボット、CYBERDYNE社のHAL(介護支援用腰タイプ4が、さきごろ協会事務局に届きました。

 これは平成28年度医療介護総合確保基金を活用した宮崎県の委託事業である「介護ロボット普及促進事業」のために”HAL4台を1年間リースしたもの。この事業は介護ロボット導入に興味のある会員施設(事業参加施設)に無償で有期貸与を行い、各施設内で試験運用を実施した後アンケートを提出してもらい、協会事務局でその結果を分析し、介護ロボットの有効性を調査・報告するものです。

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(↑箱から出してみたところ)

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(↑横から見たところ。思ったよりコンパクトだという印象を受けました)

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 (↑仮装着したところ。バッテリーは着けていません)

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(↑バッテリー込みで2.9キログラム。軽くて装着しても邪魔にならない感じです)

 今後事業参加施設を対象に管理者講習を実施し、各施設で安全講習を行った上で試験運用を行ってもらう予定です。

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 この事業は宮崎日日新聞でも大きく取り上げられ、その成果が注目されています。ただし介護ロボットは介護負担軽減およびケアの質の向上のための「手段」であって、「目的」ではありません。

当協会では今年度における県の依託事業として「『介護のしごと』理解促進事業」、「介護人材キャリアアップ研修支援事業」、そして「介護従事者確保事業」を「介護ロボット促進事業」と併行して実施することとなっています。さらに協会各部会主催の研究会や研究大会もこれらと密な連携をはかりながら行う中で、介護される側および介護する側双方にとってより良い介護の現場作りを目ざし、ひいては広く県民の保健、医療および福祉の増進に寄与して参る所存です。

これらの取り組みの模様は協会ホームページやフェイスブック、そして広報誌「老健みやざき」などでも紹介する予定ですので、皆様のご理解、ご協力方賜りますようお願いいたします。

「会員施設」情報着々更新中!

2016年4月29日 | 協会活動報告

 「会員施設一覧」のページにおける、県内会員老健施設の情報を現在更新中です。

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 これは「県央エリア」、「県南」エリア」、「西都・児湯エリア」、「県北エリア」それぞれにおける老健施設について、施設の概要や理念、電話番号、住所などの情報を、施設の写真および地図を添えて掲載しているものです。また、施設でホームページを立ち上げているところについては、そのリンクも貼り付けています。

 今年度の協会広報活動の事業計画の中で、ホームページのスマホ対応をはかる一環として、現在各施設に情報の見直しをお願いし、回答内容に基づき順次更新をしているところです。それぞれの施設名をクリックすると、詳しい情報が閲覧できるようになっていますので、ご活用下さいますようお願いいたします。なお、回答がお済みでない施設は531日までにご回答いただきますよう併せてお願い申し上げます。

 また、協会ホームページでは会員老健施設におけるイベント開催告知などのお知らせや、各種行事開催のレポートなどの情報も紹介いたします。画像ファイルに原稿を添えて当協会メールアドレス(nfo@miyazaki-roken.jp)でご送信下さい。

総務委員会開きました

2016年4月28日 | 協会活動報告

 当協会の平成28年度第1回総務委員会を425日、宮崎市の介護老人保健施設ひむか苑で開催しました。

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 この日の委員会では新役員および事務局員の紹介に続き、(1)平成28年度事業・予算について、(2)各委員会活動、(3)宮崎県委託事業、(4)13回(公社)宮崎県老人保健施設研究大会・・・などについて協議、検討を行いました。

 当協会では協会ホームページの「情報公開」に、「平成28年度事業計画」および「平成28年度収支予算書」をアップしておりますが、これに基づき高齢者の保健、医療および福祉の増進に寄与するべく、各部会が縦横の連携を密にして各事業を展開していこうと、熱心な意見の交換を行いました。

 また、今年1112日(土)、宮崎市の宮崎観光ホテルで開催する第13回(公社)宮崎県老人保健施設研究大会では、これまでの大会を振り返りつつ、さらに充実した内容の大会となるよう、会員老健施設の皆様よりご意見、ご協力を仰ぎながら開催準備を進めていくこととなりました。

 今後とも協会へのご理解、ご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

「摂食嚥下障害」学びます(栄給・給食部会)

2016年4月27日 | 協会活動報告

 栄養・給食研究部会は514日(土)13時から、宮崎市小松の潤和リハビリテーション財団本部1階研修室で今年度1回目の研修会を開きます。

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 今回のテーマは「摂食嚥下障害へのChallenge わかりにくい嚥下障害を丸見えにしちゃいます」。講師に介護島第一医療リハビリ専門学校の教学部長で言語聴覚士の木村 隆先生をお招きします。

