雑談

早朝からビール?

 あらかじめ、冒頭に、まずもってお断りしておきますが、本日のブログは当協会として早朝からの飲酒を奨励するなどというものではありません。また、酒そのものを是とも否とも申しませんし、飲めとも飲むなともいうものでもありませんのであしからず。

 事の発端はパソコンで文字を打っていた時の事です。よそ見をしていたのが良くなかった。「早朝」と入力していたつもりですが、それが「スタウト用」と変換されていたのです。すぐに気付いて打ち直そうとしたのですが、「『スタウト』って何だろう?変換されるくらいだから何かの単語だろう」と思って「広辞苑」で調べてみました。ありました。次の通りです。

 「スタウト【stout】イギリス風の黒ビール。酒精分が強く、酸味と苦味とを有する」。ご存知の方も多いことと思いますが、私は知りませんでした。もちろん飲んだ事も見たこともありません。偶然よそ見をしながらキーボードを叩いたところ、

 “soutyou”

と打つべきところを、

 “stoutoyou”

と打ち損じてしまったものと思われます。つまり、「t」が余計だったわけでしょう。

 しかし、もしこれを手書きで「早朝」と書いていたら、「スタウト用」と間違うことは絶対になかったわけです。そして、私がこの「スタウト」という言葉、そういうビールの存在を知ることは一生涯なかったかもしれません。つまり、パソコンがもたらした未知の言葉との偶然の出会いとも言えるわけです。

 パソコンで文章を作るようになって、漢字が書けなくなったり、文字が下手になったりするなど、いろいろな弊害を痛感する昨今ではありますが、今回のような不思議な出会いもあるんだなあ、と少し考えを改めた次第です。言ってみれば「機械が生んだ奇怪な機会」。今度また、意図しない未知の言葉がディスプレイに表示されたら、今回のように調べてみることにしようかと思います。

 というわけで、タイトルとはうらはらに、飲酒とは全く関係のない話題でしたが、飲酒運転は絶対に、絶対にいけません。飲んだら乗るな、乗るなら飲むな!!です。

「ゆうゆうビジット」募集だそうです

 824日の朝日新聞をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、「高齢者施設への『ゆうゆうビジット』募集」という小さな記事がありました。社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団主催のこの「ゆうゆうビジット」は、「『高齢になっても豊かに生きること』を応援する音楽家や力士らが、外出の機会が少ない高齢の方々を訪問し、質の高い、楽しいひとときをおとどけする」ものだそうです。

 そして、この「ゆうゆうビジット」、訪問希望施設を募集しているとのことで、10月から来年3月にかけて、特別養護老人ホームや介護老人保健施設など9か所の訪問を予定しているそうです。くわしくはこちらの社会福祉法人朝日新聞後世文化事業団ホームページをご覧ください。 

 なお、当協会と、この「ゆうゆうビジット」とは何の直接的関係もありませんが、一つの情報としてホームページに掲載いたしております。したがって、この件に関するお問い合わせは、当協会でお受けすることはできませんのであしからずご了承ください。

枯れ木に花が咲くかも?

花咲かじいさん」の話が頭に浮かびました。817日の宮崎日日新聞、「深海エビから分解酵素発見」という見出しのついた、小さな記事を読んだ時のことです。

その記事は、太平洋のマリアナ海溝の水深約1900メートルに生息する「カイコウオオソコエビ」というエビの体内から、おかくずや紙などを高効率で分解する酵素を発見したと、海洋研究開発機構のチームが発表した・・・という内容でした。

その酵素を使えば、枯れ木や古紙からバイオエタノールが作れる可能性があるとのこと。これはすごい発見です。「エビで鯛を釣る」ならぬ「エビで車を動かす」ようになるかもしれません。

