雑談

難問は分割せよ

 写真はご存知、サンメッセ日南にあるモアイ像7体。真っ青で広大な日向灘をバックに立っている7体は、イースター島にある実物を、許可を受けて復刻、制作されたもので、多くの人が訪れる観光スポットとなっています。

 そしてこのモアイにはそれぞれに幸運のジンクスがあり、左から順番に、仕事運、健康運、恋愛運、旅行運、結婚運、金運、学力アップ運、となっているそうです。それぞれが役割を分担しながら、全体としてしっかりとまとまり、沢山の観光客を迎え入れている姿に感動を覚えながらシャッターを切りました。

 「難問は分割せよ」とはフランスの哲学者、デカルトの言葉(「人生の指針が見つかる『座右の銘』1300、別冊宝島編集部 編、宝島社」。介護の現場で高齢者のケアを行う中で生じる課題は複雑多岐にわたります。また利用者おひとりおひとりによってその内容も異なってきます。それらを解決していくためには他職種連携により役割分担し、チームでアプローチしていく事が不可欠。モアイ像を見ながらそのように考えた次第です。

あと一ヶ月!ケアマネ試験

 ケアマネ試験、すなわち「平成29年度介護支援専門員実務研修受講試験」まであと一ヶ月となりました。

 今年度の試験は10月8日(日)午前10時から、宮崎大学木花キャンパスで実施されます。厚生労働省ホームページ「第19回介護支援専門員実務研修受験試験の実施状況について」によると、全国における昨年の受験者は124,585人、うち合格者は16,280人で、合格率は13.1パーセント。これは過去最低の数値となっており、第1回(平成10年度)の44.1パーセントと比べるとかなり狭き門だと言えます。

 とはいえ、この試験に合格しなければ「介護支援専門員実務研修」を受講することはできませんし、さらにその先にある介護支援専門員になることはできません。受験を予定されている皆様におかれましては、日々の業務でご多忙な中を縫っての受験勉強の仕上げ段階に入っておられるかと思いますが、体調に十分留意されつつ、これまでの弱点補強や試験本番を想定した予想問題に取り組むなどして、万全の体制で試験に臨んで下さい。

白露です(9月7日)

 9月7日は二十四節気のひとつ「白露(はくろ)」。「大気が冷えてきて、露ができ始めるころ」だそうですが、たしかに朝夕は随分涼しくなってきて、夏のあの猛暑はどこにいったのだろう?と思う今日この頃です。

 日本、そして宮崎は四季折々の変化があり、様々に表情を変える風景を楽しむことができます。その一方で、季節の移ろいに伴い体調も崩しがち。利用者の皆様はもとより、ケアにあたる私たち自身の体調管理についても、万全を期して深まる秋、そして冬へと備えて参りましょう。

9月になりました2017(9/1は防災の日)

 早いもので9月になりました。平成29年もあと4ヶ月、残り3分の1となったわけです。

 写真は平成27年の9月1日、今からちょうど2年前に宮崎市内で撮った一枚。その日は日中激しい雨が降り続きましたが、その後嘘のようにやんで、夕方には写真のように雲間から陽光が差し込んで来ました。山々からは降り続いた雨を空に返すかのように霧が昇っていました。

 9月1日は防災の日です。1923年(大正12年)のこの日、関東大震災が起こり、甚大な被害を及ぼしました。それを教訓に全国各地で防災について考え、備える催しが行われることと思います。各会員老健施設においても様々な災害を想定した訓練が行われていることでしょうが、防災への気持ちと備えを新たにする日にしたいと思います。

エジソン電球130年

 1887年の8月31日、エジソンの電球(白熱電灯)に特許が認められたそうです。今からちょうど130年前のことでした。蓄音機、映写機とならんでエジソンの三大発明の一つと言われる白熱電灯の出現は人類の暮らしを明るく、大きく変化させました。

 しかし現在、照明の主役はLED(Light Emitting Diode)。長寿命で低消費電力、熱もあまり出さないなど、様々なメリットがあるため、電球はもちろん、蛍光灯もだんだんLEDへと変わってきています。

(※↑愛媛県今治市公会堂のLEDによるライトアップの様子)

 130年にわたり世の中を照らしてきた電球は、おおかたその役目を終えつつあるのかもしれませんが、エジソンが人類にもたらした偉業はこれからも燦然と輝き続けていくことでしょう。たとえ将来、世界中からすべての電球が姿を消したとしても。

