雑談

塩鶏の梅マヨソースかけ 

  昨日の宮崎は暑い一日でした。「夏バテじゃ」という老健職員もおられるのでは?さきごろ、”塩鶏(しおどり)の梅マヨソースかけ“というのを食べました。塩鶏のあっさりとした食感に、鮮烈な梅マヨの絡み具合が実においしくで、食がすすみました。

 塩鶏の梅マヨソースかけで、明日の元気をチャージしてみてはいかがでしょうか。

 

DSCN1182_400.jpg〔作り方〕

【塩鶏】

(材料)

・鶏胸肉:2

・塩:小さじ1

・酒:50cc

(1)肉を開いて厚さをそろえ、平らにし、両面をフォークで刺す。

(2)鍋に肉を入れ、その中で塩、砂糖をもみこむ。

(3)皮目を下に重ならないように並べ、酒をふり、アルミホイルで落としぶたをして(ぴったりかぶせる)中火にかける。

(4)アルミホイルの隙間から、湯気がしっかり出たら(2?3分くらい)火を止めて裏返し、落としぶたをしてそのまま5分蒸らす。

(5)火が通ってなければ、ほんの少し加熱する。なるべく余熱で火を通すのが秘訣。

 

【梅マヨソース】

(材料)

・梅干し(種を抜いて)

・マヨネーズ

・砂糖

〇すべて味をみながら、好みの量を混ぜ、ほんの少し水でのばす。

まだ早いが遅くなる

  油断をしてはいけないという意味のことわざです。つまり「油断大敵」です。子どもの頃、無限の長さに思えた夏休み。遊んで暮らしていると、いつのまにかもう終わり。宿題が全然終わってない!と泣いて絵日記を描きなぐった事はないでしょうか。

 英語のことわざでも、

 Don’t put off till tomorrow what you can do today.

(今日できることを明日まで延ばすな)

というのがあります。洋の東西を問わず、油断したり、やるべき事を先延ばししてはいけない、ということですね。

 利用者様に「何か歌って下さい」と頼んで、口ずさまれる曲のベスト10に確実に(?)チャートインするのが「もしもしカメよ、カメさんよぉー・・・」。この「うさぎとカメ」の話も、「まだ早いが遅くなる」という教訓を諭したもののようです。これまで、短くて簡単で、誰でも知ってる曲だから歌われるのだろう、と考えていたのですが、ひょっとすると、「”少年老い易く学成り難し”だよ。若い内にしっかり勉強、しっかり仕事しなさいよ」と私たち老健職員に示唆してくれているのかもしれませんね。やり残している事はないか?先延ばししている事はないか?常に自問しながら仕事にあたろうと思います。

とこなつジャパン

 「常夏」と書く「とこなつ」。実は「なでしこ」の古名なのだそうです。したがって、世が世であれば、私たちは彼女たちのことを、「なでしこジャパン」ではなく、「とこなつジャパン」と呼んでいたのかもしれないなあ、と思います。もちろん、世界一の栄誉に輝いた、日本女子サッカーチームのことです。

 対戦前、あるサッカー解説者は、「日本がアメリカに勝てる確率は35%だ」と言っていました。事実、アメリカは非常に強いチームで、すんなり勝てるとはとても思えませんでした。だけど、「なでしこジャパンならきっとやってくれる!」と確信していました。そう、「願望」ではなく、「確信」です。それはなにゆえか?それは、ほかのどこのチームより強い「絶対にあきらめない姿勢」が、なでしこジャパンからは感じられたからです。

 「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」・・・。これは、某超有名バスケットボール漫画で、監督が主人公に言ったセリフですが、あれだけ体格差のあるチームを相手に、先行されて、追いついて、延長戦でまたもや突き放されて・・・。だけど、彼女たちは誰一人としてあきらめなかった。一人でもあきらめていたら、そこで終わりだったことでしょう。その思いが、最後の最後まで途切れなかった。男子も顔負けのスーパープレイも飛び出して、世界中が驚いた、なでしこジャパンの優勝劇。もしその舞台に台本があったとすれば、たった一行、「あきらめないこと」と書いてあったのかもしれません。

 節電が国民的課題となっている今年の夏ですが、仮に「なでしこジャパン」が「とこなつジャパン」であったとしても、こんな感動的な常夏フィーバーなら大歓迎です。ひとりひとりがあきらめない気持ちを持つことの大切さを教えてくれた、嬉しいニュースでした。 