つまり、車の燃料タンクの中にはカイコウオオコソエビがうじゃうじゃ、がさごそ動いていて、燃料口からガソリンじゃなくて枯れ木や古新聞、古雑誌を入れるとそれがバイオエタノールになって車がブーン!と走る、というわけです。映画”バックトゥーザフューチャー”に出てくる名車デロリアンは、未来には空き缶を燃料にして走っていましたが、古新聞で車が走る未来が来るかもしれませんね。そうなると、新聞配達のバイクの燃料も古新聞!究極のリサイクル時代到来か!?「花咲かじいさん」の物語は室町末期か江戸初期頃だそうですが、「枯れ木で車を動かしましょう!!」と花咲かじいさんも今頃「えび腰」を伸ばしながら得意満面かも。

問題は、地球で最も深い、あのマリアナ海溝から、「カイコウオオコソエビ」を誰が、どうやって捕まえてくるか?ということでしょうか。素潜りじゃとても無理だもんなあ・・・え?そういう問題ではない(-_-)。ともかく何だか期待したくなるような記事でした。

ジャマイカ人間

 「ジャマイカ人間」という言葉を聞いたことがあります。と言っても国名のジャマイカではありません。「じゃ、まあいいか」という意味での「ジャマイカ」です。カリブ海にあるジャマイカとは全く関係ありません。

 これは「小さな出来事や失敗を気にしてくよくよせず、”じゃ、まあいいか!”と気持ちを切り替えて、前向きな人間になろう」という事を「ジャマイカ人間になろう」と言い表したものです。

 87日の宮崎日日新聞のスポーツ欄を読んで、まさにその「ジャマイカ人間」の言葉が頭に浮かびました。ロンドンオリンピック男子100メートルで金メダル!(そして200メートルでも金!さらに400メートルリレーは世界新記録で金!!)北京五輪に続き見事連覇を果たしたウサイン・ボルト選手に関する記事を読んだ時のことでした。

 昨年の世界選手権決勝で、世界中が驚いたフライング失格。もともとスタートが得意でなかったボルト選手、世界記録を求めてはやる気持ちが失敗につながったとのことでした。

 その後、スタート技術の改善に取り組んだもののうまくいかなかったのだそうです。さすがのボルト選手も、色々と思い悩んだことと察しますが、そんな中で導き出した結論がすごい!なんと「心配しても仕方がない」なんだそうです。割り切ってスタート練習にさく時間を少なくしたことが、精神的にも奏功したとのこと。つまり、「じゃ、まあいいか!」と気持ちを切り替えたことで、ボルト選手は新たな伝説を作ったたわけです。

 ところで、1980年第14回リハインターナショナルによる80年代憲章によるリハビリテーションの見解には次のようなくだりがあります。

 「リハビリは、障害を持った個人がなし得ないことよりも、残された能力によって何をなし得るかが重要であるという哲学に基づいている。各人が有する全ての能力を最大限に活用した生活へのアプローチである。」

 つまり、失われた機能やできない能力を取り戻すことにいつまでもこだわるのがリハビリではなく、残された能力によって何ができるか?それを最大限に生かしていくことが大事だと言えるわけです。そこで「じゃ、まあいいか」という「ジャマイカ人間」的発想が必要になってくるのではないでしょうか。

 利用者様の能力を正しく評価して、できることは自分でしてもらい、できないことを手助けするのがリハビリテーション介護です。その中で、「ジャマイカ人間」的発想が必要な場面もあるのではないか?スプリンターにとって生命線とも言えるスタートへのこだわりを捨て去り、偉大な結果を残したボルト選手の姿に、そんな思いがふっと浮かびました。ご周知の通り、ボルト選手はジャマイカ代表。しつこいようですが、そのジャマイカと「ジャマイカ人間」とは関係ありませんので念のため。

夏の魚、暑い魚

 魚にまつわる「漢字」の話です。まず、『大修館新漢和辞典 携帯版(大修館書店)』を使って調べてみました。

 

○さかなへんに「春」と書くと、「鰆」。”さわら”と読みます。 

○さかなへんに「秋」と書くと、「鰍」。(1)“いなだ”。ぶりの小さいもの。(2)“かじか”。谷川に住む小魚。美味。(3)“うなぎ”。また、この字で”どじょう”とも読みます。