 この研修会はどなたでも無料で受講することができます。詳しくはこちらをご覧ください。

【この研修会の問合せ・申し込み】

Tel0985-48-1360(ひむか苑栄養管理室、担当:前田)

Fax0985-47-3967 (宮崎県老人保健施設協会事務局)

「想定外のこと」

2016年4月26日 | その他

 414日に発生した熊本地震。その被害の様子は連日報じられていますが、その中で「想定外のことが起こった」という言葉をよく耳にします。驚きと恐怖を覚えつつも、それは被災地の皆様が実際に感じておられるのとは比べものにならないものであり、皆様の心労はいかばかりであろうかという思いでニュースを見る毎日です。

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 「災害弱者ケア難航」、「介護態勢 脆弱さ露呈」といった見出しが423日の宮崎日日新聞にあり、災害に備えて計画されていた福祉避難所が機能しなかったり、被災地における人手不足のため介護の現場が疲弊している様子が紹介されていました。南海トラフ巨大地震が発生した場合、宮崎県は全国で最も多い35千人の犠牲者(※)が出るであろうと想定されており、それを見据えた対応が策定されているものの、もしもの場合、はたしてこれが想定通り、計画通りに進められるのだろうか?という懸念が頭をよぎりました。

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 「想定外のこと」が実際に起こってしまったら、もはや「想定内のこと」としてとらえ、それに基づく新たな対応、対策を考えていかなければならない・・・。隣県で、なおかつ介護が必要な高齢者のケアに携わる者の一人として、そのことを痛感せざるをえません。

 

(※)20121031日、宮崎県が公表した県独自の被害想定

さのぼり

2016年4月25日 | 雑談

 「さのぼり」とは田植え後の慰労会をさす宮崎弁で、田植えのあとの意味である「早苗餐(さなぶり)」から転じたのではないかと言われています(諸説あり)。

 弥生時代よりも古い縄文時代から始まったという見方が強くなっている日本の稲作。八十八もの手がかかることから「米」という文字ができたそうですが、田植機が普及する前の田植えは大変な労力を要し、家族や地域住民が協力し、子供も学校を休んで手伝ったものでした。それゆえに田植えが終わったら「さのぼり」をやって、労をねぎらいつつ、その年の豊作を祈ったわけです。

 様々な農業機械の中で、開発に最も手こずったものの一つが田植機で、宮崎県の農民発明家、河野平五郎が明治31年に田植機の特許第1号を取得した記録があるそうですが、実用に至るには長い年月がかかり、日本で初めて人力田植機が市販されたのは昭和40年のことでした。田植機の登場でその効率は飛躍的に向上。現在の田植機は一度に10条を植えられるものもあり、学校を休む必要もなくなりました。これにともない、「さのぼり」の風習も無くなったり、規模が縮小されてきているようです。

 田植機をはじめ、様々な農業機械の開発・普及により、農作業の効率化と作業負担の軽減がはかられてきたことは大変素晴らしいことですが、稲作を通じて培われてきた地域の連携、人と人との絆が弱くなっているのではないかと懸念されます。代々受け継がれてきた地域の伝統や文化が、継承者不足のため途絶えたというニュースも時折耳にする昨今、都市部への人口集中と地方の過疎化および高齢化という流れの中で、地域住民の拠り所として、地方の老健施設が担う役割は、それらも含めたところの多岐多様にわたるものとなっているのではないか?と思う今日この頃です。

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支援物資届けました(続報)

2016年4月22日 | 協会活動報告

 当協会から(一社)熊本県老人保健施設協会に418日、支援物資を届けた際の様子の続報です。

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 ↑熊本地震の発生を受け、当協会が会員施設にファックスで物資提供の協力要請。緊急の依頼でしたが、18日の午前中までに、各施設から水、非常食、流動食、補助食、そしてトイレットペーパーなどの日用品が、事務局のある介護老人保健施設ひむか苑にたくさん寄せられました。

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 ↑ ひむか苑スタッフが手分けして、運送のご協力をいただいた松崎運輸様のトラックに物資を積み込みました。

 

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↑(一社)熊本県老人保健施設協会事務局がある人吉市の介護老人保健施設リバーサイド御薬園に到着、物資を事務所内に運びました。

 

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↑左から当協会事務局鶴田、同伊福、松崎運輸の松崎様、熊本県老健協会西川事務局長。

 

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↑熊本県老健協会の山田和彦会長(左から二人目)も立ち会って下さいました。

 週明けの慌ただしい中での急な要請にもかかわらず、物資提供にご協力くださった会員施設の皆様、ありがとうございました。今後も様々な形での協力が必要となるかと思いますが、同じ高齢者介護に携わる隣県施設の団体として、出来うる限りの支援をして参りたいと考えております。会員施設の皆様におかれましては、何とぞご理解のほど願い申し上げます。

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