台風6号まもなく最接近

台風6号の影響で、昨日から猛烈な雨と風となっています。

あちこちで樹木や看板が倒れています。

車の運転には十分ご注意願います。

県内の小中学校の多くは臨時休校となっています。

今(6時30分)、雨風とも弱まっているようにも思えますが、

台風の最接近はこれからと予想されており、決して油断はできません。

最新の情報を入手しながら、準備、対応に当たりましょう。

気象庁台風情報

気象庁:宮崎県の気象警報・注意報

宮崎県道路規制情報

NHK防災もの知りノート(台風関連) 

 

 上記リンクもご参照下さい。

台風6号接近中

大型で非常に強い台風6号が接近中です。

7月18日午前5時40分の気象庁発表によれば、台風6号は南大東島の東約220kmにあり、中心気圧945hPa、中心付近の最大風速45m/s、最大瞬間風速60msで、時速20kmの速さで北に進んでいます。宮崎県内各地にもすでに波浪、強風、雷などに関する警報・注意報が出されています。早めの準備、対応を心がけましょう。

気象庁台風情報

気象庁:宮崎県の気象警報・注意報

宮崎県道路規制情報

上記ホームページも参照下さい。

 

 

積み重ねるということ ・・・魁皇関1046勝・・・

  大関魁皇が前人未踏の記録を達成しました。昭和63年の入幕以来、ひとつひとつ積み重ねてきた白星が1046。あの「小さな大横綱」千代の富士の持つ1045勝を抜いての快挙です。「志ある者は事ついになる」とは後漢書の言葉ですが、満身創痍の魁皇関がこの偉業を成し得た背景には、人には負けない、しかし、表にはあまり出さない(そこが魁皇関の人気の一つでもあるようです)不屈の闘志があったのではないかと思います。

 「積み重ねる」。文字にしてよくよく見入ると、そのすごさがわかるような気がします。最初は低い所から初めて、少しずつ、少しずつ、その高さを増していくわけですが、一朝一夕にはできない苦労や困難を伴うような響きが「積み重ねる」からは感じられます(個人の感想です)。しかし、ひとたび積み重ねられたら、どっしり、がっしり。ちょっとのことでは動じない強靱さ、安定感、けだかく尊い感じがします。

 似たような言葉で「積み立てる」があります。これは何だかどんどん高さが増していくスピード感があります(横にするのではなく、立てていくわけですから)。貯金で言うなら、「積み重ねる」より、「積み立てる」方が嬉しい響きに聞こえます。しかし、その一方で、「積み立てる」は「積み重ねる」より、もろく、崩れやすそうな印象も受けます(これも個人の感想です)。もっとも、積立貯金はいざ使う時になって崩せなかったら困るわけですから、どちらが良くて、どちらが悪いというものではありません。

 さて、年齢、つまり齢(よわい)はというと、「積み重ねる」ものだと思います。時間の流れは誰しも同じで、誰でも一年に一つしか重ねることができません。そう考えたとき、日頃老健に勤めて、毎日接している利用者様のすごさを改めて感じます。8090、そして100歳・・・。みんな一つずつ、一年ずつの積み重ねがあるわけです。その中には辛いこと、苦しいこと、一杯あったことと思います。時には嬉しいこともあったとも思います。そうやって齢(よわい)を重ねて、長生きされていることに、尊敬の念を禁じ得ません。ありきたりな言い方しかできませんが、「人生の大先輩」として、見習うべき偉業です。

 魁皇関には、まだまだ相撲を続けて、白星を積み重ねていって欲しいと応援する気持ちで一杯です。そして、老健を利用して下さる「人生の大先輩」の方々にも、これからもひとつひとつ齢(よわい)を重ねて、私たち後輩の道しるべになって欲しいと、改めて願った、新記録達成の朗報でした。

少子高齢化進む

  79日付け宮崎日日新聞によると、宮崎県統計調査課が8日、国勢調査の「1%抽出速報」を公表し、本県の65歳以上の人口は295500人、県人口の26.2%で、これは前回の2005年の調査より2.7ポイント、さらに前々回の2000年と比較すると5.5ポイント増えたとのことです。

 一方、15歳未満は155600人で、2005年より0.9%2000年より2.2%それぞれ減少しているとのことでした。介護保険が始まって10年を数える同じ時間軸で、少子高齢化に歯止めがかからない。これからこの現象はどうなっていくのか?そして介護保険はどう変わっていくのだろうか?と考えさせられます。

 また、本県の就業者についても報じられており、523500人の本県就業者数のうち、医療・福祉関係の仕事に就いているのは7900人で、全体の13.5%5年間で2.4ポイント増えており、全国平均を2.9ポイント上回っているとのことです。老健施設に従事する私たちも、この中に入っているわけですが、数の増加が、果たして質の増加を伴っているか?今の仕事のやりかたで十分なのか?これからの私たちはどうあるべきか?常に問いかけながら業務に当たっていかなければならない、とデータを見つめながら、つくづくそう思いました。