○さかなへんの「冬」と書くと、「鮗」。”このしろ”と読みます。形はあじに似て平たく、体長は30センチメートルぐらい。

 

 というわけで、さかなへんに「春」、「秋」、そして「冬」。それぞれの季節をつけた漢字はあったわけです。しかし、さかなへんに「夏」のついた漢字は、どうしても見つけることができませんでした。うーん、「”魚”に”夏”」だと、魚がすぐにいたんでしまうようなイメージがあるからでしょうかねぇ。

 そのかわり、と言ってはなんですが、さかなへんに「暑」という漢字を『広辞苑』で見つけました(ただしくは”暑”の”者”の中にテンがつきます)。「魚」と「暑」を組み合わせて、「魚暑」と一文字で表す漢字。それは”しいら”と読みます。環境依存文字なのでネット上では表示できないかもしれませんが、「鱪」です。

 広辞苑には「シイラ科の海産の硬骨魚。体は一メートル以上に達し、形はカジキに似て側扁する。背びれは頭頂部に起って尾部に達し、尾びれは深く分叉。美しい藍色で、鮮やかな斑点がある。世界の暖海に分布。流木などに集まる習性がある。勒魚。鬼頭魚。」とありますが、「鬼頭魚」という表現がピッタリくる外見のメジャーな魚です。これが「暑い魚」という漢字で表現されるのは、シイラだけに、「しいらなかった」です(^_^;)

 それにしても、漢字の世界って、奥が深いですねー。暑い日々が続いていますが、こんな夏の日のレクレーションのネタの一つとして、「さかなへんに”?”」クイズ、いかがでしょうか?もし、それでしらけてしまったら、シイラだけに、「シイラけどり、飛んでいく南の空へ、みじめ、みじめー」と歌ってごまかしましょう。えっ!?知らない(o)

背伸びしてみるなんとやら

  本日、813日の誕生花はキリン草。その花言葉は「警戒」だそうです。キリンだけに長い首をうーんと伸ばして周囲を見わたし、警戒しているような、そんなイメージがあります。

 キリン草はベンケイ草科の多年草。武蔵坊弁慶のように、決して倒れることなく、しっかりと根を生やして立っているようなイメージです。

 一方、キリンはウシ目キリン科のほ乳類。ウシと言えば牛若丸こと源義経。そして弁慶が一生仕えた牛若丸を連想してしまいます。キリン草が取り持つ弁慶と牛若丸の不思議な縁、なんて結びつけてしまうのは少々難があるかなあ。

 なお、今日は函館の夜景の日です。「背伸びして見る海峡を今日も汽笛が遠ざかる」と「港町ブルース」で森進一が歌っているように、キリン草だってやっぱりうーんと茎を伸ばして、世界三大夜景ともうたわれる函館の夜景の美しさにうっとりするでしょうか。その時だけはさすがに、警戒なんてしないでしょうね。

「遅寝遅起き」の記事を読んで

 8月3日付けの宮崎日日新聞。「遅寝遅起き不眠に効果」という記事が目を引きました。健康的生活リズムの代名詞のように考えていた「早寝早起き」ではなく、「遅寝遅起き」や、適度な運動が不眠に効果があるのだそうです。

 記事は、睡眠外来専門の「スリープクリニック調布」の遠藤拓郎院長の話が紹介してありました。それによると、加齢に伴い、深い睡眠が減り、浅い睡眠が増えて眠りが浅くなり、小さな物音や尿意で目が覚めてしまうようになるのだそうです。その対策として、次のようなアドバイスが載っていました。

(1)運動など、その人にとって心地いい活動を昼間にすることが、より深く質の良い睡眠につながる

(2)午前0時から6時を中心に寝ると、脳と体のメンテナンスがよくできるので、年をとったらこの時間帯を中心に『遅寝遅起き』をするのが向いている

 うーん、これは考えさせられます。特に(2)の「午前0時から6時を中心に寝る」ということ。午前0時に消灯、就寝を取り入れている老健施設はあまりないのではないでしょうか。利用者様によりよい睡眠をとってもらうため、「遅寝遅起き」に取り組むとすれば、晩御飯をとる時間帯を検討するとともに、食べた後から寝るまでの時間をいかに有意義に過ごしてもらうか、ということも考えなくてはならないと思いました。

