雑談

かみん

 「かみん」をご存じでしょうか?”かわいい顔してあのこ わりとやるもんだね”と歌ったのは、・・・「あみん」です・・・じゃなくて「かみん」です。

夏眠」と書きます。広辞苑には「生物が乾燥高温の夏に休眠状態に入ること。主に熱帯地方で、一部の植物や哺乳類から陸生無脊椎動物にわたる広範囲の動物に見られる」とあります。つまり、「暑くてやってられんわい<`ヘ´>!」と眠りに入ることで、生命を維持しようというわけですね。熱帯で乾燥型の雨緑地帯、サバンナ、砂漠などでよくみられるそうです。具体的には熱帯産のカエルやカタツムリ、肺魚、ヒガンバナなどの動植物がこの「夏眠」をして暑い、というか、熱い夏を堪え忍ぶわけです。すごい(゜◇゜)。

 話変わって人間の眠りについて、78日の日経新聞の”今どき健康学”のコーナーに「睡眠時間足りない日本人」という記事が載っていました。書かれたのは江戸川大学の中村雅美特任教授です。それによると、平日の平均睡眠時間は米国人が7.01時間、フランス人が7.07時間だったのに対し、日本人は6.5時間と30分以上短かったそうです。さらに、睡眠時間が6時間未満の人の割合も、日本は19.8%と、米仏の2倍近くあったとのことです。たしかにこれは足りないかも。

 この調査を行ったのは東京にあるフランス系製薬会社だそうですが、睡眠の満足度についても調べていました。「満足(十分な睡眠がとれたと思う)」と答えた日本人は44.7%で、米国人(59.4%)、フランス人(61.1%)と比べてかなり低い結果が出たそうです。一方、「不満」と答えた日本人は36.0%で、米国人(34.1%)、フランス人(27.7%)を上回っていたとのこと。つまり、日本人は「慢性的に寝不足で、睡眠について不満をもっている」のだそうです。納得される方も多いのではないでしょうか。

 調査はそれだけではありません。「日中に眠気を感じる」と答えた日本人は70.9%もいて、米国(56.0%)、フランス(30.3%)と比べるとかなり多く、中村教授は「集中力や充実感、気力が減退する。仕事の効率が落ちるだけではなく、ときには重大事故を招くおそれがある」と指摘されていました。これは、早出、遅出、夜勤など、勤務時間が不規則な私たちにとって看過できないことです。しかも、介護が必要な高齢者のケアにあたるのが「介護老人保健施設」に勤める者の使命。寝不足で、眠気を感じながら仕事することは大変危険であると言わざるを得ません。それに加えてこの夏の暑さ!!いっそう集中力が低下しないだろうかと危惧するのは私だけではないはずです。

 肺魚などと違って、人間は「夏眠」をしてこの猛暑をしのぐことはできません。そこにきて浮き彫りとなった日本人の寝不足問題。せめて休憩時間に「仮眠」を有効にとることで、自らの健康管理と、事故防止の徹底に努めてみてはいかがでしょうか。

参加すればいい、じゃない

 オリンピックと言えば、「参加することに意義がある」という名言があります。これは、近代オリンピックの創始者、ピエール・ド・クーベルタンの言葉です。ロンドンオリンピックも盛り上がっています。世界各国から参加してこそのオリンピック。勝っても負けても、全力を尽くす姿には感銘を受けます。まさにオリンピックに「参加すること」を身体一杯に表現している様子がテレビ画面を通じて伝わってきます。

 ところが、この名言が誤って使われることもあります。たとえば、大会に出場することが決まり、みんな一生懸命練習する中、一人だけ真面目に取り組まない。見かねたチームメイトが「○○君、きみはなんでちゃんと練習せんとね?」と聞いたとき、「そんげ真面目にやっていい成績をおさめんでもいいわあ。だって『参加することに意義がある』って言うわー。参加しさえすればいいとよ。出ればいいちゃわ」・・・という具合です。もちろんこの用い方は間違いです。

 このクーベルタンの「参加することに意義がある」、実はそれだけではないのです。『生きるヒントになる名語録728』(轡田隆史監修、橋本一郎著、三笠書房)には、次のようにありました。 

