雑談

大淀川鉄橋の朝

宮崎市の日豊本線大淀川鉄橋は、鉄道写真撮影者にとって「聖地」とも言われているそうです。002img_8359-10ts

写真は10月1日の朝に大淀川の右岸、そして鉄橋の上流側から撮った一枚です。時刻は午前6時20分過ぎ。天気は快晴、静かに昇ってきた朝日がちょうど鉄道の高さになったそのとき!電車が心地良い轢音(れきおん)を響かせて鉄橋を渡ってきたではありませんかd(゚Д゚*)。渡りに舟、じゃなくて鉄橋に電車と朝日!ここぞとばかりシャッターを切って撮ったのがこれ。

列車の窓越しにうまいこと朝日が映り込んでくれましたが、もう少し左に立てば川面に輝く光の帯を入れ込むことができたし、フレーミングも甘いです。さらに付け加えるなら、これは右岸から左岸に「今から渡るぞ!」ではなく、左から右に渡り終えようとしている所なのです。

などなど反省点はたくさんありますが、そもそも時刻表も把握せず行き当たりばったりの撮影でこれが撮れただけでも運が良かったと言えます。そしてこの鉄橋が「聖地」と呼ばれているのが実際撮影をしてみてよくわかりました。きっと朝だけでなく、昼間も、そして夕暮れ時や夜もそれぞれに魅力的なシーンが楽しめるのではないかと思いました。

美しい場所がたくさんある宮崎県。その一つと出会えて嬉しくなった朝でした。001img_8359-10s

秋の日はつるべ落とし

img_2964-1-1s 暑い夏がずっとあって、秋の訪れはまだなんだろうか?と思っているうちに、もう10月も終わりつつあります。一月ごとのカレンダーをめくれば残りはもう2枚しかありません。早いものです。

ただし「秋の日はつるべ落とし」と言う通り、日没は確実に早くなっていますし、日の出は遅くなっています。施設内の採光および照明、そして空調など、環境を整備し、安全と快適の確保に努めましょう。また送迎時や自動車通勤時のライトの点灯およびこまめな切り替えを行い、安全運転の徹底をはかりましょう。

新聞小説スクラップ

001dscn3017s d(゚Д゚*)???

・・・いきなり謎の写真をアップしましたが、これは新聞連載小説の切り抜きの束。宮崎日日新聞に9月22日まで計290回連載された「果鋭(かえい)」。著者は直木賞作家の黒川博行で、高橋雅博の挿絵が毎回紙面を飾っています。002dscn3015s

実は新聞連載小説をスクラップにしたのは初めてのことですが、その動機は「ただ何となく」。しかし始め出すとこれがやめられない!やめるわけにはいかないのです。一回でも飛ぶとストーリーがつながりませんから。毎朝読んだら切り抜いてのり付け。これをある程度続けて束に厚みが出てくるとその思いが段々強くなり、生活の中における大事な日課の一つになってきました。そして一日も欠かすこと無く最後の一枚を切り取り、貼り終えた時には「やったー!」と達成感を味わうことができました。そしてそれは同時に読み終えた達成感と相まって、喜びも2倍となりました。

たわいもないことではありますが、単調になりがちな日々の暮らしの中に「読む」→「切り取る」→「貼る」という「日課」、今風に言うなら「ルーチン」を設けることは、老健の利用者の方々に取り組んでいただいてもいいかもしれない、と思いました。読んでから切るか?切ってから読むか?はたまた貼ってから読むか?それはその人その人の好きなやり方でいいわけです。なお無事に貼り終えたこの束の処遇はまだ決まっていませんが、毎回素敵な挿絵がありますし、そのうち製本・出版されたものを手にする機会があれば、加筆修正がどのように行われたかを比較することもできるでしょうから、しばらく手元に置いておこうと思います。003dscn3016s

星の綺麗な宮崎

IMG_7958-1(s).jpg

 写真は去る97日の朝早く、東諸県郡国富町六野地区で撮影した西の空です。満天の星が輝いていて、うっとりと眺めていると、右から左に飛行機が赤いライトを点滅させながら横切って行きました(※流れ星ではありません)。全国でも屈指の星空が綺麗な宮崎県を象徴するような景色だなあ、と思いながらシャッターを60秒ほど開けっ放しにして撮影しました。

 「日本のひなた」をキャッチフレーズに掲げている宮崎県ですが、ひなたが消える夜だって魅力がいっぱい!この素晴らしい天体ショーも、老健施設の利用者をはじめとする先人達が豊かな自然を守り育ててこられたおかげだろうと思います。これからますます星空が美しくなる季節。みんなで見上げてみてはいかがでしょうか。

10月10日転倒予防の日

img_2479-1s 50年近く前のテレビアニメ「いなかっぺ大将」。この中で主人公の風 大左衛門(かぜ・だいざえもん)が師匠のニャンコ先生(※二足歩行し、人の言葉を話すトラ猫)から教わった最強の防御と言えば、「とってんぱーのにゃんぱらり」が決めぜりふの「キャット空中三回転」。強敵に投げ飛ばされ万事休す!というときに空中でクルクルクル!と回り、体操の内村航平選手みたいにぴたっと着地を決めていました。