うなめんこんねだん

  「うなめんこんねだん」・・・「それはなんじゃろか?」と首を傾げる宮崎県民は少なくないはず。これは、「”うなめ”の”子”の”値段”」です。そして”うなめ”とは、「メスの牛」のこと。つまり、「雌牛の子どもの値段」のことを、「うなめんこんねだん」と言うわけです。実は、この「うなめ」。てっきり宮崎弁だと長年信じ込んでいたのですが、広辞苑にはちゃんと載っている共通語だと知ってびっくり!また、「うなめ」に対して、雄牛のことを、「こち」とか「こってい」と言いますが、これもまた広辞苑に「こっていうし」とありました。二度びっくりです。

 新聞の占いは読み飛ばすけれど、家畜の「競り市」のコーナーは必ず目を通します。宮崎県の基幹産業は農業、そして、畜産業、とりわけ牛の占める割合は高いことから、「宮崎の牛の価格の動向が、宮崎県の元気の目安だ!」と勝手に決めつけて、注目しているのです。もちろん、全くの個人の考え、思い込みです。あしからず。

 県内の家畜市場で開かれる子牛の競り市には、全国からバイヤーが参加するそうです。「宮崎牛」で名実共に日本一の栄誉に輝いた、ブランド牛ですが、宮崎の子牛は、県外からも高い評価を受けており、全国各地で育てられ、それぞれのブランド牛となっていきます。「うなめんこんねだん(雌子牛価格)」は、かつては平均で50万円を超えるときもあって、「よーし、今日も宮崎は元気だ。頑張るぞー!」と嬉しく見ていました。

 ところが、昨年の口蹄疫被害は、県内で猛威を振るい、29万頭もの家畜が犠牲になりました。このことは、畜産農家はもちろん、広く県民に大きな打撃を与えました。新聞からは「競り市」のコーナーがなくなりました。それは紙面全体からすれば、ちっぽけなスペースだったのですが、いつもそこにあるのが普通だった。その普通にあったものが無くなってしまって、少なからぬショックを受けました。代わりに、口蹄疫被害関連の記事が毎日掲載され、一日も早い事態の終息を祈らずにはおれませんでした。

 そして、昨年828日、やっと口蹄疫の終息が宣言されました。それから幾多の試練や困難を経て、10ヶ月余りたった今年の77日、新富町の児湯地域家畜市場で開かれた子牛の競り市には、口蹄疫発生後から初めて都農町からの出場があったそうです。それを知って、復興への歩みは、着実に前に進んでいるのだ、と実感し、嬉しくなりました。この日の「うなめんこんねだん」は平均398,662円。全国的に枝肉相場が落ちている影響で、先月より下がったものの、県外バイヤーの高評価が価格を下支えし、下げ幅は最小限だったそうです。畜産農家の方々、JAや行政関係者、地域住民に県内外の関係者の人達のたゆまぬ努力と支援には、ただただ感服するばかりで、胸に熱いものがこみ上げて来ました。

 大事なものを失って、それから復興へ向けて歩み出す・・・。それは、老健を利用して下さる方々についても、相通ずるものがあるように思えます。失ったものは人によって様々で、受け止め方も違えば、復興のしかたや、目指すべきゴールも一人一人違います。だから、ケアプランも一人一人違うわけです。老健に勤める者として、そのお一人、お一人に対し、その人その人に応じたサポートを、各職種が連携し、一体となってやっていかなければならないと思います。一朝一夕には復興はかなわないかもしれない。でも、一歩一歩、その人に応じた速さで、共に歩んでいく事が大切です。のろいことを「牛歩」と言いますが、たとえゆっくりでも、前に進んでいくことが大事なのではないでしょうか。一人の一歩はちっぽけだけど、みんなで踏み出せば、大きな一歩になる。「うなめんこんねだん」をチェックしながら、今週も頑張ろうと思います。

 

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 これを書いている最中に、福島県南相馬市の牛から、放射性セシウムが検出されたとのニュースが飛び込んできて、一年前の辛い気持ちがまた蘇ってきました。もちろん、農家には全く何の責任もありません。そしてこの事態が、これからどうなっていくのか、予想だにできません。ただただ、いち早い終息を祈るばかりです。