 「オリンピックの大会で最も重要なのは、勝つことではなく参加することだ。ちょうど、人生で最も重要なのが、勝つことではなく努力することであるように」

  つまり、参加しさえすれば、あとはどうでもいいということではありません。オリンピックに参加するために努力すること、さらに参加して、勝つために努力する事、それが重要だ!とクーベルタンは言わんとしたのではないでしょうか。そしてその考えの根底をなすのが「人生で最も重要なのは努力すること」なのだと思います。

 オリンピックの舞台で活躍する選手たちを見て感動を覚えるのは、彼らの人並み外れた努力を積み重ねている姿が、「人生で努力をすることが重要だ」というメッセージを発信し、それを私たちが受け取ってているからなのではないでしょうか。

 競技はまだまだ続きます。熱戦を繰り広げる選手たちから、たくさんの感動をもらい、努力することの大切さを学びとりたいと思います。

スマホで事故を防げるのなら

 712日の朝日新聞の見出しを見て「ほぉーっ(^o^)」と感嘆の声を上げてしまいました。そこには「事故防ぐアプリ 損保が開発」とあったのです。

 これは自動車の事故を防ぐスマートフォン(スマホ)向けアプリを、損害保険会社が開発したという記事でした。このアプリを起動させたスマートフォンを、車のダッシュボードに取り付けて走ると、前を走る車の形や大きさを分析して車間距離を計算し、接近しすぎると警告音を鳴らすのだそうです。

 それだけではなく、停車中の車が発進したら音を鳴らしたり、ドライブレコーダーの役目も果たすなど、自動車を運転していて、ひやっとしたり、はっとしたりする場面で大いに役立つ機能がいっぱい!しかも無料で8月下旬から提供するのだそうです。

 損保会社としては、事故を減らすことで保険金の支払いを抑制しようと、このようなアプリなどの開発を進めている、と記事にはありました。もちろんこの場合の保険とは、自動車保険のことなのですが、「これを介護保険でやれないものだろうか?」とふと思ってしまいました。

 時あたかも、年配者用のスマホが発売され始め、注目されつつある昨今です。自動車用アプリをそのまま使えるわけではありませんが、高齢者を取り巻くリスクは多種多様で、命にかかわりかねないリスクも少なくありません。それをスマホの力で回避できるとすれば、大変ありがたいことではないでしょうか。スマホで事故を防げるのなら、”スマホ“なんてカタカナで書かずに、”寿万宝(もちろん「すまほ」と読みます)”なんと書き表してみてはいかがでございましょうか?つまり、「万寿(”ばんじゅ”、もしくは”まんじゅ”=寿命の長いこと)をもたらす宝」という意味合いです。こいつはいいネーミングだとはお思いになりませんでしょうか?えっ!?ダメ?(>_<)・・・。冗談抜きに、スマホを用いた高齢者の事故予防はいろいろ可能だと思います。これは大いに期待したいと願いながら読んだ記事でした。

銅銅巡り

 やりました!?(o)/!われらが宮崎県は延岡市が生んだ名スイマー、松田丈志選手731日、ロンドンオリンピック200メートルバタフライで、見事銅メダルの栄誉に輝きました、って、今さら言うまでもなく、宮崎県民はもとより、日本中を沸かせてくれました。

 しかも、前回の北京オリンピックでの銅メダルに続いて堂々の、じゃなくて銅銅の銅メダル!世界の銅メダルです。大あっぱれ!!です。

 「あぃわな銅、あぃわな銅、シャイなハートが欲しい」と、思わず田原俊彦の「恋は=Do!」を替え歌にして口ずさんでしまいました(正しくは”I wanna do ! I wanna do!“。なに!?知らない(;O;))。ついでに、村上ショージのネタをパクって「銅ゥーン」と叫んでしまいました(正しくは”ドゥーン”。これも知らないかなあ(-_-))。