ニャンコ先生に限らず、猫はとてもバランス感覚に優れた動物です。たとえ空中で逆さまに落とされてもクルッと体をひねって(さすがに三回転はしませんけど)見事に着地します。ただし、わざと高いところから落としたりしていじめてはいけないぞなもし(※”ぞなもし”はニャンコ先生の口癖です)。

さて、10月10日は「転倒予防の日」だそうです。これを定めたのは日本転倒予防学会で、この日に合わせ毎年転倒予防の啓発のために新聞広告を行っています。

私たち老健施設に勤める者にとっても、利用者の皆様の転倒防止は最大の関心事項の一つ。本人の身体・認知能力はもとより、物的環境、人的環境等々様々な面からアプローチし、転倒を防ぐ事が、ご本人の生命、生活、人生の質の維持・向上にとても重要であると言えます。各施設におかれましても、日頃から利用者おひとりおひとりに応じた転倒防止に努められているかとは存じますが、これまでの取り組みを振り返りつつ、転倒ゼロに向けてさらに取り組みを強化して参りましょう。

一瞬の風になった!

IMG_8045(s).JPG.jpg

 世界を熱狂させたリオデジャネイロオリンピックも8月21日で閉会しました。それにしても日本選手の活躍は目を見張るばかりで、「一般紙がスポーツ紙になった!」と言われるほど、メダル獲得のニュースが報じられました。

 その中でも陸上男子400メートルリレーの銀メダルは世界中を「あっ!」と驚かせました。100メートル9秒台を揃える他国チームに対し、全員が10秒台という日本チーム。走力だけで比較すれば力の差は歴然かもしれませんが、日本チームには世界一のバトン技術がありました。お互いの力を認め合い、堅い信頼関係のもと練習を重ねてきた成果が3760のアジア新記録、そしてボルト擁するジャマイカに次ぐ堂々の世界二位という形となって表れたのだと思います。

 日本のバトン技術で用いられた「アンダーハンドパス」は、実演を交えた解説などで何度も報じられ、周知のものとなりました。ひょっとすると2020年の東京オリンピックの頃には他の国々もこのアンダーハンドパスを取り入れるかもしれない、そうすると他の国ももっと速くなるかも?と考えたりしますが、このアンダーハンドパス、そんなに簡単ではないようです。それがわかるのが佐藤多佳子さんのベストセラー「一瞬の風になれ」。今から10年前の20061024日に第一刷が講談社から出されています。

 舞台は神奈川県春野台高校陸上部。主人公の神谷新二が友人でライバルの一ノ瀬連達と共に400メートルリレー、いわゆる「4継」で地区大会から県大会、南関東大会、そしてインターハイを目指していくストーリーです。綺麗にバトンがつながり、最高の走りをするためには互いの信頼無くしては不可能で、なおかつ第一走者からアンカーまで、各自が与えられた役割をしっかり果たさなくてはなりません。そこで同校が用いるのがアンダーハンドパス。この作品ではその特徴、オーバーハンドパスとの違い、修得の難しさ、練習方法、そして実戦での様子などがかなり詳しく書かれています。これを読むと今回の日本チームの銀メダル獲得までにはどれだけ大変な練習を積んできたか、そしてそれを支える絶対的な信頼関係があったかがわかるのではないかと思います。

 もちろんこの作品は陸上の専門書ではありません。高校生らしい葛藤や焦燥、そして恋愛もある青春ストーリーで、そんな中で新二は厳しい練習に自ら取り組み確実に速くなっていきます。タイトルにもある「一瞬」を捉える描写が素晴らしく、特に後半に出てくるある大会における4継決勝のそれは非常にスリリングでエキサイティングです。

 「一瞬の風になれ」は「1(”一について”)」、「2(”ようい”)」、「3(”ドン”)」の3冊構成です。そのためかなりのページ数なのですが、一旦読み出すともう止まらない!まさしく一瞬にして読んでしまいそうなほど引き込まれてしまいそうな名作です。今回の日本チームの歴史的快挙により、この作品が再び脚光を浴びるのではないかと思うのでは私だけではないはず。4年後の東京五輪を見据え、読んでみられてはいかがでしょうか。

夏と冬とをミックス2016

 暑い日が続いています。今年の立秋は89日で、暦の上では「残暑が厳しい」と表現するべき今日この頃なのでしょうが、秋の足音など全く聞こえてこないほどの連日の暑さです。

 これほど暑いと冬の寒さがふと恋しくなって、「夏の暑さと冬の寒さを混ぜ合わせたらちょうどいい具合になるのになあ」と考えてみたりするのですが、実は去年「夏の暑さと冬に寒さはミックスできる」という一大事実(?)を発見し、ブログで発表していました。それを今年も紹介させていただきます。それでは今から「夏」と「冬」をミックスしてみましょう。

001夏.jpg

(↑ご存知「夏」という字。見るだけで暑そうです)

002夏の上修正.jpg

(↑この字の上半分を切り残して、ご覧のようにしておきます。これを(1)とします)

003冬.jpg

(↑次にやはりご存知「冬」という字。見るだけで寒そうです)