 また、記事は国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の三島和夫精神生理研究部長らによる調査結果も掲載されていました。それによると、不眠症になっている場合は、

(1)早く寝すぎる

(2)長く寝すぎる

(3)読書やテレビ視聴など、床に入ってから何かしている

(4)1時間を超える昼寝をしている

など、就寝に仕方にも問題があるとのことでした。

 これを(1)から(4)のを次のように読み替えてみて、はっとしました。

(一)早く寝かせすぎる

(二)長く寝かせすぎる

(三)読書やテレビ視聴など、床に入ってから何かさせている

(四)1時間を超える昼寝をさせている

 いかがでしょう?心当たりはないでしょうか?この記事の冒頭には「年をとってくると、『眠る力』が落ちてくる」とありました。高齢者のケアを専門に提供する介護老人保健施設に勤める者の一人として、利用者様それぞれの日常生活活動(ADL)を評価しますが、食事、入浴、排泄などに加えて、「睡眠」を評価項目として取り上げ、その質の向上に真剣に取り組む必要があるのではないか?と考えさせられてしまった記事でした。

夏力発電

 「暑いですね」と申し合わせたように挨拶を交わす日々が続いています。「夏は暑いのが当然じゃないか!」と切り返す元気もないくらいです。

 毎年暑い季節になるといつも思うのです。「夏の”暑すぎる時”の”暑さ”をどこかに蓄えておいて、冬の”寒すぎる時”使えないもんだろうか」と。そうすると夏は暑すぎず、冬は寒すぎず、まさに”パタリロ“の舞台、「常春の国マリネラ」状態になると。え?知らない(-_-)

 そして今年は節電の夏。もう一歩踏み込んで考えてみました。その名もずばり「夏力発電(かりょくはつでん)」!!そうです。この「夏の暑さ」そのものを利用して発電するのです。そうすれば夏の暑さがやわらぐし、現在の日本の電力の主役である「火力発電」から「
夏力発電 」へ大転換をはかれば、燃料不足を心配する必要もなくなります。これはいいぞ!キャッチフレーズはズバリ「”かりょくはつでん“から”かりょくはつでん“へ!!」こいつはいいや!これでいこう!!

 で、問題は、具体的にどうやって発電するのか?ということですが、・・・そこまでは考えてみなかったなあ。ダメダコリャ<(_ _)>。ちなみに、「夏力発電」とは別に、夏の厄介な吸血動物、そう、「」をたくさん集めてきて、それが飛び回る力を利用して発電する、その名もずばり「蚊力発電(かりょくはつでん)」というのも考えてみようか、と思ったのですが・・・もうこのへんでやめておきましょう(-_-)

とにもかくにも、暑い日は続きます。利用者様はもとより、私たち老健スタッフ自らの健康管理にも細心の注意を払いながら、この夏を乗り切りましょう。

かみん

 「かみん」をご存じでしょうか?”かわいい顔してあのこ わりとやるもんだね”と歌ったのは、・・・「あみん」です・・・じゃなくて「かみん」です。

夏眠」と書きます。広辞苑には「生物が乾燥高温の夏に休眠状態に入ること。主に熱帯地方で、一部の植物や哺乳類から陸生無脊椎動物にわたる広範囲の動物に見られる」とあります。つまり、「暑くてやってられんわい<`ヘ´>!」と眠りに入ることで、生命を維持しようというわけですね。熱帯で乾燥型の雨緑地帯、サバンナ、砂漠などでよくみられるそうです。具体的には熱帯産のカエルやカタツムリ、肺魚、ヒガンバナなどの動植物がこの「夏眠」をして暑い、というか、熱い夏を堪え忍ぶわけです。すごい(゜◇゜)。