とりぜん

  焼き鳥屋の店名ではありません。「とりぜん」は「とりあえず、全部」という意味で、一部の放送業界関係者の間で使われている言葉です。

 情報番組の制作現場は、ハードスケジュール。見た目ほど楽で、格好良いものではありません。情報収集に始まり、取材先へのアポイント、取材日の調整。そして取材に先立ち、ロケハンを行うなどして、取材当日にあたふたしなくて済むように、台本を作ります。台本には台詞だけでなく、カット割りも決めておくことで、カメラマンが必要なカットを漏れなく、そして無駄なく撮っていくことができるわけです。

 ところが、多忙を極める番組制作。夜討ち朝駆けは日常茶飯事ですから、台本が間に合わない、ということもあるわけです。そんなときに「とりぜん」の登場です。「すまない!とりあえず全部撮っといて!」とカメラマンに頼むディレクター。ベテランのカメラマンなら、そこのところはわきまえていて、ディレクターが必要だろうと思うカットを自分で判断して、的確におさえて行くのでしょうが、そうじゃなければ、万が一撮りそこねでもしたら大変!後から「あのカットが無い!」と騒いでも後の祭り。というわけで、あれやこれやと細大漏らさず撮ることになり、時間はかかるし影像量は不必要に増えて、編集も大変になりかねません。極力「とりぜん」を避けるため、番組スタッフは寝る間を惜しんで頑張っているのです。

 さて、私たち、老健で働く者も、この「とりぜん」には要注意です。つまり、「この利用者のADLはよくわかんないから、とりあえず全部介助しとこう」というやりかたは、厳に慎まなくてはなりません。「できるADL」と「できないADL」、そして、「しているADL」を正しく評価し、自分でできることは自力でやってもらうことで、その能力を維持してもらう。できない事は介助を行いつつも、介助方法や自助具・福祉用具の活用などを考えて、自立への可能性を検討することが大事なのではないでしょうか。「とりぜん」で何でもかんでも介助していると、その人ができるADLさえも、できなくさせてしまう危険性をはらんでいるのです。

 テレビ番組は、作るよりも見ている方がうんと楽です。一方、介護は見ているよりも、手助けした方がうんと楽なことも少なくありません。だからといって、利用者様が一生懸命、時間をかけてでも遂行しようと努力している行為を、よこからサッサと介助してしまったら、その行為はだんだんできなくなってしまうかもしれませんし、それだけでなく、そのことがその方の精神面へ悪影響を及ぼしかねません。「自分の仕事ぶりは”とりぜん”になっていないか?」と自問自答しながら日々の業務に当たっていく必要性を感じる今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“テレビ番組の仕事”と聞くと、格好良く響きますが、実際は大変。

 

 

 

 

 たとえば、グルメ番組で、レポーターが御馳走を前にして、見つめるお店のご主人を横に「いただきます」。そして「うわー、おいしい!」といったたぐいの内容はしょっちゅう放送されています。それらを見ていると、その影像は、同じようなカット割りで構成されています。店の外観、店内の様子、料理の様子、できあがりのアップ。「いただきます」という時の箸で持ち上げた料理のアップ。

七夕飾りを作りました(並木の里)

 

 今日は七夕様。西都市の介護老人保健施設並木の里では、この日に合わせて、入所利用者様の共同作業による七夕飾りが完成しました。

 

IMG_0007.JPG この七夕飾りは、高さ2メートル!製作に3か月をかけた大作とのこと!お花紙を使用しての花作り、折鶴製作、そして、障子紙で作った短冊の色塗りやのり付けなど、すべて利用者の皆様の作業によるもので、最後の組み立てだけを職員が行ったそうです。

 

IMG_0009_640.jpg  利用者様一人一人の思いが随所に感じられます。)    

 

「七夕飾りの製作は、季節感が楽しめるのはもちろん、半側無視がある方や、認知症を有している方にはとてもいいリハビリになります。また、24羽の折鶴は、片手だけしか動かせない利用者様が、11羽ずつ、一生懸命取り組まれた力作です。それぞれの利用者様が、自分のペースに合わせ、やりがいを持って取り組まれていました」と話すのは、指導に当たった、同施設の作業療法士、松浦由美さん。さっそくホール内に飾ると、利用者様や職員が集まって来て、口々に「うわー、きれやねぇ」と、うっとりと見上げていました。

 

IMG_0011.JPG

 (↑一羽ずつ丹念に折り上げられた鶴)

 

IMG_0010.JPG(↑折り鶴作成のための見本、「折り鶴虎の巻」!?) 

 

 同施設のホールには、利用者様や職員の願い事を短冊にしたためて結び止めた七夕竹も飾ってあり、頑張って作り上げた七夕飾りのご利益で、みんなの願いがかなえられるものと、期待が寄せられています。

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