 とにもかくにも嬉しいニュースで、未明にもかかわらず興奮してしまいました。4年の月日を経て、巡ってきたオリンピックで再び銅メダルを獲得するなんて、これは言わば「銅銅巡り」です。「堂々巡り」だと、同じ議論を繰り返して結論がつかない状態ですが、そうじゃなくて「銅銅巡り」!こんな偉業だったら、何度だってどんどん巡ってほしいものです。もちろん、違う色のメダルで巡るということになれば、さらに万々歳?(o)/!です。

 松田選手の競技はまだ続きます。次は100メートルバタフライ!ロンドンは宮崎からとても遠いけれども、みんなで応援しましょう。ただし、予選はともかく、準決勝、そして決勝はこれまたすごく朝早いです。競泳だけに、スイマー(睡魔)に負けないように応援しましょう(^.^)/~~~。ただし、くれぐれも業務に支障を及ぼさない範囲で。

王がスト!?

 問題:「王貞治選手が調子が悪くなるのは何月ですか?」・・・答え:「8月です。それはなぜかと言うと、8月は英語で”オーガスト(August)”と言うからです。つまり、おーがすと、おうがスト、王がスト、王がストライキをするから、8月の王選手は打たなくなるのです」・・・。

これは、世界のホームラン王、王貞治選手がホームランを量産していた時代にはやったナゾナゾです。児童向け月刊誌などにも載っていて、出す方も答える方も知っているもんだから、「どないでっか?」「ぼちぼちでんなぁ」的に受け答えしていたものでした。もちろん、王選手が8月にストをやるはずはなく、フラミンゴ打法でホームランを打ちまくっていたものでした。当時の王選手を打ち取れるピッチャーといったら、ピンクのサウスポーで得意の魔球を投げ込んでいた、ミーちゃんとケイちゃんぐらいだったのではないでしょうか。なに?知らない!?

 そんなわけで、8月になりました。先述の”オーガスト(Augustは、ローマの初代皇帝、アウグスツス(Augustus)の、この月の戦勝を記念して名付けられたそうなのですが、このアウグスツス(アウグストゥス)という尊号を受けるまでの名前はオクタウィアヌス(Octavianus。何だか舌噛んじゃいそうなこの名前が、8月の名前にならなかったことは、英語の学習する上で、少しだけ助かったかも(^_^;)

 いずれにせよ、蒸し暑い日々が続きます。利用者様はもちろん、老健施設で働く私たち自身の体調管理にも十分留意して、8月を乗り切って参りましょう!!

高速アルペジオは永遠なり

 ディープ・パープルのキーボード奏者、ジョン・ロード氏が716日亡くなられました。その訃報は代表曲の一つ、「ハイウェイ・スター」のごときスピードで世界を駆け巡りました。往年のロック少年・少女にとって、これはかなりショッキングな出来事だったと言えるでしょう。

 この「ハイウェイ・スター」。アルバム「マシン・ヘッド」の一曲目、というより一発目に収録されているのですが、初めて聴いたときはぶっ飛びたまげました。すさまじい迫力のイントロ、そして”のーばでぃごなてまいかー、あごなれーしーつーざーぐらーっあーああ“で始まるボーカル(正しくは”Nobody gonna take my car I’m gonna race it to the graund“ですけど・・・)。

 そしてそして、今や伝説とも言えるジョン・ロードのキーボードソロ!一体指が何本あるんだろう?と思うような超速弾きが始まります。それまでのロックシーンにおいて、ここまで攻撃的なキーボードは体感したことがありませんでした。何といってもあの高速アルペジオ(分散和音)!ロックでありながらも、クラシックの要素を取り入れながら、音楽性豊かに展開していくのでもうたまらん!です。後にハモンドオルガンをぐらんぐらんと揺さぶりながらステージ上で弾きまくるジョン・ロードの姿を映像で見て、改めて感動したものでした。それまでキーボード奏者と言えば、バンドの中でも最も目立たない存在で、ボーカルやギターの後に隠れて細々と演奏してたイメージがあったのですが、それを打ち破ったのがジョン・ロードではないでしょうか。

 もちろん世界中のギター小僧にとっては、その後に流れてくるリッチ―・ブラックモア(言うまでもなく、伝説的ギタリストです)のギターソロを聴き捨てるわけにはいきません。同じくディープ・パープルの伝説的名曲、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のギターソロと並んで、かつてのギター小僧なら必ずと言っていいほど練習したフレーズです。    