 話変わって人間の眠りについて、78日の日経新聞の”今どき健康学”のコーナーに「睡眠時間足りない日本人」という記事が載っていました。書かれたのは江戸川大学の中村雅美特任教授です。それによると、平日の平均睡眠時間は米国人が7.01時間、フランス人が7.07時間だったのに対し、日本人は6.5時間と30分以上短かったそうです。さらに、睡眠時間が6時間未満の人の割合も、日本は19.8%と、米仏の2倍近くあったとのことです。たしかにこれは足りないかも。

 この調査を行ったのは東京にあるフランス系製薬会社だそうですが、睡眠の満足度についても調べていました。「満足(十分な睡眠がとれたと思う)」と答えた日本人は44.7%で、米国人(59.4%)、フランス人(61.1%)と比べてかなり低い結果が出たそうです。一方、「不満」と答えた日本人は36.0%で、米国人(34.1%)、フランス人(27.7%)を上回っていたとのこと。つまり、日本人は「慢性的に寝不足で、睡眠について不満をもっている」のだそうです。納得される方も多いのではないでしょうか。

 調査はそれだけではありません。「日中に眠気を感じる」と答えた日本人は70.9%もいて、米国(56.0%)、フランス(30.3%)と比べるとかなり多く、中村教授は「集中力や充実感、気力が減退する。仕事の効率が落ちるだけではなく、ときには重大事故を招くおそれがある」と指摘されていました。これは、早出、遅出、夜勤など、勤務時間が不規則な私たちにとって看過できないことです。しかも、介護が必要な高齢者のケアにあたるのが「介護老人保健施設」に勤める者の使命。寝不足で、眠気を感じながら仕事することは大変危険であると言わざるを得ません。それに加えてこの夏の暑さ!!いっそう集中力が低下しないだろうかと危惧するのは私だけではないはずです。

 肺魚などと違って、人間は「夏眠」をしてこの猛暑をしのぐことはできません。そこにきて浮き彫りとなった日本人の寝不足問題。せめて休憩時間に「仮眠」を有効にとることで、自らの健康管理と、事故防止の徹底に努めてみてはいかがでしょうか。

参加すればいい、じゃない

 オリンピックと言えば、「参加することに意義がある」という名言があります。これは、近代オリンピックの創始者、ピエール・ド・クーベルタンの言葉です。ロンドンオリンピックも盛り上がっています。世界各国から参加してこそのオリンピック。勝っても負けても、全力を尽くす姿には感銘を受けます。まさにオリンピックに「参加すること」を身体一杯に表現している様子がテレビ画面を通じて伝わってきます。

 ところが、この名言が誤って使われることもあります。たとえば、大会に出場することが決まり、みんな一生懸命練習する中、一人だけ真面目に取り組まない。見かねたチームメイトが「○○君、きみはなんでちゃんと練習せんとね?」と聞いたとき、「そんげ真面目にやっていい成績をおさめんでもいいわあ。だって『参加することに意義がある』って言うわー。参加しさえすればいいとよ。出ればいいちゃわ」・・・という具合です。もちろんこの用い方は間違いです。

 このクーベルタンの「参加することに意義がある」、実はそれだけではないのです。『生きるヒントになる名語録728』(轡田隆史監修、橋本一郎著、三笠書房)には、次のようにありました。 

 「オリンピックの大会で最も重要なのは、勝つことではなく参加することだ。ちょうど、人生で最も重要なのが、勝つことではなく努力することであるように」

  つまり、参加しさえすれば、あとはどうでもいいということではありません。オリンピックに参加するために努力すること、さらに参加して、勝つために努力する事、それが重要だ!とクーベルタンは言わんとしたのではないでしょうか。そしてその考えの根底をなすのが「人生で最も重要なのは努力すること」なのだと思います。

 オリンピックの舞台で活躍する選手たちを見て感動を覚えるのは、彼らの人並み外れた努力を積み重ねている姿が、「人生で努力をすることが重要だ」というメッセージを発信し、それを私たちが受け取ってているからなのではないでしょうか。

 競技はまだまだ続きます。熱戦を繰り広げる選手たちから、たくさんの感動をもらい、努力することの大切さを学びとりたいと思います。

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