 エジソンが電球を発明し、世界を明るくしたように、私たちも利用者の皆さまの心を照らし、明るい笑顔になってもらえるよう、より一層ケアの充実に努める、そのための8月31日になればいいと思います。

 

ハッピーサンシャインデー(8月30日)

 8月30日は「ハッピーサンシャインデー」。「ハッピー(8)とサンシャイン(30)」の語呂合わせだそうです。

 「日本のひなた」である宮崎県。まさに「ハッピーサンシャインデー」がふさわしいのではないでしょうか。そしてそれに負けないくらい、利用者の皆様がキラキラ輝く満面の笑顔になってもらえるよう、今日もケアに励みましょう!

8月最後の金曜日

8月25日。1ヶ月分が載っているカレンダーを見るとその下にはついに9月1日が。たしかに朝は少し涼しい風を感じるようになり、秋の足音は少しずつ近づいているようです。

「八月は夢花火 私の心は夏もよう」は井上陽水の名曲、「少年時代」。県内でも各地で大輪の花火が8月の夜空を豪華に飾りましたが、その8月もあと一週間となりました。8月も少年時代も、あっという間に過ぎてしまうものだとつくづく思い知らされます。

 季節は移ろうとしていますが、利用者様のケアには四季を問わず夏の太陽のごとき熱い情熱をもってあたりたいと思う今日この頃です。

チンチン電車の日(8月22日)

 8月22日は「チンチン電車の日」。1903年のこの日、東京で初めてとなる路面電車が新橋と品川の間で運行されたのだそうです。

  写真は愛媛県松山市を走る路面電車です。さきごろ開かれた「第28回全国介護老人保健施設大会愛媛in松山」(7月26日~28日)では、メイン会場のひめぎんホール(愛媛県民文化会館)とJR松山駅間の移動にたくさんの参加者が利用していました。

(↑運転席は前後にあり、これは後ろ側。道路にレールがある光景は、宮崎ではお目にかかれません。なお運転席に入り込んで撮影する等のルール違反はしておりませんので申し添えます)

(電車のすぐ後ろに別の電車が走っていました。なお料金は一律大人160円、子供80円でした)

 我が国でチンチン電車が初めて走って114年。この松山市の路面電車もレトロな雰囲気が漂う中にも、市民の足としてしっかり走っていました。宮崎にチンチン電車はありませんが、九州では長崎市、熊本市、鹿児島市で走っています。訪れる機会があったら、車窓を流れる風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

8月残り11日

 8月21日です。気がつけば今日を入れて8月もあと11日を残すのみとなりました。小学生の頃の8月はいつまでも続くものと思い込み、毎日遊んで回って気がつけば夏休みがもう終わる!という頃に半べそをかきながら宿題をしていたものでした。秋、冬そして春はそれぞれの境目があいまいで、いつのまにか季節が移り変わっていた、と思うこともしばしばですが、夏に関しては、その頃の経験からか、「8月が終わる=2学期が始まる=夏が終わる」という等式が気持ちの中で成立してしまっているように思います。

 とはいえ、まだまだ暑い日が続きます。熱中症対策をはじめ、利用者の皆様はもとより、私たち自身についても体調管理に努めて参りましょう。

米の日(8月18日)

 「米という字を分析すればよ 八十八たびの手がかかる お米一粒粗末にゃならぬ 米はわれらの親じゃもの」

 という宮城県民謡「米節(こめぶし)」にもある通り、「米」という字を分解すると「八十八」となるので、八月十八日は「米の日」だそうです。

 写真は西都市内で撮影した一枚。山の向こうに朝日が昇り、それを受けて水田が輝いています。都会では見ることのできない、美しい田園風景だなあ、と思いながらシャッターを切りました。

 このすばらしい田園は、老健の利用者の方々をはじめ、先人たちのたゆまぬ努力によって長年守り、はぐくまれてきたもの。その手数たるや、八十八では到底足りないものではないでしょうか。そう思うと、敬服の念に堪えません。

 米の日を機に、昔の米作りをはじめ、昔の暮らしの様子などについて、人生の大先輩である利用者の皆さまに伺ってみてはいかがでしょうか。

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

老健みやざきFacebook

TOPへ