 昨年、自らが癌であることを告白し、闘病生活を送っていたとのことですが、ロックのみならず、音楽史に一時代を築いたジョン・ロード氏の71歳での訃報は、残念でなりません。しかし、数々の名曲を世に残して下さったことには感謝の気持ちで一杯です。

 私たちが働く老健施設においても、これから遠くない将来、若かりし頃にこのディープパープルに酔狂した方々が利用されるようになることでしょう。そうなったら、入所者の朝のお目覚めソングに、この「ハイウェイ・スター」が流れるようになるかもしれませんね。そうなったらすごいだろうなあ。”おーらーい、ほーたーい、あーいまー、はーいうぇーすたーーー“などと叫びながら飛び起きるかもしれませんね(^_-)-☆(※正しくは”Alright, hold tight I’m a highway star“)。

オリンピック開幕

727日です。バルセロナオリンピック女子水泳200メートル平泳ぎで、14歳の岩崎恭子選手が金メダルの栄誉に輝いたのは1992年の今日。今からちょうど20年前のことでした。興奮と驚きとが入り交じって、日本中が大騒ぎとなりましたが、もうそんなに経ってしまいましたか・・・。

そして2012年。ロンドン五輪がついに始まります。開会式は明日の4時半からですが、サッカー予選は既に始まっていいて、何と男女とも白星スタート!!ワクワク、ソワソワです。13日朝の閉会式まで、眠れない日々が続くことが予想されます。

何と言っても日本とロンドンとの時差は9時間!<(_ _)>(※サマータイムで8時間)。こりゃあ辛いですわ。何で時差なんかあるんだろうか!と今さらながら恨めしく思ってしまいますが、フォーリーブスから「だって地球は丸いんだもん!」と諭されそうです。え?知らない☆=>=>=>(+_+。)

ともかく開幕です。頑張れニッポン!!です。応援するのに老若男女は関係ありません。みんなで応援しましょう。ただし、このオリンピック、人々に感動と興奮を与えるだけにとどまらず、今回は先述の通り時差9時間!!寝不足をもたらす事が予想されます。利用者様の健康管理は当然のことながら、私たち自信の体調にも万全を期しましょう。金メダルに酔いしれて、「ふぁーっ、金メダルのおかげで、勤務だるー」ということに陥りませんように。・・・一応説明しておきますと、”金メダル(きんめだる)“と”勤務だる(きんむだる)“をかけているわけですな・・・ダメダコリャ(>_<)

斧の柄は朽ちない

 「イチバーン!」と雄叫びをあげていたIWGP王者、ハルク・ホーガン。必殺技はもちろん”アックスボンバー“。右腕をまさしく斧のように構えて猛ダッシュ。アントニオ猪木をリング下に沈めたシーンは衝撃的でした。

 そのハルク・ホーガンも、これには「オーマイガッ!アックスのハンドルがディケイしないとはミステリアスね」と驚くかどうか!?そんなすごいニュースがありました。それも我らが宮崎県で。

 76日付けの宮崎日日新聞によりますと、宮崎市の中須遺跡から木製の柄がついた石斧(せきふ)が出土したとのこと。それがなんと2000年前のものですよ!柄がついた状態での出土は県内初!!九州でも3例目というからすごい発見です。そのすごさは、ことわざさえも平伏するほどです。

 そのことわざは「斧の柄朽つ」。広辞苑には「わずかな間と思っているうちに、長い年月を過すこと」とあります。なんでも「述異記に『晋の王質が木を伐りに山に行って、仙童の囲碁の一局を見終らないうちに斧の柄が朽ちているのに驚いて、村に帰ると、知人は皆死んでいた』とある故事に基づく」というれっきとしたことわざです。

 それがですよ。2000年経っても柄が朽ちていないときたもんですからびっくりです。このことわざ、もう本来の用い方はできないかも。つまり、「斧の柄朽つ」とは、「斧の柄が朽ちるくらい、ものすごーーーーーく長い年月が経ってしまうこと。なお、2000年では斧の柄は朽ちず、さらに長い長い長い年月を要する」というふうに(-_-)

「発掘場所が水分を多く含み、木材が腐りにくい環境だったことなどから保存状態がよかった」と記事にはありましたが、この石斧を作った弥生時代の人も、そこまで長持ちさせようと思って作ったわけではないでしょう。いずれにせよ、古事記編さん1300年で盛り上がっている本県だけに、今回の大発見は、いにしえへのロマンが一層加熱すること間違い無しですね。

ついに梅雨明け!!