004冬縦圧縮.jpg

(↑この字を縦方向に圧縮して、ご覧のようにしておきます。これを(2)とします)

005夏と冬合体前矢印付き.jpg

(↑続いて(1)の下から(2)を近づけ、合体させます。すると・・・)

006夏と冬合体完成.jpg

 いかがでしょうか。見事に「夏」と「冬」とをミックスすることができました(^^;)。それとともにどこからかひんやりした空気が漂ってきたような・・・(^0^;)

 それはさておき、これからも熱中症対策が必要な時期が続くと思われます。その日その時の状況を確認するとともに、下記リンク等も参照いただき、各機関が出す情報を把握し、万全の対策を講じましょう。

【宮崎県「熱中症に気をつけまょう」(720日更新)】

【厚生労働省「地域の高齢者等にする熱中症対策の事例について」】

【日本気象協会「宮県の熱中症情報」】

NHK「宮崎(宮崎県の暑さ指数予報『防ごう熱中症』」】

今年から「山の日」

 2014年に制定され、今年(2016年)に施行となった16個目の祝日「山の日」は811日。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを主旨としているそうですが、特にこの日に山に関し特別な出来事があったわけではないそうです。

 国土地理院の「宮崎県の主な山岳標高には高千穂町・竹田町・豊後大野市にまたがる祖母山(そぼさん、1756メートル)から日南市油津の虚空蔵山(こくぞうさん:49メートル)まで、341の山の標高が掲載されています。

 それにしても山の名前は難しいものが多いです。上記ホームページの中からいくつかを(1)漢字名、(2)よみ、(3)標高、(4)場所・・・の順で列挙してみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1)大崩山、(2)おおくえやま、(3)1643メートル、(4)延岡市

(1)兜巾岳、(2)とっきんだけ、(3)1480メートル、(4)日之影町

(1)赤川浦岳、(2)あかごうらだけ、(3)1232メートル、(4)高千穂町

(1)掃部岳、(2)かもんだけ、(3)1223メートル、(4)西都市・西米良村

(1)行縢山、(2)むかばきやま、(3)830メートル(4)延岡市

(1)冠岳、(2)かむれだけ、(3)828メートル、(4)五ヶ瀬町

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 山の日だからといって皆で登山、というわけにはいかないかもしれませんが、皆で「山の名前読み方クイズ」などをやって楽しんでみてはいかがでしょうか。

IMG_6001-1-1(s).jpg

旧暦七夕ですね2016

 89日は旧暦の七夕。昔の七夕は月の動きを基準にした旧暦で決めていたそうです。そのため現在の暦に当てはめた旧暦の七夕は毎年日付が異なり、2016年はこの89日、ということになるそうです。

各老健施設などにおかれましても、利用者やご家族、そして職員の皆様が短冊にそれぞれの願いを込めて飾るなど、七夕にちなんだ行事が開かれたのではないかと思います。

 七夕祭りの別の名を「星の祭(ほしのまつり)」と言うそうです。空が広くて澄んでいる宮崎は美しい星空を拝むことができ、これも宮崎の大きな魅力の一つと言えますし沢山星が見えるぶん、願い事も叶いやすいのではないか?と思ったりします。

その真意は定かではないとして、日本に七夕という行事があるのはロマンチックで素晴らしいこと。皆様が短冊に込めた願いがかないますよう、星に祈りを捧げたいと思います。

IMG_2558-1(s).jpg

(注:写真は七夕の日のものではありませんのであしからず)

8月8日ひょうたんの日

IMG_4583-1(s).jpg

 88日は瓢箪(ひょうたん)の日。ウエストがきゅっとくびれているひょうたんの形が「8」に似ているからではないかと思いますが、球状や楕円形、棒状のひょうたんもあるのだそうです。

 ウィキペディアによると、ひょうたんは最古の栽培植物のひとつで、原産地のアフリカから食用や加工材料として全世界に広まったと考えられているそうです。日本では縄文時代草創期から前期にかけての遺跡である鳥浜貝塚から種子が出土しており、文献史学上では『日本書紀(720年成立)』の中で「瓢(ひさご)」としてはじめて公式文書に登場しているそうです。

 ひょうたんは水筒や酒の貯蔵に用いられるだけでなく、柄杓(ひしゃく)や食器、茶器、花器、楽器、漁具(浮き用として海女さんが抱えたとのこと)など、加工材料としても様々な用途に用いられたそうですから、いわば植物界のマルチプレーヤーみたいな存在だったのではないでしょうか。

 我が国では昭和50年(1975年)に「全日本愛瓢会」が発足、平成16年には特定非営利活動法人となり、平成248月現在で、45都道府県に922人もの会員がいて、ひょうたんの愛好、普及指導を行っているそうです。様々な大きさや形のひょうたんに着色や装飾を施して芸術作品に仕上げ、各地での展示会も行っているようです。

 老健の利用者の中にもひょうたんの愛好家、あるいは実用品として使っていた方がおられたのではないかと思います。施設にひょうたんがあるところは、眺めたり手に取ったりしながら、ひょうたん談義に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

老健みやざきFacebook

TOPへ