  ついに、ついに梅雨明けしました?(o)/!23日午前11時のニュースでその一報が飛び込んできました。

 思えば今年は、「九州南部は64日ごろに梅雨入りしたと見られる」と宮崎気象台の発表がありました。これは平年の「531日ごろ」と比べると4日遅く、昨年の「523日ごろ」と比べると、なんと2週間近くも遅い梅雨入りだったわけです。ですから梅雨明けは少々遅いかも?と思ってはいたのですが・・・。

 その梅雨明け、平年は「714日ごろ」だそうですから、単純計算で718日には梅雨明けしてくれてもいいはずと思っていたのですが、結局平年より9日遅くなってしまいました。昨年の梅雨明けはなんと78日!それとくらべると半月も遅かったわけです。どうりで長いはずです。

 実は23日早朝発表のweathernewsのホームページ。宮崎県の天気予報(http://weathernews.jp/map/html/miyazaki.html)にこんなくだりがありました。「今日も雲が多く、モワッと蒸し暑い空気が充満…。にわか雨の可能性があるので、お出かけの際は折りたたみ傘があると安心です。この天気が回復すれば、ようやく夏本番の到来です」・・・。これはひょっとして、いよいよ梅雨明けするということか?と大いに期待していたのですが、見事にそれが的中してくれました。

 とは言うものの、喜んでばかりはいられません。これから気温がぐんぐん高くなってきます。室内でも熱中症の恐れがあることは周知の通りです。ましてや計画停電が無いとも限りません。宮崎県の空と緑と太陽のもと、今まで以上に気を引き締めて、利用者様の健康管理に努めましょう。

地団駄(じだんだ)

 ムシムシ、ジメジメ、暑いです。ああいやだ、いやだやだやだ、ああいやだ。などと詠んでみても暑いです。あづいよー、あづいよー、かき氷食べたいよ?、と地団駄を踏んでいると、余計に不快な気持ちになるのですが、地団駄を踏んでいる己の姿にふとした疑問が湧いてきたのです。「ジダンダを踏むって何だろう?」と。

 ”ジダンダを踏む”すなわち”地団駄踏む”を広辞苑でひもとくと「怒りもがいて、またくやしがって、はげしく地面を踏む」とあります。つまり不快な場合に踏むものではないのですが、気になるのは「地団駄」。同書では「じ?だんだ【地団駄・地団太】‥ジタタラ(地踏鞴)の転」とあります。そしてこの「たたら(踏鞴)」も同書にありました。すなわち「たたら【踏鞴】(1)足で踏んで空気を送る大きなふいご。地踏鞴」と。

 つまり送風機です。宮崎駿監督の名作「もののけ姫」をご覧になった方ならピンと来ることと思いますが、「たたらば(踏鞴場)」で女性達が縄につかまり、調子を合わせながら、みんなで踏んでいたやつ。あれが「たたら(踏鞴)」なのです。ああやって風を送っていたわけです。ちなみに先日のこと、某テレビ番組で世界最強の送風機が出てきて、これまた最強のシャッター(の補強材)と対決していましたが、その風速たるや、毎秒80メートルを超えていましたね。すごいです。ぶっ飛びです。ただし、その対決、どちらが勝利したかはここで申し上げる事を控えさせていただきますが・・・。

 さて、節電の夏です。私たち老健施設に勤める者としては、利用者様の体調管理のために、冷房の使用は不可避ですが、より効率的な温度管理をはかるために、扇風機はもとより、サーキュレーター、うちわ、扇子など、必要に応じて適切な送風機を使用しながら、この夏を乗り切って参りましょう。

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